受験前に不安で泣きそうになっている人も、多いのではないでしょうか?
受験前の泣きそうな気持の正体や、不安を落ち着かせる方法、不安を切り替えるコツをご紹介します。
受験の不安が原因で発症する「受験うつ」の症状も、是非参考にしてみてくださいね。
試験を控えて泣きそうな時の気持ちの正体は?受験前の不安な心理状態について!
受験で不安になるのは、きちんと勉強した証拠
今まで受験した試験を振り返ってみると、面白いことに全然勉強量が足りていない試験の時は胃が痛くならないのです。この不安の正体は、ある程度勉強量を積み重ねて、概ね理解が進んでおり、自分の苦手や弱点が見えているが故の不安なのです。
苦手分野がわかっていないと、不安になることもない
「苦手なところや手薄にしていた所がメインで出題されたら、危ないかも…」 「いつもは合格率が高いけど、今回はたまたま合格率が低くなったり難しくなったらどうしよう」といった不安に襲われるのは、ある程度勉強が進んでいるからこそでしょう。そもそも勉強していなければ、自分は何が苦手で、どこがよく出題されるかもわかりませんからね。
- 受験で不安になるのは、ある程度しっかりと勉強したとき
- 苦手分野を理解していることで、受験に対して不安を抱く
確かに「何がわからないのかさえも分からない」という状態では、さほど不安になることはないですよね。焦りを感じることはあっても、押しつぶされそうな不安を感じることはないのではないでしょうか?
ちょっと息抜き気分転換をしてみよう!受験で不安な気持を落ち着かせるには…
趣味などに時間を費やし、リフレッシュする
1、自分の好きなことをする
不安を抱いている時はどうしてもそのことしか考えていません。受験や就活は未来への不安ですので考えたり、悩んだりしても一向に不安が解消されることはありません。
それなら不安に思っている時間を自分が好きなことに時間を使うほうが有意義だと思いませんか?自分の趣味なり、好きなことをして気持ちをリフレッシュしたほうがストレスもなくなり不安にならなくなりますので息抜きにはもってこいです。
自分が好きなことをしている時は不安に思うことはありません。好きなことをやれば楽しいと思うので不安な気持ちもだんだん抜けていきます。
友人と不安を共有し、精神的に支え合う
2、友人と話をする
受験、就活はどうしても一人の戦いになります。一人の時間を過ごす時期になり友人と話している暇なんてないかと思います。そして、大切な時期ということもあり、友人も忙しいのでなかなか都合が合わないときが出てきます。
そうした中でもなるべく友人と会うようにしましょう。同い年の友人なら自分が受験生なら相手も受験生ですし、就活生なら相手も就活生です。それなら自分が不安に思う気持ちも理解できるだろうし、なにか情報交換もできます。
同じ境遇なら友人ももしかしたら不安に思っているかもしれません。その気持ちを共感して相談なりしてみると「自分だけじゃないんだ」という安心感が出てきます。
散歩などで外に出て、気分転換をする
3、外に出てリフレッシュする
受験、就活になると一人の時間が多くなりますがどうしても外に出てリフレッシュしなくなります。
それは受験、就活のことで頭がいっぱいになり、外に出て散歩するくらいなら英単語を覚えたほうがいい、説明会を探したほうがいいと思ってしまうからです。
その気持ちはわからなくもないですが息抜きはとても大事です。外に出て散歩するくらいでも十分なストレス発散になります。
- 趣味に時間を費やしていれば、不安な気持ちを忘れられる
- 同じく受験に不安を感じている友人と気持ちを共有するのも◎
- 散歩などで外出し、気分転換する
不安な気持ちのままモヤモヤしているのは、時間がもったいないです!一人で部屋に閉じこもっていては、どうしてもネガティブな気持ちになってしまうもの。外出したり趣味に励んだりして、ほかのことに意識を向けてはいかがでしょうか?
気持に素直に思い切り泣いてみる方法も!受験の不安をスッキリ解消するコツ!
