就職の面接で「何か質問はありますか?」と尋ねられて、焦ってしまった経験はありませんか。
実は、よく聞かれるこの質問は、採用の合否に関係する非常に意味のある質問です。
「何か質問はありますか」といった質問に対する、NG発言や、正しい自己アピールの方法についてまとめました。
就活の大学生必見!面接で聞かれる「何か質問はありますか?」 の回答例
「何か質問はありますか?」への回答時のポイントと例文をご紹介。
POINT1|ホームページや会社案内・パンフレットに書かれていないことを聞こう。
・御社の現状と課題は何ですか?また、どのように課題を解決していこうとお考えですか?
・今後、どのような事業展開をお考えですか?
・なぜ御社の製品は国内トップクラスのシェアを誇っているのですか? etc
POINT2|面接担当者が、入社後の活躍をイメージできるような質問をしよう。
・入社できるとしたら、それまでに何を勉強しておけばよいでしょうか。
・社内の意見交換や情報共有はどのように行なわれているのでしょうか。
・現在活躍されている社員の方の特徴について教えてください。 etc
POINT3|面接担当者個人の考えを聞こう。
・なぜ○○さん(面接担当者)は、御社への入社を決めたのですか?
・○○さん(面接担当者)にとって、”仕事がデキる人”とはどのような人ですか?
・今の会社で良かったと思う瞬間とやめたくなる瞬間を教えてください。 etc
質問で気を付けるべきこと
※質問するときに気をつけたいこと。
質問内容は、面接担当者によって変えるようにしましょう。
たとえば、評価制度などであれば人事担当者、具体的な仕事内容については現場担当者、経営戦略については経営者や役員…というように、相手の立場をふまえて質問をすることが大切です。
- 質問しなければ知り得ない情報を質問する
- 入社するまでに勉強すべきことなど、入社後について想像できる内容を質問
- 面接試験官のことについて質問してみる
- 質問する事項は面接の試験官により変えたほうが良い
質問事項があるか尋ねられることは、就職面接にしてもアルバイトの面接の場合でもありますよね。就職の面接で尋ねられた場合には、採用選考の参考となるため、試験を受ける会社ごとに質問を前もって考えておく必要があります。
大学生が言ってしまうNG発言とは?面接時の「質問はありますか?」の回答
会社のHPを読めばわかることを質問する
この記事は転職メインで書かれているので、こういうのもNGで出てくるのか。
まぁ学生だとこういうことを質問しちゃう学生が多いんだよね。
「最後に何か聞いておきたいことはありますか?」って聞かれて、何も考えていないときについついその場しのぎに聞いてしまう。
こんなことを聞くくらいなら、質問しないほうがましです。
話が長い
自分でもよく自覚できていなかったけど、これって非常に多い。
しかも相手が数百人数千人と面接していくと、驚いたり感心したりしない限りは「あー、またその話か、今度はどういうことアピールすんの?具体例は?」って思っちゃう。
新鮮味のないことどぐだぐだ話すくらいならシンプルに説明するほうがいいんだけど。
でも、これって難しいよ。自分の言葉を録音して字おこししてみるとよくわかると思う。
質問に答えない
言葉のキャッチボール、できるようで緊張すると難しい。
御社の教育システムに魅力を感じました
御社が大手で安定している会社なので魅力を感じました
※こんな直球で言ってしまう方は稀だと思いますが…。
目をみて話さない
案外多い。
引用元-面接の「何か質問はありますか?」で起死回生する方法+聞いてはいけない質問例 – #就活SWOT
- 会社のホームページや資料を見ればわかるような内容は質問してはいけない
- 説明が脈略なく、長くならないようにする
- きちんと質問された内容に答えるようにする
- 質問事項の際に、安定しているなどの内容は含めない
- 目を見て質問するようにする
質問があるかと聞かれるときには、面接もほぼ終了間際です。油断している時に尋ねられるため、準備していないと、ついつい余計なことを質問してしまうかもしれません。ここで他者と差をつけるような内容を質問しましょう。
意味がある!大学生の面接で「質問はありますか?」聞かれること
「質問はありますか?」についての鉄則
「志望動機」「学生時代、いちばんがんばったこと」といった定番の質問をし、最後に必ず「なにか当社に対して質問はありますか?」と聞きます(私がその会社の人事担当者である、という設定です)。
大方の企業で、この質問が出るはずです。
集団面接のかたちでおこなわれた模擬面接では、さっと手が挙がることは稀でした。
でも、この質問に対しては、「必ず何かを聞くこと」が鉄則です。
引用元-【最終チェック4】「最後に、なにか質問はありますか?」は、合否を左右するとても大事な質問だった!|まだ間に合う!面接最終チェック 間杉俊彦|ダイヤモンド・オンライン
「質問はありますか?」と尋ねるのはなぜか
なぜか。
この質問は、その会社に本当に関心と熱意があるかを問うための質問だからです。
面接でさまざまな質問が投げかけられる中で、この質問がもっとも大事な質問です。
志望動機や自己PRよりも、はるかに大事。大事、というのは、採否を分ける可能性があるから、しっかり答えるべき質問である、という意味です。
