高校留年になる条件は、学校によって異なることをご存知でしょうか?
高校で留年となるか判断する出席の基準や、留年に関する疑問点についてわかりやすくまとめました。
「高校」と「高専」の留年の条件の比較も、是非参考にしてみてくださいね。
Q:留年の条件は何!?高校に通っている場合!
勉強ができないが、進級できるか不安・・・
高校の留年について
高校1年生です。
私はすごく頭が悪くて留年してしまうのではないかと心配なんです。
留年になる条件が知りたい
そこで質問なんですが、テストで1回でも欠点(30点以下)をとってしまえば留年なんでしょうか?
それとも、追試で合格点をとったらなんとか留年は免れるみたいな感じなんでしょうか?
もしその追試でも赤点だった場合(1教科で)留年確定なんですかね?
入学したてで分からないことだらけなので色々教えていただけたら幸いです。
- 勉強ができず、留年するのではないかと不安
- 留年になる条件がわからないので知りたい!
留年になる条件は、通っている学校によって異なります。多くの学校では、赤点をとってしまっても追試や補習などの救済措置をとっているところが多いようです。しかし赤点はなるべくとらないよう、しっかりと勉強するようにしましょう。
A:条件は学校によって違いがある!高校の留年について!
学校によって、留年になる条件は異なる
学校によって規定が違うので、貴方が通っている高校の校則や校内規範を確認することが望ましいと思います。
赤点をとったからといって、必ずしも、留年になるとは限りません。
ただ、赤点後に行われる追試や補習授業などに出ないと、どうなるかはわかりませんが・・・。
大抵は、赤点の1教科だけでは、留年決定ということにはならないとは思います。
先生から呼び出されて事情を聞かれたり、わからないところを聞かれたりはするかもしれませんが・・・。
留年しないためには、勉強に対するやる気を見せることが大切
学校側も留年者が少ない方が、良いに決まっているため、とりあえず、事情を聞き、勉強ができない環境なのか、したくないだけなのか、聞いてくると思います。
やる気がない・・・の理由だと心証をかなり悪くする危険性があるため、頑張ったけど、理解するのが難しかった・・・とかにした方が、先生もまだ考えてくれると思います。
いずれにしても、なるべくなら赤点を取らない方が、望ましいのですが、取ってしまったら、ちゃんと補習や追試などに出て、勉強する姿勢だけは見せておいた方がいいです。
- 留年になる条件は、学校によって異なる
- 赤点を1つとった程度なら、留年にならないケースが多い
- 留年しないためにも、勉強には真面目に取り組もう
先生は生徒に対して平等であるべきですが、先生である前に一人の人間です。やる気がなく授業態度も悪い生徒より、頑張っている生徒に対しての方が「なんとか進級させてあげよう」と思うのが人の心ではないでしょうか?
出席の基準を満たしていない科目があるかどうか?高校で留年するかの条件!
出席日数より科目ごとの出席時数が重要
高校では、ある科目の授業を出席した「時数」がある基準に満たしていないと留年になってしまいます。
多くの高校生が学校に来た出席日数が基準に満たしていないと留年になると勘違いしていますが、学校に来た日数ではなく、ある科目の授業に出た「時数」で決まります。
留年になる欠席時数の目安
ほとんどの高校では、一年間の授業の「3分の1」または、「4分の1」以上欠席すると留年になります。
また、授業の出席日数が基準に満たしている場合、「履修」が成立したと言います。
自分が基準に満たしているか知りたい時は直接、その科目の担当の先生に聞くと教えてくれます。
- 出席日数ではなく、科目の出席時数によって留年が決まる
- 1年の1/4~1/3欠席した場合、柳州が成立せず留年となる
出席日数に問題がなくても、特定の科目の欠席が多ければ留年になってしまうかもしれません。いざ出席時数が足りなくなって焦らないよう、すべての科目にきちんと出席することをおすすめします。特に授業数が少ない科目は注意しましょう。
【留年に関する疑問】について!高校のこんなケースはどうなるの??
・どれくらい休むとやばい?
