大学の指定校推薦は、高校側から大学に推薦をしてもらえる受験制度です。
指定校推薦で出願すれば、合格はほぼ間違いなし。受験をしなくても大学に入学することができるのです。
そんな夢のような指定校推薦の校内選考の基準、選ばれるためのポイントをまとめてみました。
大学の指定校推薦の校内選考基準について
指定校推薦とは
多くの私立大学で実施されている推薦入試制度のひとつ。
大学側から、指定した高校に対して推薦枠を与え、それを受けて高校が校内で募集・選考し、学校長からの推薦で出願します。
その後面接などの試験によって合否が決まりますが、高校と大学などとの間の信頼関係により成立している制度であるため、合格率が非常に高いのが特色です。
通常は6~7月頃募集が公開され、9~10月頃に学内選考を経て出願し、11月~12月頃に合否が決まります。
ほとんどの場合は専願で、合格を取り消すことはできません。
指定校推薦の選考基準
1年、2年次の2年間と3年次の1学期の評定平均が選考基準となり、中には出席日数の基準を設ける大学もあります。
条件をクリアすれば出願要件を満たしたことになりますが、もし高校内で複数の受験者がいる場合、評定平均の高い生徒が推薦されることが多いようです。
その点、高校1年次からどれだけ授業を頑張ったかが評価される制度いえます。
- 指定校推薦とは、大学側が推薦枠を用意し、高校側が推薦する
- 合格率は非常に高く、のちに合格を取り消すことは出来ない
- 選考基準は、1年から3年の1学期までの成績の平均や出席日数なども関係する
私の友だちにも指定校推薦で大学に行った人が何人かいます。高校のレベルがそれほど高くなくても、良い大学の指定校推薦があったりするんですよね。低めの高校でトップの成績を取って指定校推薦で大学に行くのも、ひとつのルートかもしれません。
大学の指定校推薦の校内選考はどう行われるの?
水面下で行われる校内選考
8月の下旬には指定校の一覧表が発表になり、9月上旬の今では、生徒からの指定校応募も締め切られる高校が多いのではないかと思います。
当然のことですが、担任の先生も進路指導部も、誰がどこに応募しているかを、もらすことはありません。
選考に当たっても、それぞれの高校で定めた客観的基準に従って、公正に選考が行なわれます。
選考に私情をはさむ余地はありません。
発表も、生徒のプライバシーを尊重して、クラスの前で公表することはありません。
一人ずつ職員室に呼んで結果を教えるか、ホームルームで伝達するのであれば、一人ひとり封筒に結果を入れて、他のクラスメートに知られないように手渡します。
たいていの高校では、最初の募集で応募者が埋まらなかった大学について、2次募集を行ないます。
指定校推薦は、学校代表
指定校推薦は、知ってのとおり、みなさんの高校と大学との信頼関係に基づいて行われる入試です。
ですから、出願辞退や入学辞退は絶対にできません。
また合格発表後、日を置かず入学手続の納付金を納入しなければなりません。
それに、入学してからも、成績・出席などの追跡調査も行われています。
指定校推薦で進学する人は、あなたの高校を代表して進学するわけです。
進学してからも、高校の名に恥じない言動をとり、指定校推薦の枠を途切れさせないように努力してください。
- 指定校推薦は、個人の間で行われる
- 指定校推薦は、大学と高校の信頼関係に基づいている
- 出願辞退、入学辞退は不可
- 指定校推薦は、高校代表と考える
確かに、信頼関係があってこそ成り立つものですよね。高校側も指定校推薦がたくさんあれば、生徒を呼び込む良いアピールとなります。大学側も品行方正な成績の良い生徒が来るのですから、双方にとって良いことばかりですね。
大学の指定校推薦では校内選考を通過すれば合格できる?
