ドラムを練習するときの必需品である練習パッドについてまとめました。
どのようなものを使えばいいのか、また、おすすめの練習法についてもまとめてあります。
地道な練習にはなりますが、上達目指して頑張りましょう。
何を選べばいいのか迷う…。ドラムの練習パッドがほしいけれど
練習パッドのバリエーション
パッドを使っての自宅練習でどれを選べばいいのか迷っている人に、基本的なバリエーションパターンをいくつか紹介しますので、検討してみてはいかがでしょう。
1.トレーニングセット
2.3点セット
3.パッドのみ
おススメは?
環境が許すのであれば、迷わずトレーニングセット
人によって練習スタイルは様々ですが、ドラムの大前提は「目の前にドラムセットがあって、イスに座って叩く」になります。
これになぞらえたなら、トレーニング用で大本命はやはりセットタイプですね。
私も最初から長らく愛用していたので、その効果は保証できます。
3点セット
ドラムで特に重要な位置づけにあるのがスネア・バス・ハイハットの3つです。
それらをまとめて3点セットと言います。トレーニングセットが無理というのであれば、この3点セットが望ましいです。
トレーニングといえど最低でもこの3点は揃えておきたいというのが本音ですね。
パッドのみ
3点セットも難しいなら、パッドのみでの練習になりますね。
多くの人が「これがいわゆるデフォルト」と考えるかもしれません。
ただ、スティッキングの練習だけなら全然問題ありませんが、セットとしての練習ができないので、別途スタジオでの練習といった工夫を余儀なくされます。
まあ、家ではパッドだけど、それ以外にちゃんとスタジオに入って本物で練習すれば全然問題ありません。
というか、むしろ一般的にそれが普通といえなくもないですかね。
- 練習パッドのバリエーションとして、トレーニングセット、3点セット、パッドのみの3種類が挙げられる
- 環境が良ければトレーニングセットが一番良い
- ドラムセットをなぞらえているので効果は一番高い
- トレーニングセットが無理であれば3点セットが最低必須である
- パッドのみの場合はスタジオに入ってセットの練習をしよう
本番を意識して練習するとなるとやはりトレーニングセットが一番良いと言えそうですね。ある程度しっかりした環境が必要になるため難しい場合もあるかもしれませんが。上達のためにぜひ検討してほしいところです。
「リム」があるものがおすすめ☆ドラムの練習パッドの選ぶとき
リムについて
ドラムには「リム」と呼ばれる、金属の枠があります。
リムがある理由
リムがあるトレーニングドラムを選ぶメリットは「ミスショットがわかりやすい」ということ。
打った時の角度が悪いミスショットをすると、リムにカツーンと当たるので「あ、ミスったな」というのがわかります。
リムがない練習パッドを使うと、ミスショットをしてもわからないので、正確なショットをする意識が低くなります。
あと「リムショットの練習になる」というメリットも考えられますが、リムショットはリム(金属フレーム)を一緒に叩くので、カーン!と大きな音がなります。
そのため、家の練習でリムショットを打つのはハッキリ言って近所迷惑になります。
家でリムショットの練習をバリバリやるのは避けましょう。(せめて昼間にやりましょうね。)
- ドラムの金属の枠をリムと呼ぶ
- トレーニングドラムにリムがあることでミスショットが分かりやすくなる
- リムショットは非常に大きな音が出るので近隣の迷惑にならないようにしよう
せっかく練習しても本番で生かされずミスショットばかり、というのはリムを意識していないからかもしれません。せっかく練習するのであればリムを意識できるトレーニングドラムを導入しましょう。
ドラムの練習パッドの使い方について。体験談をご紹介
練習方法の工夫
私の場合も、家では本格練習用、外でも練習を想定して持ち運び用のパッドも持っています。
といっても、必要になったからそうなったというだけなんですが。
室内での工夫
ただ、いつも家では本格練習用というわけではなく、スタンド付きパッドは叩いた時に振動が発生するので、場所や時間帯によっては気を使って使用を控える時があります。
それでも練習したい時はパッドのみを使って練習します。
幸い私の部屋にはベッドがあるので、その上にパッドを置いて練習しています。
といっても、パッドとベッドの間にさらに低反発枕を置いていますが。
時々の状況でいろいろ工夫が出来るので、両方持っていると何かと便利ですね。
取り外し可能なスタンドタイプでもいいですが、私の場合、スタンドタイプではこれでなければだめという確たる物があるので、そこはゆずれないといった感じです。