多くの学校では、授業の3分の1を超えて欠席すると赤点となり、その科目の単位をもらえないことになります。
ただこれは学校によるので、それより少ない欠席でもダメなところもあります。
そして赤点の科目があると留年の可能性がでてきます。これも学校によって異なり、1科目でも留年になるところもあるので注意が必要です。
(赤点とは、簡単にいうと落第点のこと。進級するのに必要な点数に満たないことを指す)
・単位の数え方
単位数は科目ごとに異なり、その科目の一週間の授業数で決まります。
例えば、週4時間授業がある数学は4単位、週1時間授業がある家庭科は1単位、といった感じでイメージするとわかりやすいです。
・出席日数が足りない基準
1科目でも3分の1を超えて欠席すると出席日数不足となり、単位がもらえなくなります。
高校は年間35週授業があるものとしてみなすので、例えば、週4時間授業がある数学は1年間で、4×35=140時間授業があり、そのうち3分の1、つまり47時間欠席すると出席日数不足となります。
- 1/3以上欠席している科目が1つでもあれば、留年になる可能性がある
- 単位数は、1週間当たりの授業数
- 単位がもらえなくなる基準は、1/3以上の授業の欠席
「2/3以上出席していればいいなら楽勝!」と思っている人も多いかもしれません。ただし授業数が少ない科目や1限目に設けられていることが多い科目の場合、気づかぬうちに欠席が多くなっている可能性があるため注意が必要です。
判断の基準は授業数にも関係がある?高校の留年の条件について!
留年になる基準
留年するかどうかは落とした授業の数により決まります。
まず、テストの成績と提出物や授業態度などの平常点を合算したものが学期末の成績として出ます。
その学期末の成績を1、2、3学期足して、三で割ります。
その点数が40点に満たないと、「その教科を落とした」ということになるんですね~
そして、40点に満たない教科が5教科あると留年ということになってしまうわけです。
さらに、12単位落とした場合も留年になります。
単位の計算方法
単位というのは各教科ごとに設定されていまして、ようするに「一週間に何時間この教科を勉強したか」ということです。
たとえば、現代国語。
だいたい現代国語ってどこも一週間に3時間くらいじゃないでしょうか?
もしそうなら、現代国語の単位数は3単位となります。
ようは一週間の時間割にその教科が何回出てくるかということです。
もしも5単位の教科を3っつ落としたら。
落とした単位数が15単位になってしまうので、12単位以上落としたということで留年になります。
5教科落としてなくても、単位数の多い教科を落としてしまうとあぶないわけですね。
- 5教科以上成績が基準に達していないと、留年対象となる
- 12単位以上落としたときも、留年対象となる
- 単位は教科ごとに設定されており、1週間の時数によって単位数が決まる
単位の数え方をよくわかっていない人も少なくないので、今回確認しておくことをおすすめします。留年となる基準は学校によって異なるため、上記の基準はあくまで参考程度に考えてくださいね。
留年の条件を比較!「高校」より「高専」の方が厳しいって本当!?
高専の方が赤点ラインは高いが・・・
普通の公立高校の赤点が30点なのに対し、高専では60点が赤点ラインとなっています。
確かにこれだけ見ればかなり難易度が高いように思いますが、進級の際に評価される点数は「テスト点+出席点+課題点」というケースが殆どです。
そしてこの割合は、テスト(6割)、出席(2割)、課題(2割)という感じのパターンが非常に多いです。
つまり何が言いたいかというと、「出席と課題さえきちんとこなしていれば40点は確実に確保出来る」という事です。
残りは20点取ればいいだけですので、テスト点は34点ほど取れば良いという事になります。
なので、「真面目に取り組んでいさえすれば留年することなんてまずあり得ない」という事です。
ただし、稀にテスト点10割で評価する!という教員が居たりします。
しかし、そういう場合は大抵、追試を行ってくれることが殆どなので、それさえクリアすれば留年はしません。
しかもその追記は、定期テストの問題の数値を少し変えただけな問題なので、全く難しくありません。
「真面目に取り組んでるのに課題も難しすぎるし、テストの点数も全然取れない!」なんて人はそもそも高専に入学する事が出来ないと思うので安心してください。
- 高専の赤点ラインは60点と高め
- テストだけでなく、出席・課題を重視して採点される
- 授業に真面目に取り組んでいれば、テストの点数が多少悪くても問題ない
- テスト重視で評価された場合も、救済措置として難易度の低い追試を行ってもらえることが多い
普通の高校と比べて、高専の方が授業態度を重視して採点する傾向があるようです。テストの点数がいくら良くても、出席や課題の点数が低ければ留年対象となる可能性があります。まじめに授業に取り組むようにしましょう。