お寿司にワサビが入っている理由についてまとめました。
なぜ握りずしにワサビを付けるのか、ネタとシャリの間にワサビを挟むのか、これらにはきちんと理由があるのです。
ワサビにはすごいパワーがあります。是非この立役者に注目してみてくださいね。
Q.ワサビはなぜ必要なの?寿司に入れる理由は何!?
ワサビを入れるのが理解できない
なぜ寿司にワサビを入れるのか理解できません。
私は子供の頃から寿司に入っているワサビが大嫌いで、いつもサビ抜きで食べています。
不快な辛さ
ネタの良さを引き出すと言われていますが、自分にとってはネタの味がわからなくなるほど不快な辛さをもたらす物としか思えません。
寿司にワサビを入れることの何が良いのか教えていただきたいです。
- なぜ寿司にわさびを入れるのか
- 子どものころから大嫌いである
- ネタの味が分からなくなるほど辛さが不快である
私はワサビの辛さのおかげで詰まっていた鼻がしっかり通る気がして好きなのですが、嫌いな人はとことん嫌いなようですね。特に外国人にとっては体験したことのない種類の辛さのようで、苦手な人が多いようです。
A.入れる理由について回答!寿司にワサビが必要なのは…。
薬味として
薬味でしょう。
ソバにねぎを入れたりウドンにねぎをいれたり七味をいれたり・・・
でも入れるものは人それぞれですかね。
自分は七味が好きですが、一味唐辛子じゃないとダメな人。
ソバにワサビは入れない人。
そもそもネギが嫌いな人・・・・
殺菌効果のため
お寿司は生ものを食べるので、殺菌効果のあるわさびを塗ったのは食当たりなどを起こさないための先人の知恵です。
好き嫌いは仕方ありませんが、できればわさび入りの物の方が衛生的には上です。
引用元-なぜ寿司にワサビを入れるのか理解できません。 – 私は子供の頃… – Yahoo!知恵袋
ワサビには殺菌作用がありますので今のように冷蔵庫などの保存設備のなかった時代に食中毒を防ぐ目的で付けはじめたようです。
おでんにワサビでも合うかもしれませんがワサビは揮発性の辛みをもっていますので汁に溶けてしまうとワサビの辛みが消えてしまいます。
- 薬味として入れている
- 生もののため、殺菌効果のあるわさびで食あたりを起こさないようにしている
- 冷蔵庫のような保存設備がなかった時代に食中毒を防ぐため始めた
ワサビのおかげで殺菌されて食中毒を起こしにくくさせるというのがわさびがお寿司に使われる理由のようです。殺菌効果もあって、しょうゆとの相性もばっちりなので、私としてはワサビは言うことなしだなと思います。
優れた「抗菌効果」があるって知ってた!?寿司にワサビ入れる理由について!
食中毒対策
伝統的日本食として有名な「寿司」。
シャリと寿司ネタにさりげなくついているワサビは良い旨味が感じられます。
しかし旨味等と違った視点でも効果があるというのは食中毒対策ができるというもの。
生魚等扱うことで衛生上気になる菌ですが、ワサビが食中毒予防や殺虫剤的効果があるということで虫を寄せ付けにくい役立つものなのです。
抗菌効果がある
辛くて香りの強いワサビは、ソバや刺し身にも薬味として使われるけれど、なぜだろう?
ワサビは、消臭や食中毒の病原菌に対する抗菌効果を持つ日本原産の香辛料なんだ。
飛鳥時代や平安時代の古い記録にもワサビが薬草として用いられたと書かれているよ。
江戸時代後期に握りずしが流行して、ワサビを付けるやり方が広まったんだよ。
刺し身に付けると、魚の生臭さが消えると昔からいわれているんだ。
昔の人はワサビの“毒消し効果”を経験から知っていたんだね。
今では、脳血栓や心筋梗塞(こうそく)を防いだり、花粉症の症状を軽くしたりする作用も注目されているんだ。
刺身や寿司などの生魚には必ずといっていいほど添えられているわさび。
あのツーンとくる辛味成分には、食中毒で毎年病人を出す大腸菌やサルモネラ菌、O157やブドウ球菌などの“原因菌の増殖”を抑える効果があります。
わさびが苦手な人でも、お刺身のそばにわさびを添えておくと、少しではあるけれども抗菌作用になります。
- ワサビには良い旨味とともに、食中毒対策が出来る
- ワサビは消臭や食中毒の病原菌に対して抗菌効果を持っている日本原産の香辛料である
- 飛鳥時代や平安時代にはすでに薬草として用いられており。江戸時代後期の握り寿司流行時にワサビを付けるのが広まった
- 刺身に付けると魚の生臭さが減るし、脳血栓や心筋梗塞を防ぎ、花粉症の症状を軽くする
食中毒対策になるだけでなく、脳血栓や心筋梗塞を防ぐというのは、もう万能薬ではないかという気がします。しかも、現代病である花粉症を緩和するというのも驚きです。わさびにはすごい力があるんですね。
魚の生臭さを消す効果もある!?寿司にワサビを入れる理由とは?
