公務員になるためには、公務員試験に合格しなければいけません。
勉強の開始時期、期間、注意する点など、公務員試験に合格した人たちの声をまとめてみました。
決して簡単ではない公務員試験。後悔しないように、しっかりと対策を練っていきましょう。
大学生の勉強開始時期はいつがいい?【公務員の試験対策】
公務員試験を始める時期
「そりゃ早い方がいいだろ」と即答される方がいるでしょうが、概ねその通りです。
公務員試験勉強はできるだけ早い時期に開始した方がいいでしょう。
というか、思いついたらすぐに学習を開始すべきです。
国家公務員総合職等の難関職種を志望するならなおさらです。しかし、注意点があります。
大学生活を楽しむことを忘れないで
早い時期に勉強を始めるといっても、例えば大学1年や2年から遊ぶ間も惜しんで毎日ガリガリ勉強するというスタイルは絶対お勧めできません。
いいですか?大学という場所は勉強する場所です。
それについては異論ありません。が、大学生活というものは、大いに遊びまくる社会勉強する期間でもあります。
サークル活動もよし。バイト生活もよし。恋愛もよし。アルコール浴びるのもよし。
せっかく自分で勝ち取りまたご両親が与えてくれた大学生活という黄金期を、公務員受験勉強でほとんど潰してしまうなんて、あまりにもったいない、というか愚の極みです。
1年間集中して勉強
もし大学1年生や2年生という早い時期から公務員受験勉強を始めようという志の高い方も、
きちんと大学生活を満喫しながら受験勉強に時間を割く、といった程度に考えるべきです。
「余計なお世話だ!」と思われる方もいるかもしれませんが、公務員試験は大学3年生から勉強を開始しても十分間に合う試験です。
むしろだらだら時間をかけて学習するよりも、1年間で集中的に知識を定着させる、といった方が効率的かもしれません。
学習を開始する時期はなるべく早い方がいいです。
しかし、公務員試験は1年あれば合格できます。
これを忘れず、有意義な大学生活を送るようにしましょうね。
- 公務員試験の勉強は、早いに越したことはない
- 1、2年の頃から、公務員試験一色にしてはいけない
- 大学生活は黄金期
- 1年間集中して勉強するのが良い
国家公務員の試験は、倍率が10倍を超えることもザラ。簡単になれるものではないことは確かです。勉強は確実に必要。ただ、公務員になるために4年間を無駄にしないで、ということですね。
大学生はいつからしている?【公務員試験の勉強開始時期について】
勉強する期間
多くの人はどれくらいの期間をかけて勉強しているのか?というと、約1年です。
教養科目のみの場合は、もっと少ない時間で済む場合もありますけど、専門科目までやると非常に時間がかかります。
教養科目というのは、ほとんどが高校までのないようです。
日本史、世界史、地理、数学、物理、化学、政治経済社会、英語、国語といった科目です。
そして、専門科目というのは、大学で習う専門的なもので、マクロ経済、ミクロ経済、民法、憲法、行政法、刑法、政治学、行政学など、ほとんど習ったことがない科目が多いです。
かなりバラエティに富んでいて、かなり広範囲なことを学ばせるというのが公務員試験の特徴です。
これらの科目を平均して1年間勉強してやっと、本番の試験に臨むというのが大方のスケジュールになると思います。
大学の授業と並行して勉強
1年間という非常に長い時間勉強に充てないといけません。
しかも、多くの場合、受験生は大学生なので、大学に通って授業も受けながら、勉強をする。
人によってはさらに予備校にも通って勉強するという人もいます。
先ほど言ったように、基本的に毎年4月くらいからその年の筆記試験がスタートするので、その1年前ですね。
大学4年の4月くらいに間に合うようにするには、大学3年の4月くらいには勉強をスタートしておかないといけないということになります。
- 多くの人の勉強期間は1年間
- 専門科目は、範囲が広いことが特徴
- 予備校に通う人もいる
- 大学三年の4月には勉強を開始すべき
大学の勉強も、大学によって大変さは全く違います。また、大学が公務員試験のための支援をしてくれるところもあるんです。学部を選ぶ段階で公務員になりたいと思うのであれば、大学選びも慎重に行うといいと思います。
時期と時間について|大学生が公務員試験を勉強する場合
合格者の勉強時間
受験ジャーナルの『公務員試験学習スタートブック〈25年度試験対応〉』の受験者アンケートによると、合格者は
1週間の学習時間を見ると、10~19時間、20~29時間という層が多く、30時間を超す人も計16%程度いる
したがって、毎日試験勉強すると仮定すると、1日3時間~4時間。
1日休憩日を作るとなると、1日4時間~5時間程度の学習時間は確保したいところです。
TACのアンケートに比べると甘い数値になっています。
おそらく受験ジャーナルのアンケートの方は専門試験なしの受験者が多かったのではないかと思います。
専門試験ありの一般的な地方上級試験の場合は、1日平均5時間ぐらいの学習時間は必要でしょう。
公務員試験は、どのくらい勉強したら合格できるの?
