テニス部として、どのように練習を行っていけば効果的かをまとめました。
限られた場所で大人数で練習する時の方法についても記載しています。
上手な人もこれからの人も、皆で一緒に基礎力を付けられる練習法の紹介です。
部活でのテニスの練習、どんなメニューでやればいい?
自分たちでメニューを考えなければいけない
僕が通っている高校のテニス部では顧問があまり来なく自分達で部活をしないといけないのですが、打てる人と打てない人の差が激しく自分が知っている練習をしてもイマイチで部活内でも不満を持った人達がいます。
素振りは不評
もちろん打てない人には素振りをさせるのですが何か良い練習メニューはないでしょうか?
- 高校のテニス部では、顧問があまり来ず、自分たちで部活をしている
- 打てる人と打てない人の差が激しくて、自分が知っている練習をしても不満に思っている人がいるようだ
- 打てない人には素振りをしてもらうが、他に何かよいれんしゅうめにゅーはないか
とりあえず顧問をしなければいけないからと仕方なく顧問になっている先生は多いそうです。そうなると自分も教えられるわけでもなく、部活に力を入れないので、生徒が自主的にせざるを得ませんよね。
最初のメニューは球出しが良い!テニス部での練習方法
球出し練習がおすすめ
最初は球出し練習がいいと思います。
打てる人が球出しをし、アドバイスをしてあげることが重要だと思います。
球出しはローテーションではなく1コートを4つに分け、それぞれペアで球出し練習をします。
何球で交代とあらかじめ決め、センターを狙い打っていきます。
基礎的な練習でよい
この練習は打てる人にとっても打てない人にとっても、為になる基礎的な練習です。
素振りだけでは物足りないと思うので是非部内全体でこの練習を取り入れてみてはどうでしょうか(^^)
- 打てる人が球出しをし、アドバイスをしてあげる球出し練習が良いと思う
- 球出しはローテーションではなく、1コートを4つに分けてそれぞれペアで行い、何球で交代化をあらかじめて決めておき、センターを狙って打っていく
- 打てる人にも打てない人にも、基礎練習としてためになると思う
出来る人一人に負担がかかってしまうと、だんだんつらくなりますし、周りも不満を漏らしがちですよね。皆で役割を交代しながらできる球出し練習であれば、負担もうまく分散され、基礎力も付きそうですね。
オススメの練習メニューは?テニス部の大人数でも上達出来る練習方法とは
大人数でも上達していける練習法
ボールが少ない場合を想定して練習メニューを考えました。
私たちも実際に行っている練習なので、とてもお勧めの練習です。
まず、ミニラリーですが、3列で行います。
3列で行うことで、一気に6人のプレーヤーがボールを打てますし、アップができます。
ロングラリーでコントロール力を
アップが終わったら、次は、ロングラリー。
こちらももちろん3列で行います。
コントロール力もかなり身に付きます。
最初はコントロールに慣れないと思いますが、どんどん挑戦していけば、慣れてきます。
これが当たり前となるように、継続して練習していきましょう。
ボレー&ストロークはラリーをつなげよう
これが終わったら、ボレー&ストローク。
こちらも3列で行います。
ボレー&ストロークは特に意識すべき部分があります。
それは、ラリーをつなげることです。
引用元-テニス 上達 練習
ラリーをつなげることで、 ボールをたくさん打てますし、 ストロークはボレーヤーの足元に、そして、 ボレーヤーは深くにコントロールする ということを きっちりと意識すると、 かなりいい練習になります。。
引用元-テニス 上達 練習
- ミニラリーを3列で行うと、一気に6人のプレーヤーがボールを打て、アップになる
- 3列でロングラリーを行うことでコントロール力が身につき、その後ラリーをつなげることを意識しながらボレー&ストロークを行う
- ラリーをつなげることで、ボールをたくさん打てるし、ストロークはボレーヤーの足元に、ボレーヤーは深くにコントロールするということを意識して行うと良い
大人数となれば、場所も限られていますし、なかなか難しいですよね。ここで紹介された方法であれば、皆が少しでも多くボールを打つことができ、上達につながりますね。真似してみましょう。
3時間が練習時間とした場合はテニスコートは2面を30~40人で練習する
☆1班と2班(50分)
半面でサービスラインに立ち、短いラリーをストレートでします。(5分)
↓
次に半面でストレート、クロスラリーをストロークでそれぞれします。(10分)
↓
2チームに分かれ、21ポイント先取の球出しからの試合形式のゲームをします。(10分)
↓
セカンドサーブを安定するようになるまで打ち続けます。(5分)
↓
ファーストサーブを20球打ちます。(5分)
↓
サーブからの1ゲーム先取の試合形式のゲームをします。(15分)
☆3班と4班(55分)
次に半面でストレート、クロスラリーをストロークでそれぞれします。(10分)