おろしわさびと練りわさびの違い
わさびを使う一番の理由は、わさびのもつさわやかな風味と辛味の刺激によって、魚の生臭みを消すことで食べやすくすることにあります。
そしておろしわさびと練りワサビとでは風味と辛味が異なっていると言うことです。
おろしわさびの方が風味も辛味も強いのです。
どういう事か?
魚の生臭みを感じないことがおいしさのコツなら、鮮度がよく生臭みがない魚にはわざわざおろしわさびを使わずとも、
風味の弱い練りワサビの方を使う方がその魚特有の風味であったり旨味を感じることができおいしくいただけると言うことになりますよね。
たとえば白身の魚やイカあたりが適しています。
逆に赤みの魚や独特のにおいのある貝類などは、ほんわさびで食べるのが適しているといえます。
なぜわさびを挟むのか
そしてネタとシャリの間にわさびを挟むのにも理由があるのです!
それは食べた時の刺激(辛味)の感じ方に関係があるのです。
上にのせるより中に挟んだほうが刺激が弱く感じるのです。
どういう事か?
刺激が弱くなるということは上にのせるより多くの量のわさびを使えるという事、わさびをたくさん使った方が風味もよく、魚の生臭みが気にならなくなるという事。
しかしたくさん使うとその分辛味も増すので間にはさんで刺激(辛味)を弱くしているんですね。
要は「風味を強調して辛味をおさえる」、これが間に挟む理由のようです。
引用元-日本料理の「なぜ?」を解明するブログ 「グーフォラボ」: 「なぜ?」寿司にわさびを使うのか?その理由を解明します(1)
- ワサビを使う理由はワサビの風味と辛さで魚の生臭さを消し、食べやすくする
- おろしわさびの方が練りわさびよりも風味も辛みも強い
- 生臭くない白身の魚やイカであれば風味の弱い練りわさびで美味しく食べられる
- 赤みの魚や貝類であれば本わさびで食べる方が良い
- 多くのわさびを使った方が風味よく、生臭さが気にならなくなるため、刺激を感じにくいように中に挟んでいる
たまたまそうなったわけではなく、すべてにきちんと理由があったのですね。ワサビをネタとシャリの間に挟むのにもきちんと理由があったなんて、知りませんでした。おろしワサビは力いっぱい下した方が辛くなるそうですよ。
ワサビの辛さをより強く感じる理由はなぜ??イカやタコの寿司を食べたとき!
イカはワサビが効きやすい?
皆さんはお寿司のイカを食べるときワサビの『ツーン』とした感じを他のネタより強く感じたことはありますでしょうか。
そこまで意識しないと思いますし、ワサビの辛さに強い方は『たしかにそういわれてみればそうかも?』といった程度かも知れません。
しかし実際に他のネタよりもイカの場合、同量のワサビでも辛みを強く感じる傾向にあります。
これにはしっかりとした理由があります。
油分の影響
結論から言えばイカには油分がないから。です。
例えばマグロなどの場合赤身でも多少なりとも魚の脂があってそれがワサビの辛さを緩和しているのです。
しかしイカなどのネタの場合それ自体に脂がないため辛さを緩和させるものが何もなく辛みを強く感じてしまうのです。
つまり脂がないという理由なのですからタコなどのネタにも同様のことが当てはまります。
あまり意識していなかった方は今度お寿司を食べるとき少し意識して食べてみてください。
- イカの場合は同量のわさびでも辛みを感じやすい
- マグロのような赤みには魚の脂があり、それがわさびの辛さを緩和している
- イカにはそれ自体に脂がなく、辛さを強く感じさせる
言われてみれば、イカの場合はワサビが辛く感じました。てっきり、わさびの色が透けて見えている分、心理的効果で辛く感じているのだと思っていましたが、そうではないのですね。これからお寿司を食べるときにはもう少し気にしてみます。