子供が不登校になる原因は一つではありません。そんな中、最近「先生が怖いから」という理由の子が増えています。
守ってくれるはず、頼みの綱であるはずの先生が、どうして不登校の原因になってしまうのでしょうか。
不登校になってしまう原因、なぜ怖いと感じてしまうのかをまとめてみました。
学校に行けなかった理由について少年が語る。『先生が怖いから…』
担任の先生の裏の顔
2年の初め頃、宿題のドリルを忘れて教室に取りに戻った時に、担任の先生が一人で黒板を拭いていた。それが突然、机を蹴っ飛ばし、大きな音を立てて机が倒れた。びっくりして、そのままこっそりその場を離れた。わけがわからなかった…。
その後、しばらくして、今度は給食を食べるのが遅いS君に対して、担任が「お前は何するにも遅いなー」と言っているのを聞いた。そして、授業中答えを間違えると「こんな簡単な問題もわからないなんて、ほんとバカだな」というような、生徒をバカにする言葉をみんなの前で言っていることもよくあって、担任が怖く、すごく嫌だった。
機嫌(?)がいい時は、やたらと馴れ馴れしいというか優しい感じなんだけど、それが余計に信用できない感じだった。
しかも、授業参観や父兄に対しては、すごく気さくでいい先生ぶっていて、そのギャップが恐ろしかった。お母さんも、いい先生だと思ってたでしょ??
親にも相談できなかった
結局ぼくは、ターゲットにされて直接何か言われたことはなかったんだけど、クラスメイトが先生にひどいことを言われてるのを見てるのが辛くて、でも反抗したり相談したりもできなくて、学校に行くのをやめたんだよ。お母さんは仕事が忙しそうだったし、先生を信頼してるみたいだったしね。
学年が上がったら担任が変わるって知ってたから、3年生からは学校に行けたんだ。
引用元-【先生が怖い】我が子が不登校の理由
- 担任の先生が、生徒に対してひどいことを言ったりしていた
- 父兄に対しては、いい先生の顔しか見せなかった
- 先生が怖くて、学校に行けなくなってしまった
小学生になったとたん、子供の様子は見えずらくなります。子供にとっては先生は絶対的存在。先生に間違っているなんて言えませんよね。子供が学校のことを話してくれるように、親は努力をしなければなりません。
学校側・先生の意見を確認する事も必要!小学生が『先生を怖い』と感じる
バランスの取れた目で見る
小学生が担任の先生と合わないと感じる時
新学期に先生が『大きな声でどなってこわいから学校に行きたくない』と言う子がいます
様々な制約がある学校生活では子供をきちんとさせるために厳しく指導する先生もいます
特に指導が難しい低学年にはベテランでしっかりした先生が担任をすることが多いようです
【幼稚園の先生はもっと優しかったのに】
と感じる子もいるでしょう【合わない】
と感じるきっかけはささいな事だったりもしますそんな時は子供の話だけで
【あの先生はだめ】
と決め付けるのではなく家庭訪問やこんだん会、個人面談の時などに厳しく叱った、先生の真意を聞いておくことが必要です
先生からの立場も考える
先生の側では
・低学年は放っておくと収拾がつかない
・大騒ぎしてしまう
・最初にきっちりと指導する必要がある
と考えての指導かもしれません
お母さんは学校現場の様子を知りませんので
先生の立場を理解する必要もあります
引用元-小学生が担任の先生と合わない時 相性は 関係がうまくいかない時は? | こはる通信
- 子供が先生と合わないと言う
- 子供だけでなく、先生の側からも考えてみる
- 公平な目で見ることが大切
我が子可愛さに、100%信じてしまいたくなります。しかし、親は冷静さを失わないことが大切だと思います。同じクラスの保護者の方や、同じクラスの友だちの話も聞いてみると良いですね。
『叱られること』に対して不慣れ!学校の先生を怖いと感じる子は多い
なぜ怖いと感じるのか
実際には不登校の子に対して担任の先生が厳しく叱ってばかりいるわけではありません。むしろ、自分は叱られていないものの、他の子を叱っている先生のことを「怖い」と感じる子の方が多いようです。
中には、叱っているわけではないのに、担任の先生の語調が強かったり、声が大きかったり、早口でしゃべるだけでも同様の「恐怖心」を感じることもあるようです。それはいったい何故なのでしょうか。親御さんから幼稚園・保育園時代の様子や、家庭のムード・教育方針などをお聞きしていると、一つのヒントが浮かび上がってきます。簡単にいえば、恐怖心を感じる子は、「恐怖」そのものに慣れていないということが言えます。
幼稚園や保育園では先生方がとても優しく、家庭もとてもアットホームで、「叱る・叱られる」「怒鳴る・怒鳴られる」といった習慣が身についていないのです。
