中学生の子どもが勉強ができないと、親としては心配になってしまいますよね。
子どもの進路が不安な場合のアドバイスや、勉強ができない中学生の進路について、中卒で就職するときに大切なポイントをご紹介します。
子供の進路を導く親の役目も、是非参考にしてみてくださいね。
Q:勉強が出来ない中学生の子供が心配!将来の進路が不安だけど大丈夫!?
何を言っても勉強に励まない子どもは、どうすればいい?
中学3年の息子。1年から個別学習の塾に通っていますが一向に成績が向上しません。
塾のせいでもないですね、自宅でも勉強をしているようでしてなく、ぼっとしている。
今晩、唖然としたのは勉強するフリをして、机の下で内緒でゲームボーイをしていました。
怒る気もなくなりました。 子どものために一生懸命な自分が情けなくなりました。
どう言っても、この子は勉強に本気で向かおうとしない。
自分ではやっているつもりだろうが、成績は上がらない。
いっそのことゲーム、娯楽関連は家から無くした方がいいでしょうか。
どこの親でもそうだと思いますが、いい成績を出してほしいと願っている。
それを本人にも伝えていても、わかっているというけど、やっぱり本気にならないです。
成績も上がらないです。
受験前にやる気を出しても、大した高校には進学できないだろう・・・
受験モードになるのももっとギリギリにならないと無理なのか。
それではそれなりの高校にも合格できないと思います。
成績は学校内で中位。。(次男がいますがこちらは成績は上位)
これでは大学進学できるレベルの高校には入れないでしょう。
- 子供を塾にも通わせているが、本人のやる気がなく成績が伸びない
- 勉強しているかと思ったら、隠れてゲームをしていた
- 受験前にやる気になっても、良い高校に入れないだろうと心配
子どもに勉強へのやる気を出させるのは、なかなか難しいことですよね。しかし勉強をしないからといっても、子どもから娯楽を取り上げてしまうのは反発を招いて逆効果になりそうな気がします・・・
A:子供の進路が不安な場合のアドバイス!
塾や本人に任せず、親自身が子どもの勉強に向き合って
あなたが家に帰ったら、時間の限り息子さんの勉強を見てあげてください。
結局あなたは、塾任せで本人任せにしているだけです。あなた自身の役割は?
あなた自身の夢を息子さんに話したことがあるでしょうか?たぶん無いはずです。
だったら、息子さんも自分の夢を話しませんし、持っていないかもしれません。
ゲームをしてたときに、なぜ怒らなかったのですか?怒らなくても、なぜ勉強をする気にならないのかと聞かなかったのですか?
本人任せという名の放任ですよ。
塾の先生が授業中に息子さんが勉強してないことをほっておいたら、あなたは怒りませんか?
それと同じことだと思いますよ。
自身の夢や子供の将来について話し、勉強をしっかりと見てあげて
あなたが、しっかりと生き、今の自分はどんなことをして、どんなことをしていきたいか
そして、息子にどんな風に生きてほしいかをもう一度、勉強を見るということにおいて確認しあうべきです。
あなたがしっかりしてください!
- 塾や子どもに任せきりにせず、親が勉強をなるべく見てあげて
- 自分の夢や子供の将来についてしっかりと話、責任をもって子どもの勉強に向き合おう
私は以前家庭教師をしていたのですが、子どものなかには自他腕の勉強法がわからない子どももいます。子供が勉強をしない理由は、想いもよらないところにあることも。親として向き合うことで、本当の問題点に気づけるかもしれませんよ。
高校に行かず就職する選択肢もある!?勉強が出来ない中学生の進路について!
高校で勉強する気持ちがあれば、どんな子どもでも進学できるはず
昔ならば「家庭の事情でどうしても働かなければならない」という話もよく聞いたものですが、高校の無償化、各種公的制度や支援制度のおかげで、親子で頑張ればどうにか高校までは卒業できるのが今の世の中です。
また、「学校の成績が悪すぎて進学できない」という生徒もいますが、「入ってから頑張って学ぶ」という気持ちさえあれば、今は進学する方法がいくらでもあります。
(反対に、勉強が嫌いで学ぶ気の無い生徒は、もう義務教育では無いのですから、專門を学ぶか就職を選択するのも決して悪いことでは無いと思います。
ところが、なぜかそういう生徒たちが、大量に高校へと進学していくのですけれども・・・苦笑)
ですから、「高校を卒業したい」と願う気持ちさえあれば、特殊な事情のご家庭を除けば、ほぼ全ての生徒に学びの機会が用意されていると言っても良いでしょう。
高校進学に関する制度をしらないと、将来の選択肢を狭めてしまう
もちろん、こうした制度や仕組みの事を知らないために、せっかくのチャンスを逃してしまう人もいます。
しかし、これは逆から見れば、生徒本人やその親が「しっかり学んでいない」からはずれくじを引いてしまったとも言えますよね。
無知は、自分の可能性や人生の選択の幅すらも狭めてしまうのです。
そして、(受験勉強はともかく)生きていく上での学びは、すればするほど人生を有利かつ豊かに生きられます。
だからこそ人は学ばなければならないのですね。
そういう意味でも、生徒の皆さんは、ぜひ前向きに学んで、たかが学校の勉強くらいで満足することなく、将来に役立つ頭脳と、生きる知恵を養ってもらいたいと思います。
そしてご家庭や教室で、このような趣旨の話を、もっと説得力のある形でいくつもしていくと、生徒は学ぶことの大切さを知ります。