本当にその会社に入りたいと思っているなら、当然ですが、突っ込んだ情報収集をしているはず。
それをしていれば、ネットなどで得られる情報だけでなく、「その会社で働く人の気持ち」であるとか「どんな雰囲気の会社なのか」を、実際に働いている人に聞いてみたいと思うはずです。
逆に、聞きたいことがないとすれば、よく調べていないということ。
つまり、それほど関心も熱意もない。少なくとも、面接官はそう判断します。
引用元-【最終チェック4】「最後に、なにか質問はありますか?」は、合否を左右するとても大事な質問だった!|まだ間に合う!面接最終チェック 間杉俊彦|ダイヤモンド・オンライン
- 「質問はありますか?」と尋ねられたら、必ず何か尋ねるようにする
- 会社に対して、どれだけ調べているかといったものを知るための質問
- 本当に就職したいと考えているなら、職場の雰囲気や仕事の感想が気になる
- 質問をしない場合には、会社に関心がないという印象を与える
「質問はありますか?」という質問は、合否を分ける重要な質問となります。会社について事前に調べた中で、情報を得られなかった内容から質問してみましょう。また、載っていた内容をもとに、さらに突っ込んだ質問でも良いかもしれません。
聞かれてらどう答えるべき?面接で「質問はありますか?」と聞かれれたとき
「このポジションに求められる、チームにとって必要なことは何でしょうか?」
私がもっとも気に入っている質問です。チームに空きがあるということは、何かすぐに必要なものがあるということです。
新しいプロジェクトを始めようとしているところだったり、必要なのに欠けているスキルがあったりすることが多いです。
出てきた答えがどんなものであれ、自分がその隙間を埋めるにふさわしい人間かをアピールする材料になるはずです。
自分の経験や専門性が、間違いなく相手の求めるものであるということを説明できるようになります。
「入社後、すぐに貢献できそうなプロジェクトはどんなものでしょうか?」
入社して一番のストレスといえば、環境に慣れつつ、周囲の状況を理解するのに時間が掛かることです。
あなたがこのような質問をすると、できるだけ早く会社になじみ、すぐにプロジェクトに貢献する方法を探しているという印象を与えることができます。
また、そのプロジェクトに貢献できる人間だと、再度売り込めるのもポイントが高いです。
面接官の返答によっては、次の面接や仕事に就く前に、磨きをかける必要があるスキルもわかります。
- 会社が求める人材像を質問することで、自分のアピールにつなげやすくなる
- 会社が求める資格や経験を自分が持っている時にはアピールする
- 入社後にすぐに貢献できそうなことがないか尋ねることで、意欲をアピールできる
- 就職前に勉強しておくべきことも知ることができる
「質問はありますか?」の返答次第では、仕事への意欲や、入社後に貢献できる分野についてアピールする機会とすることができます。会社が求めている人材像が分かれば、自分のどこをアピールすればよいかもわかりやすくなりますね。
自己アピールをしよう!面接で「質問はありますか?」聞かれたとき
現場社員に対して:「その仕事の難しさは、どんなところにありますか?」
一般に使える解答例なので、上記のような満点の内容ではありませんが、十分合格点に達する汎用性が高いものです。
採用HPや会社説明会では、いかにも楽しそうに働いている社員を紹介していますが、仕事には困難がつきものです。
それを乗り越える上で必要な能力や適性が自分にあるのかどうかを、きちんと知ってお意志がある就活生は採用する上で安心できます。
これから待ち受ける困難に対して心と体の準備ができていると判断できるからです。
人事に対して:「御社で活躍するために、一番大事な資質・考え方は何だと思いますか?」
人事は採用したい人物像をきちんと(数パターン)設定しています。その人物像と自分が合っているのかを見極めようとしている学生は、入社後のミスマッチが少ないと判断されます。
役員に対して:「私は●●の挑戦がしたいと考えています。△△な戦略はありえますか?」
役員は現場社員とは視点が違います。
中長期的に会社の戦略を考えていくわけですから、日々の仕事内容を聞くことは無意味です。
彼らには会社の進む方向性を教えてもらいましょう。
その際にも、「どういう戦略ですか?」と聞くのではなく「△△な戦略はありえますか?」と仮説をぶつけてください。
さらに、その中で自分が「●●な役割を果たしたい」ということもしっかりアピールしましょう。
引用元-逆質問「最後に何か質問はありますか?」で大逆転できる珠玉の質問3選!|面接対策 | ES/選考情報など日本最大級の就活情報サイト「就活赤本」
- 仕事で大変なことは何かを尋ねることで心構えをする
- 人事が欲しいと考えている人物像について質問し、自分を売り込む
- 役員が試験官の場合には、会社の目指す将来像を知る質問をする
- 役員が考える将来像で、自分が貢献できる分野をアピールする
面接官の役職や所属部署によって質問する内容を変えたほうが、上手に自分をアピールできます。現在のことを質問するのか、将来のことを質問したほうが良いのかでは全く異なります。ですから、会社ごとに、何種類かの質問を用意しておきましょう。