中途採用は狭き門⁈競争倍率は?『大学職員への転職』について

中途採用は狭き門!?大学の職員に転職するには

人気の転職先として、「大学職員」があります。その競争倍率は高く、狭き門なのが現実。

その大学職員の仕事内容、給与、待遇から、転職するときのポイントや注意点をまとめてみました。

人気の大学職員の仕事。採用されるためにできることを考えていきましょう。

仕事内容について|大学職員とは…

大学運営のため幅広いサポートを

大学職員は、教授や准教授などの研究者とは異なり、大学の運営を支えるためのサポートをするのが仕事です。
大学生が快適な大学生活を送ったり研究者が優れた研究成果を世に発表したりできるように、裏方として支えます。

大学職員の仕事は多岐にわたる

カリキュラムを改善するために制度を考えたり、学生の進路や休学に関する相談に乗ったり、大学の広報窓口としてマスコミの取材に対応したり、とさまざまな分野の仕事があります。
また、最近ではどこの大学でも留学生の受け入れが盛んになっています。
留学生を受け入れるための土壌づくりや、交換留学生を確保するため海外の大学に交渉に行くなどの仕事もあるので、担当業務によってはグローバルな活躍をすることも可能です。

引用元-CareerGarden

  • 大学職員は、大学の運営をサポートする
  • 学生の進路からマスコミ対応まで、仕事は多岐にわたる
  • 担当場所によっては、グローバルな活躍もできる

大学職員は、学生のサポートや運営まで、その仕事は様々です。

私の親族にも大学職員として働いている人がいますが、やはり英語は堪能。留学生とのやり取りが必須なので、最低限必要なスキルなのかもしれません。大学職員は人気の職業ですよね。

年収はいくら?気になる!大学職員の平均は…

大学職業の平均年収

大学職員の年収の平均は、国立大学の職員の場合と私立大学の職員の婆でまったく違います。クチコミでの平均は、600万円以上700万円未満ということです。

国立大学の職員の場合は556万円でした(厚生労働省発表資料による)。※行政職俸給表(一)の適用を受けます。

私立大学の場合は、平成17年の実績で、約734万円だったそうです。

私立と国立の差

私立の場合、大学によって違いますが40代1,000万円を越える水準のところが少なくありません。
国立大学職員の場合平均で30から35万円、私立大学職員の場合45~50万円が平均になっています。

引用元-平均年収.JP

  • 大学職員の平均収入は600~700万と言われている
  • 国立大学では556万円、私立では734万
  • 国立と私立では、私立の方が収入は良い

一般的な平均年収よりも大学職員は高めのようです。

平均年収の高さに少し驚いてしまいました。人気なのも頷けますね。私は女子大だったせいか、職員は圧倒的に女性が多かったですね。平均年齢もすごく若く見えましたが、高い倍率を勝ち抜いてきた人たちだったのかもしれません。

中途採用の競争倍率は?大学職員に転職したい!

新卒について

関西大学については、新卒採用と中途採用について調べることができました。

まずは、新卒採用についてですが、関西大学は採用数が12名~23名とかなり多いですね。
また、関西大学でも卒業生をかなり多く採用しているようですね。

競争倍率については、平成22年度は14.5倍とかなり低いのですが、平成25年度は51.9倍とかなり高くなっています。近年は、競争倍率が上がっているように思われます。

中途採用について

次に、中途採用ですが、競争倍率については、平成23年度に189.3倍とめちゃくちゃな数字になっています(笑)
ただ、中途採用については、そこまで卒業生の割合が多くないようです。
平成23年以外の競争倍率は、20倍~50倍と、他大学と同じような競争倍率となっているようです。

引用元-大学職員に転職(就職)したけどやっぱ結構いいわ~

  • 関西大学の平成25年度の競争倍率は、51.9倍
  • 新卒採用は、卒業生を多く起用
  • 中途採用は平成23年度は競争倍率189.3倍

新卒も中途採用も、大学職員は競争倍率が高いです。

大学職員は給料も良く安定した職業ですよね。人気が集まるのもわかりますが、それにしてもすごい競争倍率です。しかし、これからはどんどん学生が少なくなる時代。大学職員の数も減っていくのではないのでしょうか。

有利に働く点について|中途採用で転職する場合

経歴は関係ある?