実話や体験談を混ぜるなど説得力のある話を用意して、機会のあるごとに話して聞かせてあげてください。
こういった基本的な動機づけすらしないうちから、「勉強しろと言ってもやらない」「生徒にやる気が出ない」などと嘆くのは、枕も布団も用意しないで、「うちの子がなかなか寝ない」と嘆くのと同じくらい不毛なことなのですね。
中卒で働くことに苦労はつきものだが、頭ごなしに否定しないで
ここまで進学を中心に書いてきましたが、一方で、「就職」も立派な選択肢の1つです。
「中学を卒業したら、自分は働きたくてしかたがない!」
「早く社会に出て、自分の力で人生の成功を掴み取りたい!」
こういった考えの生徒には、なかなかお目にかかれませんが、それだけの熱意を持って社会に出れば、中卒であってもいくらでも道は開けるでしょう。
こう書くと「中卒で何とかなるほど社会は甘くない」と言う人もいるでしょう。
実際はそのとおりで、人生真っ暗などと言う事は決して無いですが、大きな苦労が待ち受けているのは事実です。
しかし、だからと言って、安易に「とにかく大卒が良いのだ!」と子供に押しつけるのはやめていただきたいものです。
- 経済面や成績面で難があっても、高校で勉強したい気持ちがあればほとんどの子どもが進学可能
- 支援制度などを知らないと、子供の将来の選択肢を狭めてしまう
- 子どもに勉強させたいのであれば、実話などに基づいて話をするべき
- 中卒で働くのは困難がつきものだが、だからといって全否定するのはNG
支援制度などは、自分で調べなくてはわからないものも少なくないですよね。経済的な理由から子供の高校進学を悩んでいる人は、近くの高校や自治体で行っている制度を今一度良く調べてみることが大切です。
就職する時に大切なポイントは?勉強できない中学生の進路が心配な時の対処法!
高校は卒業していた方が良いが、中卒で修業に入った方が良い職業もある
高校すら行かずにすぐに働きたいという人もいるかもしれません。
もちろん否定はしないのですが、私はすぐに働きたくても一度高校へ行った方がいいかと思います。
というのは、就職はいつでもできるのですが、高校はこの時期しか行けません。
一生に一度しか進むことができない道なので、体験しておいて損はないです。
ただ、板前や左官職人など中学卒業と同時に修行に行った方がいい職業もあります。
どうしてもそういった職業に就きたいのであれば、その道に行った方がいいです。
●【就職する上でのポイント】
→①自伝やブログをたくさん読む
仮に将棋の棋士になる場合、羽生名人のブログや自伝などをたくさん読みましょう。
自伝やブログを読むと、その人がどんな人生を歩んだかがわかります。
人生の先輩が、高校に行ってからその道に進んでいるのであれば、それを真似した方が夢を達成するための近道になります。
→②早い段階から行動しよう
中卒で就職する人はあまり多くありません。
つまり自分は他の友達とは違った進路を歩むことになります。
これは自分で行動していかないといけないということです。
みんなが受験勉強をしている間に、もっとも行きたい就職先などを、ハローワークや知り合いに相談するなどしてきちんと探して。おきましょう。
- すぐに就職したくても、高校は出ておいた方が良い
- 中卒ですぐに修行に入った方が有利な仕事もある
- 目指している職業や仕事をしている人のブログや自伝をたくさん読む
- 中卒で就職するなら、行動は早めに
一般的に高校は出ておいた方が就職に便利ですが、職人の世界などでは少しでも早く修行に入った方が良いケースもあります。しかし中卒で働くということは、どんな道を選んだとしても苦労は大きいもの。それを踏まえたうえで、将来を選択しましょう。
進路をどう導いてあげるか?子供の意見を尊重する重要性と親が出来る役目とは…
学力だけで子どもの進学先を決めるのはNG
とにかく子供を頭の良い学校に入れようと考えているお父さんお母さんが非常に多いです。
無意味にレベルを下げるのは良くないです。
ただ、子供がきちんとした夢を持っていて、それを叶えるための学校が低レベルだった場合、親としてそれを応援してあげたほうがいいと思います。
私自身、セミナーに参加することが多いため、様々な職業の知り合いがいます。そこで気付くのが、【学力が高い=幸せ】という法則は成り立たない!
ということです。
ではどんな法則が成り立つのかというと、【自分のやりたい仕事に就く=幸せ】という法則です!
子どもがやりたい仕事につけるような高校を探し、子ども自身に選ばせる
ですので、進路に関してお父さんお母さんがすべきなのは、子供がより高レベルの学校に行くように誘導することではありません。
子供がやりたい仕事に就けるように、選択肢を増やしてあげることです。
最終的に、決めるのは子供です。
これをしてあげると、子供との信頼関係も高まり、子供も幸せな人生になれると思います。
- 学力の高さだけで子供の進学先を決めるのはNG
- レベルを下げる必要はないが、子どものやりたい仕事につくために最適な学校が◎
- 進学先を決めるのは子ども自身、親は選択肢の幅を広げてあげよう
子どもに将来なりたい仕事がある場合は、それを目指しやすい高校選びが大切です。まだ何をしたいのかわからない子どもも多いと思いますが、親が主導して進学先を選ばず、あくまで子ども自身にしっかりと考えて選ばせましょう。
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