幼稚園とのギャップ
一方、小学校はいわゆる教育機関として、集団行動や授業態度などについて、一定のルールが求められるようになります。もちろん授業中の私語やたち歩きなども注意の対象になるわけです。
これまでの幼稚園や保育園生活や家庭のムードで経験してこなかったような事が起こることで「不慣れ」→「恐怖感」という図式になるというのが大きな原因のようです。
それに加えて、小学一年生。いわゆる表現力が十分に身についていないということも深く関係しているようです。
引用元-【不登校】小学一年生の不登校の子が語る。行きたくないのは「先生が怖いから」|不登校 カウンセリング治療専門外来(非行・いじめ・家庭内暴力(子が親や兄弟姉妹へ暴力をふるう)
- 担任の先生の大きな声や早口に恐怖を感じる生徒がいる
- 幼稚園や家庭で、叱られたり怒鳴られたりという習慣がない子がいる
- 小学校は、集団行動などの一定のルールが求められる
- 注意が恐怖に感じてしまう子がいる
我が子も、小学校入学当時、先生が怖いと言っていました。いつも大きな声で怒っている、と言っていましたが、次第に慣れてきたようです。幼稚園の優しい先生からのギャップに、子供たちは驚いてしまうんですよね。
不登校になることも!『先生が怖い』と思い込んでしまうことで
対象関係
数回にわたって自分を強く叱った先生を「怖い先生」と認識し、先生の他の良い面を見ずに「この先生は怖い人だ」と思い込んでしまうことで、この子どもの中にある先生は怖い存在になってしまいます。
この内面にある人物像を対象関係と呼んでいます。
つまり、先生が怖いから学校に行けない、いじめられるから学校に行けない…という子どもの内側には、本人が思い込んでいる「学校を休むに足りるだけの対象関係」が存在しているわけです。
問題は心の中
他にも、例えば無口で友人が作れない中学生がいたとします。しかし、この中学生は家庭では普通に家族と話しており、言葉がスムーズに出てこないわけではありません。
これはクラス替え当初の時期に上手く話す機会が得られず、周囲に「喋らない子」と認識されてしまったため、後になって急に喋り出すことを恐れている…という可能性があります。
これもまた、周囲が思い込んでいる本人像—対象関係によって、学校生活になじめなくなっている例と言えるでしょう。
引用元-【医師が監修】学校に行けないのは誰のせい?親子で克服する不登校 | ヘルスケア大学
- 内面にある人物像を思い込んで不登校になる例がある
- 本人や周囲の中に、原因がないかを探ってみる
子供の場合、自分の気持ちを上手く整理できない場合も多いです。不登校になる原因は、一つではないかもしれません。自分では上手く気持ちをつたえらえないかもしれません。根気よく引き出して考えてあげることが重要です。
【生徒の体験談】学校で先生から怖い思いをさせられたこと
不登校になったのは先生が原因
生徒会の役員を務めていたA君は正義感が強く、周囲の模範になるような生徒でした。ある日教室にあるストーブで紙を燃やすなどして遊んでいた同級生を見つけ、それを止めるように注意。
しかし、その同級生は一向に止めなかったためにもみ合いになり、そこに学年主任の先生が教室に入ってきました。その先生はA君も他の同級生と仲間になってストーブで遊んでいたと勘違いし、厳しく叱責しました。さらに緊急の学年集会が開かれ、学年生徒全員の前に立たされて謝罪を強要されました。
いくら無実を訴えても聞き入れられず、その場でなんと殴られました。悔しさのあまり涙し、謝罪しました。その件に関して周囲は見方になってくれず、「さっさと認めればいいのに」、「なぜ嘘をつく居てまで言い逃れしようとするのか」とA君を責めました。結果、学校に行けなくなったとのことです。
信じられない教師がいることも事実
こんな教師がいるのかと絶望的な気持ちになりますが、実話のようです。そのA君の書いた文章には、「教師が嫌いです。憎いです。」とありました。A君はどれほど悔しい思いをさせられたのか、本当に心が締め付けられます。
引用元-担任教師が原因で不登校になった実例4つ – 不登校ナビ
- 先生の誤解から、ひどい思いをさせられた
- それをきっかけに、不登校になってしまった
酷い事実ですね。ここまでさせられたのなら、モンスターペアレントと言われても、学校に乗り込むべきですね。親にできることは、子供が苦しい胸中を吐き出せる環境を作る事。過保護になり過ぎるのもいけませんが、子供の味方になってあげることが大切だと思います。
[…] (参考サイト:SHIRURIN) […]