他業界の採用試験と同様、大学職員でも経歴による有利不利があります。
優れた経歴であれば、書類選考や筆記試験で多少のゲタを履かせてくれます。
何校かの職員公募に応募する中で、一度も書類選考で落ちたことが無いという方もいらっしゃるでしょう。

ただし、経歴での優遇は、全体の中で極めて優れた経歴を持つ場合のみです。
数百人もの応募者に対し、些細な違いでランク付けしているとは思えません。
応募者の大半は全く平等に評価を受けることになると思いますので、少しくらい見劣りしていたとしても諦めないでください。

面接官が重視するポイント

まず、転職の場合、最も重視されるポイントは職歴でしょう。
一度でも面接試験を受けられた方であればご存知だと思いますが、面接官からの質問内容の多くは業務経験に関するものです。学生時代のことはあまり聞かれません。
どのような業界か、業務内容や経験年数などを細かく質問されます。
転職市場での一般論ですが、やはり都銀や同業出身者に対しては一般的にプラスオンの評価があります。
都銀が評価される理由は、経歴にキズが無く、経営部門に転用可能な業務経験を得やすいためではないでしょうか。

引用元-大学職員内定体験記

  • 大学職員の採用試験は、多少の経歴による有利不利がある
  • 大半は平等に評価されるので、経歴が良くなくてもチャレンジすべき
  • 面接官が重視するのは、職歴
  • 都銀や同業出身者は評価される

面接官が重視していることは、前職の業務経験です。

中途採用の場合、すぐに即戦力になってくれる人を探しているはずです。今までの経験がどのように大学で活かせるかをアピールできるとよいですね。自分だけにできることを考えていきましょう。

『大学がなぜ中途採用したいのか』を読み解とこう!採用されるために

なぜ民間企業出身者なのか

なぜ大学が民間企業出身者を採用したいのかを考えることだと思います。というのも、大学職員を志す方のなかに多いのが「休みが多いから」とか「残業が少ないから」という志望動機なんですね。
確かに、民間企業と比較して、休日休暇が多かったり、残業が少なかったりといった特徴があるのは事実です。

大学が求めているものとは

でも大学側が民間企業出身者を採用する理由って、何かしらの解決したい課題があるからで。
待遇面に惹かれて応募してもきっと不採用になるだろうし、仮に採用されたとしても期待されている役割を果たすことはできないと思います。
そうならないためにも、大学が民間企業出身者を採用する理由、つまり募集背景を読み解くことをおすすめしたいですね。

引用元-エン転職

  • なぜ民間企業出身者を採用しようとしているのかを考えるべき
  • 大学側には、解決したい課題があるはず
  • 大学側の募集背景を考えること

大学側が求めていることを考えてみましょう。

たしかに、大学側が一番楽な方法は、その大学の学生をそのまま職員として採用することですよね。しかし、それでは何らかの問題点が浮上してしまうということです。大学が求めていることを理解することが、採用への近道ですね。

【参考】大学職員の本音。後悔している!?中途採用で入ったけど…

能力を活かしきれない現実

大学のことを知ってもらうのも重要だけれど、そもそも採用した人のスペックが高すぎだったのではないかと思う事例も散見する。
それはお互いにとってミスマッチであり、不幸ではないかと思うのだ。

そんな私も中途採用。マーケティングなどの経験を買われた、はずだけれど、なぜか経営企画系の部署にいる。
これがミスマッチかどうかといわれると自分ではわからない。がんばってますから。
でも、私の企業経験や能力が活用されているかといわれると、どうかなぁ。うちの広報戦略にいろいろと言いたいこともあるけれど、そんな権限も力もないの。

何が求められているのか

中途採用である以上、やはり組織として必要な人材を特定して採用するべきだと私は思うのです。
こんなはずじゃなかったんだけど、と思っている中途採用で入った大学職員は案外と多いんですよ。いろんなところで話を聞いただけで、母数としては信用できないけれど。

引用元-大学の片隅で事務職員がさけぶ

まとめ
大学職員の中途採用は職歴が有利に働くこともあるようですね。転職を考えている人は参考にしてみてください。

  • 採用した人のスペックが高すぎる場合もある
  • 入ってもミスマッチだったということもあり得る
  • 必要な人材を特定すべき

転職するときは、何を求められているのか、自分とマッチしているのかを考えましょう。

せっかく狭き門から採用されても、ふたを開けてみたら自分と合わなかったという事もあり得るのですね。これは他の企業でも同じことですが、採用する側の求めている人物像をもっと開示してくれるとありがたいですね。