公務員試験は、近年難化傾向にあるため、基礎的な能力がある(例えば、憲法は勉強しなくても解けるとか、教養の知識問題はある程度自信がある等)方は、
半年くらいでも合格するだけの力はつきますが、一般的な方は1年間ぐらいはじっくりと勉強したほうがよいかと思います。
公務員試験は、絶対点で合否を決定するため(つまり、1点でも多く得点した人が合格する)1次試験でぎりぎり合格よりも、上位で合格したほうが採用につながりやすいと言えます。
そのためにも、じっくり勉強して、できる限り上位合格できるようにして下さい。
- 公務員試験に合格した人は、1日に平均3~4時間は勉強している
- 専門試験有なら1日5時間は確保したほうが良い
- 一般的に1年間は勉強すべき
- 上位合格できた方が採用されやすい
なかなか厳しいですね。これに加えて、大学の勉強やバイトなどの時間も入ってきますから、自由な時間はほとんどなくなってしまうかもしれません。やるからには採用されるように徹底的に頑張りたいところです。
Q.大学生の悩みとは?公務員と民間企業の就活で両方目指したい
公務員試験が落ちた時のために
これから就活がいよいよ始まりますが、私はいろいろ悩んだ末、東京都職員などの地方公務員を受験しようと思うようになりました。
でも、受験に落ちる場合も考えて、民間も興味ある企業を受けようと思うのですが、公務員試験勉強をしつつ、自己分析・説明会参加など就活を両立することはできますか?
問題集だけ受かる?
公務員試験対策はまだ何もしてないので、これから頑張るつもりです。
しかも、時間の関係で予備校などは行かずに、問題集を買って自力で勉強しようと思うのですが、この考えは甘いですか?
今年公務員試験を受けた方、過去に同じように公務員と民間両方目指した方など、意見を言っていただけたら幸いです。
- 地方公務員を受けたい
- 落ちた時のために民間企業も同時に受けることは難しいのか
- 公務員試験は問題集だけでも受かるか
公務員試験は、倍率が高く、しかも難しいと言われています。みんなが採用されるわけではありません。一般企業も視野にいれる気持ちも分かります。実際に可能なのかどうかを知りたいですね。
A.回答。民間と公務員両方目指すのは…
浪人する人も多い
>民間は全く無視で公務員1本勝負でいき、落ちたら終わりの人が多いのでしょうか?
もちろんそうです。公務員1本です。(また、一発勝負どころか、「大学4年・既卒1年目・既卒2年目」の3回までの受験を覚悟して臨む方もかなり多いです。)
公務員を本気で志望している学生というのは、大学3年の4月から専門学校に通います。
その時点では、「興味のある人気企業も受けよう♪」とでも思っているんでしょうが、実際は思い通りに試験勉強が進まないため、
3年の12月とか1月になってしまうと、「もう無理。公務員に絞る!」といった感じで、結局1本に絞っていくんだろうと思います。
民間と公務員の両立は無理
>忙しくも民間の面接対策をしつつ勉強も頑張った人ばかりなのでしょうか?
私は、両立した人を見たことがありません。というか、「民間と公務員を両立」という発想で就職を考えている人を見かけたことがありません。
- 公務員試験に落ちて、次の年に再度受ける人も多い
- 本気の人は専門学校に通う
- 民間と公務員試験を両立するという人を見たことがない
これは、公務員試験の長さなども関係しているかもしれません。物理的に無理なこともあり得ます。併願をするときは、日程が可能なのかをきちんと調べてきましょう。二兎追うものは一兎も得ずにならないようにしたいですね。