合格率が高い
指定校推薦一番の特徴は、その合格率の高さにあります。
受ければ受かる、そんな入試です。
指定校推薦は校内選考を突破した時点で合格が99%決まります。
これはつまり、他校の生徒との勝負ではなく自分の高校の人間との勝負ということ。
闘う相手が違うというのが指定校推薦と一般入試の一番の差でしよう。
10月~12月に合格決定
10月~12月にはもう合格が決まります。
2月3月と受験のある一般組とは差がありますね。
その代わりに受けるまでの道のりが長いんですね。
1年の春から3年の夏までの評定平均を元に合否が決まるので、一年の頃から積み重ねていかなければなりません。
「本番に弱い」とか「一発勝負の受験だと緊張してしまう」とか「受験勉強に高校生活を費やしたくない」という人に向いた受験方法なのかなと思います。
- 指定校推薦は校内推薦をもらえればほぼ受かる
- 10月から12月に合格がきまる
- 指定校推薦は1年生からの積み重ねが大切
指定校推薦があるというのは入学当初から知っていましたが、まさか1年生からの成績が関係していたとは驚きです。受験は3年になってからで大丈夫くらいに思っていましたが、狙う人は狙っていたのかもしれませんね。
まずは自校に推薦枠があるか確認
出願できれば合格
大学が推薦者を出せる高校を指定して、枠を用意する推薦方式です。
出願を希望する受験生はまず自分の通う高校に大学から推薦が来ているのかどうかを調べ、推薦枠があったら次に校内選考を通過する必要があります。
ただ指定校推薦が決まり、出願できるとほぼ合格することが約束されています。
トップクラスの成績が必要
基本的に指定校推薦枠は少なく、人気大学の場合、校内選考を通過するには学校でトップクラスの成績を取っておく必要があります。
引用元-指定校制推薦入試
- 指定校推薦に選ばれるためには、校内選考を通過する必要がある
- 推薦枠は少ないので、優秀な生徒が選ばれる
私の高校では、難易度の高い大学から低い大学まで、いくつかの指定校推薦がありました。大学を選ばなければ受験をせずに入れたので、私の友だちは早々に大学を決めて遊んでいましたよ。
大学の指定校推薦を取るには?校内選考の基準について
指定校推薦の決め方
評定平均はどちらが高いか
欠席に数はどちらが多いか
また募集要項には書いていなくても生徒会長や委員長・部長というのも武器になります。
それらを総合的に考えて最終的にどちらを高校の代表として指定校推薦を受けさせるかを決めるのです。
情報収集は徹底的に
ここで何が重要かというと「敵(相手)を知り、敵のステータスを知ること」です。
相手が自分より強かった場合は他の大学の指定校推薦を狙うというのも一つのてでしょう。
また2次募集ある高校があるので、それも考慮に入れて、自分の納得のいく結果を残してください。
ここでもキーワードは 情報 です。
毎年ちゃっかり指定校推薦をもらってる人がいます。
そういう人は情報収集をまめにして自分の狙える範囲で最大限の所を的確に狙い
そして合格しているのです。
ライバルは少なく
ひとつポイントですが、上位高校の生徒だと指定校推薦のことを知らない人がいます
あまり多くの友達指定校推薦のことをはなすと、指定校推薦をねらうライバルが増えるかもしれません。
ライバルはすくないほうがいいですよね
- 成績や出席日数、部長、生徒会長なども推薦に関係する
- 情報収集をし、確実に狙うこと
- 指定校推薦のことを知らない人もいるので、話さないほうが良い
私の出た高校は、どこの大学に指定校推薦枠が何人分あるということを、高校の募集要項に書かれていました。入学するときは、こんな大学にも入れるのかと期待しましたが、実際に入れる人はトップクラスの成績の人だけなんですよね。
大学の指定校推薦の校内選考を通過し合格した体験談
あっという間に決まった指定校推薦
3年夏休み~12月頃まで
指定校推薦の校内選考の締め切りは10月の頭だったと記憶している。
その1週間前まで、私は断固国立大学志望だった。
しかし、指定校推薦の締め切りが近づくにつれて、「国立は正直今のままじゃ相当厳しいよなぁ…。
私の評定なら好きな大学選べるかなぁ」という思いが大きくなり、「私立なら早稲田!」と決めていた私は、あっという間に指定校の誘惑に負けてしまった。
結局は受験というプレッシャーに負けてしまったのだ。
ちなみに、私の高校では、早稲田の指定校推薦枠を取るためには、評定平均が最低でも4.6~4.7ないと校内選考に通るのは厳しい。
法学部に至っては、毎年評定平均4.9以上の人が取っているというのが現状である。
しかし、指定校推薦の校内選考を通ってからは、ビックリするほど楽チン街道まっしぐら。
大学の本試験で落ちることもなく、早稲田大学商学部指定校推薦入試合格。
あっけないほどあっという間に私の受験生活は終わった……。
小論文と面接も形だけ
余談だが、指定校推薦入試は一応小論文と面接はあるが、相当ひどくない限り不合格になることはない。
面接も高校時代に頑張った事や、大学でやりたいことなど、試験官の先生と楽しくお話するだけだった。
会場の雰囲気も和やかで、私はそこで友達をたくさん作った。
きっと一般の受験生には考えられないことだろう。
入試らしからぬものだった。
引用元-受験生応援「早稲田の杜」
- 指定校推薦は、校内選考が決まれば楽
- 小論文と面接があるが、不合格になることはほぼない
指定校推薦は私も狙いましたが、やはり成績がトップの人達がさらって行ってしまいました。先生からの話もまったくなかったので、やはり上位の人たちだけで話が進んでいたのでしょう。3年になって狙ってもダメですね。