ドラマーにとって練習パッドは切っても切れない存在なので、最低でもどれか一つは持っておいた方がいいでしょう。
どれにするかは自由なので、使用用途をしっかり見極めて買うようにしましょう。
- 家では本格練習用、外ではパッドを持ち歩いている
- 家ではベッドに低反発枕を置いて、その上にパッドを置いて練習している
- 練習パッドは一つは持っておいた方がいい
振動だけでも建物によっては近所迷惑になってしまいますもんね。ベッドとさらに低反発枕というのは心遣いが行き届いていると思います。家だけではなく外でも練習できるように2種類持っているのもいいですね。
飽きてしまった時の使い方☆ドラムの練習パッドで練習していると…
家での練習方法
家での練習は、だいたい練習パッドを使ってパコパコ叩きます。
ルーディメンツだったり、自分の好きなパターンを叩きます。
ライブ前にする手首のウォームアップのようなものです。
練習素材は、YouTubeからだったり教則本だったりDVD から見つけます。
飽きない工夫
練習パッドでの練習は本当に地味ですし飽きがきやすいです。
しかしひとつパターンを覚えても満足せず、そこから複雑なパターンにシフトしていき、手慣れたパターンを入れ替えたり組み合わせて応用したりして、複雑なパラディドルパターン、フラムも簡単なフラムタップから応用したフラムパターンまで、それが完全に手癖になるまで練習します。
そして手癖になってしまえばどんなに練習を怠っても忘れることがなくなります。
(※慣れれば練習しなくていいということではないです、速さのトレーニングなんかは怠ったらすぐに訛りますよ!)
- 家では練習パッドを使用してウォームアップをしている
- 飽きがきやすいので複雑なパターンを組み入れたり、手慣れたパターンと組み合わせたりと応用して練習している
- 手の癖になるまで練習する
地味な練習でも繰り返しできるように工夫が必要です。手に癖として覚えさせるまでの練習が必要なのですね。そして、そこまでできればもういいかなと思いがちですが、速さのトレーニングを怠らないようにしないといけないのですね。
メトロノームの使い方について|ドラムの練習パッドと一緒に購入しよう!
メトロノームのつきあい方
コイツは、仲のいい相棒ですよ。
私が外出する時は、たいがいかばんに入ってます。
え?いつでもどこでも練習するつもりかって?
えっと・・・そうですが。何か?
今日は、あなたのリズムキープ能力をきっと向上させてくれる 「コイツ」との付き合い方をちょっとお話しましょう。
引用元-
具体的な練習方法
1.メトロノームの指揮に反応するのではなく、 自分で次の音が出るタイミングを感じ取りそこに音を置きに行く。
その出音がメトロノームと合うように。
2.「合う」と言っても、「ピッタリ重なってつぶれているかどうか」で判断しない方が有利。
理由は、つぶれているからと言ってピッタリ合っているとは限らないから。
この2つに留意して、まずは四分音符の演奏を片手ずつやってみましょう。
まずはやりやすいテンポ(100BPM前後ぐらいでしょうか)で結構です。
うまく合うようになるまで、しつこく、みっちり、執念深くやってください。
上手く行かなくて叫びながらでもいいからやって下さい。
その叫びは、しばらくしてから笑い声に変わりますから。
あきらめずに続けていればね。
そして、それなりにタイミングが合うようになって来たら、 その状態をできるだけ長く維持できるように頑張りましょう。
長くとはどれくらいか、と疑問に思うかもしれませんが、 少なくとも自分がやる楽曲の長さは最低維持できないとまずいでしょう。
ただ、プロの中にはその5~10倍の時間維持できるように練習する、 という人もいるそうです。
これは、テンポキープというのは集中力をかなり使いますから、 「50分維持できれば5分は余裕を持って提供できる」という考え方のようですね。
これはこれで納得できます。
私の場合は、現在は大体3~4倍程度で、時間にすると15~20分ぐらいは 連続させられるようにしています。
引用元-
- メトロノームの音に反応せず、先に自分が次の音のタイミングを感じ取るようにする
- うまく合うようになるまであきらめずに練習する
- タイミングが合う状態を出来るだけ長く維持できるように練習する
メトロノームに合わせるときの考え方、非常に勉強になりました。反応してから合わせていると自分の方が遅れているというわけですね。地道過ぎて辛くなるとは思いますが、こういった基礎練習をじっくり行うことが上達への近道なのですね。