男の子の反抗期は、接し方を間違うと大変!壁に穴が空いたなんて話も聞いたりします。
自立の第一歩である反抗期の特徴、親の接し方や考え方などをまとめてみました。
立派な大人に育てるために、親が反抗期にどうすれば良いのかを考えてみましょう。
反抗期の男子中学生の特徴は…
反抗期のよくある態度
反抗期の中学生のよくある態度としては、
- 家の中で口を聞きたがらない
- 「おはよう」「行ってきます」等の挨拶をしない
- 子どもに話しかけても、返事をしないか「うん」とか「ああ」だけの短い返事をする
- 親と一緒に外に出かけたがらない
等です。
特に小学生の頃は喜んで家族と一緒に出かけていたのに、突然、「俺行かない!」という感じになっちゃいます。
出かけるのが本当にめんどくさいと感じる始めることや、親と一緒に行動することを恥ずかしく感じるようになることがその理由です。
特に出かける先が近所であれば、友達に会う可能性も高くなるため、余計気にするみたいですね。
まさに自立心の現れと体裁を気にし始めるという成長の結果と言えます。
力も強いので注意!
中学生になると男の子の場合は、
- すぐに手を出す
- ものを壊す
- ものを投げる
という行動が見られます。
子どもの力がどんどん強くなってくるので、親の方でも気をつけておかないと怪我をすることになり、結構危なくなります。
- 親と話すのが嫌
- 一緒に出掛けるのを見られるのが恥ずかしい
- すぐに手を出したり物を投げたりする
可愛かった子供が、急に反抗的になると悲しいですよね。以前のような関係を取り戻したくて、ついついしつこく話しかけてしまったりします。しかし、反抗期はそういう時期。我慢することも大切だと思います。
反抗期の男子中学生と接する時のポイント
(1)押してもダメならひいてみる
思春期の子どもに対して、怒っても手ごたえがないのであれば、対応を思い切ってガラリと変えてしまうのです。そうすると、いつもと違う反応をとることが多いようです。例えば、今までは、「勉強しなさい」と言っていたことを、「勉強しなくていいよ。むしろ友達と遊んでおいで」というように態度を180度変えてしまいます。
他にも、「無理に勉強しなくていいよ。自分のペースでやってくれればいい」という話をしたり、「元気に健康で育ってくれればいい」という態度で話をしてみてください。いつも怒られたりしている場合、逆に子どもは大切にされていると感じるので、反抗的な態度が和らいでいきます。
(2)子どもへの信頼
子供は思春期には、親の元から自分の仲間との居場所に移っていく過渡期に入ります。この仲間との居場所については、親は侵入しないようにしてください。親への秘密・拒絶は自立への歩みになりますので、そこはそっとしておいてあげるとよいです。
ただ、放っておくのは難しいですが、それは子どもに対しての信頼が足りないのかもしれません。子どもを信頼してある程度放任することで、普段の親の言うことを聞いてくれるようになったりもします。
- 怒ってダメなら、態度を変えてみる
- 縛り付けなければ反抗的な態度が和らぐ場合もある
- 反抗期は、親から友だちへと居場所が移っていく時期
- 親はそっと見守るべき
反抗期は、自立への第一歩。親から言われることは、気にくわないんですよね。それが正論だろうと何だろうと関係ないのです。反抗しながらも、しっかりと分かっているので心配しなくても良いと私は思います。
男子中学生の反抗期に親としてできること
子供の好きなように生活させる
反抗期にならないためにはどうすべきかというと、答えはすごく簡単です。
お父さん、お母さんが育てたいと思っている子供の理想像を捨てればいいのです!本当は勉強がバリバリできる高学歴になって欲しい。
だから、家にいるときは勉強して欲しい。
こういった理想があったとします。しかし、現実を見ると、子供は外で遊んでばかり。
高校に行けるかどうかすらわからない学力レベル・・・
こんなときに、「もっと勉強しなさい!」と言ったり、無理やり塾に入れたりすると、子供は反抗期になってしまいます。だから、どうすればいいのかというと、何も言わないようにします!
子供が生きたいようにさせてあげればいいのです。
すると、100%反抗期なんて来ません。
絶対に許せないラインのみ決めておく
子供が人様に迷惑をかけてしまうのは絶対にいけません。
例えば、友達に暴力を振るったり、人のものを盗んだり、先生に対する言葉遣いが悪かったり・・・こういった、親として絶対に許せないラインを超えようとしたら、反抗期とか言っていてはいけません!