↓
片方がボレー、片方がストロークでストレートのラリーをします。(10分)
↓
2チームに分かれ、21ポイント先取の球出しからの試合形式のゲームをします。(10分)
↓
セカンドサーブを安定するまで打ち続けます。(5分)
↓
サーブから3ポイント先取のゲームをします。(20分)
☆5班と6班(50分)
1~4班の人がフォアに3球、バックに3球球出しをして、ストロークでクロスを狙います。(20分)
↓
1~4班の人がフォアに3球、バックに3球球出しをして、ボレーでクロスを狙います。(20分)
↓
セカンドサーブをひたすら打ち続けます。(10分)
- 50分かけて、1,2班の人が短いラリーをストレートで、半面でストレート、クロスラリーをストローク、球出しからの試合形式のゲーム、セカンドサーブを安定するようになるまで打ち続ける、ファーストサーブを20回打つ、サーブからの1ゲーム選手の試合形式のゲームをするという風にメニューを組む
- 55分かけて、3,4班の人が、半面でストレート、クロスラリーをストロークで、片方がボレー、片方がストロークでストレートのラリー、球出しからの試合形式のゲーム、セカンドサーブを安定するまで打ち続ける、サーブから3ポイント先取のゲームという風に練習を進める
- 50分かけて、5,6班の人が練習をするが、1~4班の人がフォアに3球球出しをして、ストロークでクロスを狙い、フォアに3球、バックに3球球出しをして、ボレーでクロスを狙い、最後にセカンドサーブをひたすら打ち続けるというメニューを行う
2面を使って大人数で練習をする時のメニューです。このように時間を区切っていけば有意義に練習ができますね。しっかりタイムキープをしつつ、充実させられるように頑張りましょう。
このテニスの練習メニューは勉強にもなる!参考にしてみよう!
ミスをしたら抜ける
ストロークでも、ボレーでもいいんですが、球出しのメニューを用意します。
まず打つ側とボールを拾いに徹する側、2つに分けます。
5分交代で、打つ側とボール拾い側は交代です。
ボールを拾う側は、1球でも多く打ってもらうために、飛んできたボールをとにかく拾って空きカゴに入れて、ボールを補給します。
打つ側ですが、出てくるボールはひとり1球。
1球打ったら、反対の列に並びます。
全員が両方の列で打って、先頭に戻ったら、そこからはミスした人は抜けていきます。
ミスをしなければ、5分間打ち続けることができますが、ミスをしたら、わずか3球で終了。。
緊張感をあえて感じるように
1球でも多く打ちたい、という気持ちが、カラダに緊張を与えて、普段の自分のプレーができなくなります。
そういう緊張感の中でプレーさせることで、実際の試合で、1ポイントがかかった時の緊張感に似たものを出すことができるのです。
また、最後まで残ると、自分以外全員が、自分のプレーを見てくれる状況になります。
- 打つ側とボール広い側を5分で交代ということにし、ボールを拾う側は1球でも多く打ってもらうために、飛んできたボールをとにかく拾って空きかごに入れ、ボールを補給していく
- 打つ側は1球打ったら反対の列に並び、全員が両方の列で打って、先頭に戻ったらそこからはミスした人は抜けていくようにする
- 1級でも多く打ちたい、という気持ちが、緊張を与えて、そういう緊張感の中でプレーすることで、実際の試合の緊張感と似たようなものを味わえるし、最後まで残ると全員が自分のプレーを見てくれる状況となる1球でも多く打ちたい、という気持ちが、緊張を与えて、そういう緊張感の中でプレーすることで、実際の試合の緊張感と似たものを味わえるし、最後まで残ると全員が自分のプレーを見てくれる状況となる
練習と試合を切り離して考えがちですが、この方法であれば、試合と同じような緊張感を感じることができます。体に覚えこませるということは大切ですよね。有意義な練習になると思います。
平日に行う練習メニューをご紹介!テニス部の練習内容は
<平日練習>
・ランニング
校外のテニスコートまで3.5キロをランニングします。
・ボレー&ボレー ミニテニス
フォームを確認しながら足を意識して動かします。
・ボレー&ストローク
ショットを打った後のテイクバックをいかに早くできるかが重要です。
・球出しメニュー
その都度条件を変えて球出しを行います。
・サーブ&リターン
クロスコートとオールコートの両方で試合を意識しながら行います。
フィジカルトレーニング
体幹を鍛えるメニューを中心に行います。
・18時30分 練習終了
引用元-部活動練習内容
- 校外のテニスコートまで3.5キロをランニングし、その後ボレー&ストロークを行う
- その都度条件を変えて球出しを行った後、サーブ&リターンを練習する
- 最後に体幹を鍛えるフィジカルトレーニングを行う
毎日同じ練習をしっかりこなすのもまた一つの訓練となります。平日にはこのメニューをしっかりこなしていきましょう。試合形式を行いたくなりますが、ここはしっかり基礎力を付けることに注力しましょう。