思い切り泣くのも良い不安の解消方法
不安を解消したいのになかなか上手くいかないのは、何か我慢しているからではないでしょうか。そもそも不安な精神状態になるのは、多少なりとも心や身体が押さえつけられているからでしょう。
自由な心身状態のときには、不安とは無縁なものです。自分でもコントロールが利かないままに不安に束縛されているときには、まず思い切り泣いてみるといいですよ。
涙を流すことで、身体も心もリフレッシュできるかも
泣いたら余計辛くなる、悲しくなる、プライドが許さないなどと思う人もいるでしょうが、ひとしきり泣いてみると心が晴々とすることもあります。心だけでなく、身体の状態も水分が入れ替わって新しい血が流れ始めるでしょう。
不安の解消はしょせん完全にはコントロールできないものと思えば、涙に任せてみるのも一つの方法ではないでしょうか。
- 不安で泣きたいときは、思い切り泣いても◎
- 涙を流すことで、心も身体もすっきりするのでは?
「涙活」という言葉を耳にしたことのある人も、少なくないのではないでしょうか?「泣く」ことは恥ずかしいことだというイメージがあるかもしれませんが、思い切り泣くのは精神衛生上すごく良いことなのだそうですよ。
泣きたいだけ泣いたら前に進む努力をしよう!受験が不安な時に切り替える秘訣!
泣きたいときは思い切り泣き、また頑張れば良い
英作文添削の後で、「第一志望どこよ?」などと聞くと、泣き出す生徒がいたということだ。
突き放すつもりでも何でもなく、不安で泣きたいならいくらでも泣けばいい。その生徒にもそう伝えた。それで少しでも楽になるなら泣けばいい。ただ、ひとしきり泣いたら、また努力に戻らなければならないと。
奇跡を起こすためには、努力は必要不可欠
入試は、他科目も含めた総合点、偏差値総合スコアでの戦いだ。他教科での貯金も含めて、いろいろな奇跡を足していかなければ、本当に10%も可能性はないかもしれない。
しかし、奇跡は努力の先にだけある、ということを、齢だけは重ねた私は経験で知っている。
たとえ第一志望に合格できなかったとしても、あの女子は本命の1週間前に大泣きした。それは決して逃げるための涙ではなかったということを、私は一生覚えておくつもりだ。
- 不安で泣きたいときは、思い切り泣いてまた頑張れば良い
- 奇跡を起こすには、努力が必要不可欠
- 受験に失敗したとしても、努力の結果流した涙は忘れない
受験によって精神的に相当追い詰められてしまう人も多いですよね。泣き出したいときは我慢せず思い切り泣くのが、努力を続ける秘訣なのかもしれません。頑張ってこらえるのは、心の健康に良くないですよ。
こんな症状が長引いたら「受験うつ」の可能性が!?受験の不安が原因で発症も…
受験うつとは
「受験うつ」とは、受験期に発症したうつ病の通称になります。特に最近では未成年に発症するケースが増加しています。
受験うつの症状
以下の症状が2週間以上続く場合は、決して見逃してはいけません。
・各科目や各分野が次々に不安になり、勉強の内容をコロコロと変えてしまって、結果として受験勉強がはかどらない。
・覚えたはずなのに忘れるような気がして、同じことを何度も繰り返し勉強してしまい、受験勉強がはかどらない。
・教科書を読んでいるとき、不安で集中できず、前のページに何が書かれたいたかも思い出せないこともある。
・以前は解けたはずの問題が不安感のために解けなくなってしまう、あるいは、覚えているはずのことまで思い出せなくなる。
・本当は家族のことを大切に思っているのに、受験に対する不安から、悪態をついたり、わめいたり、場合によっては暴力を振るったりしてしまう。
この他、入眠困難(寝付きが悪い)、中途覚醒(夜中に目が覚める)、早朝覚醒(十分に睡眠がとれていないのに目が覚める)といった症状も見逃してはいけません。
- 受験期に起こる「受験うつ」が、未成年に増えている
- 受験鬱の具体的な症状
受験によって精神的に追い詰められ、うつに発展してしまう人もいます。うつは真面目な頑張り屋さんほどなりやすいといわれているので、適度に息抜きをすることも大切ですね。周囲があまりプレッシャーをかけすぎないことも重要ではないでしょうか?