絶対に許してはいけません。子供が荒れようが何だろうが、力を使ってでも子供を止めないといけません!
もし、これが原因で子供が反抗期になってしまったとしても、それは仕方がないことです。
- 反抗期が来ないようにするには、親の理想像を捨てれば良い
- 子供のさせたいようにさせてあげる
- 人に迷惑をかけることは、何が何でも許してはいけない
反抗期が100%来ないとは言い切りましたね。ただ、私は反抗期は来てもいいと思っています。むしろ、目に見えた反抗期があった方が健全などではないかと思います。自分にも反抗期はあったので、抑えなくてもいいのではないでしょうか。
男子中学生の反抗期の対処法
イライラしているときに話しても無駄
最初に覚えておいて欲しいのは、カッとなっているときに話しても無駄ということです。
特に男子の場合、一度カッとなると1時間くらいは何を話しても無駄になります。
先生だろうが親だろうが誰が言っても無駄です。こういうときはとりあえずほかっておきましょう。
しばらく時間が経って、イライラが収まってきた後に冷静に話すと、案外言うことを聞いてくれます(笑)
落ち着いた場所で話す
家だった場合、リビングのようにみんながいる場所で話しても通じません。
学校の場合、教室で話しても通じません。反抗期というのはとにかく、あー言えばこー言いたくなる時期です。
これは周りの目線とかがあると、さらに意識します。ですので、仮に自宅で話すのであれば、落ち着いたものが少ない部屋。
外で話すのであれば、静かな喫茶店。
学校で話すのであれば、誰もいない教室。こういった落ち着いて考えられる環境で伝えると、案外言う事を聞いてくれます。
譲れない部分は認めてあげる
「反抗期=全てに反抗する」というわけではありません。
自分の中でちょっとでも違うというものに対しては、全て反抗するのですが、本当に正しいというものに関しては素直に聞きます。
- 怒っているときには、何を言ってもダメ
- 人の目を気にするときなので、落ち着いた人のいない場所で話す
- 正しいと思っていることは、素直に聞く
この時期は何に反発しているのかを自分ですら分かっていないときもありますよね。とにかく怒らせて発散させてあげることも必要だと思います。何時間も怒り続けることは出来ないですからね。
男子中学生の反抗期を悪化させる親のNG言動とは…
自立したい気持ちを尊重してあげる
”親”という漢字を思い描いてみて下さい。「木の上に立ち、子どもを見守る」と書いて”親”なのです。子育てのヒントが漢字にも隠されているんですね。
思春期を迎える子どもが、親離れをしようと変化していく姿に、親としては複雑な気持ちを抱くかもしれませんが、漢字にも記されているように、愛を持って自立を見守ってあげる態度こそが”親”にとって重要なんだといいます。
とはいえ未成年ですし、子どもにとって親は身近な存在です。親の尊敬できない態度や振る舞いを見ていて、それがきっかけとなり、子どもが道を誤ってしまう恐れがあるというのです。
やってはいけない親の言動
以下のような言動に心当たりはありませんか?
(1)「恥だ」「みっともない」と世間体ばかりを気にして叱る
(2)友だちと一緒にした悪さなのに、自分の子どもではなく、巻き込んだ友人と、その親ばかりを責める
(3)何か問題が起きても、父親に相談せずに母親だけで解決しようとする
(4)万引きなど、子どもの悪さが発覚した時、学校への通報ばかりを恐れる
世間体を気にして自分の子どもをちゃんと見ていない、子どもの友だちを頭ごなしに否定する、事を荒げないように父親や学校に子どもの問題行動を隠す、といった親の行動は、子どもの問題行動と同じくらいに問題だと認識しましょう。
- 反抗期は自立しようとしている時期
- 親は愛を持って優しく見守る事
- 世間体ばかり気にして、子供を否定しないこと
- 親の行動は子供の行動に影響する
子供には口うるさく言ってしまいがちになりますが、ここは親も我慢ですね。子供の出来不出来は親の評価だと感じ、つい隠したくなる気持ちも分かります。しかし、子供ももうしっかりとした判断がつくようになっているという事も忘れてはいけません。