バスケットボールのルールの中でもメジャーなのが「トラベリング」
ボールを持ったまま3歩以上歩いてはいけないんですが、要するにボールを受け取った時の1歩目を、2歩目をついた後で別の場所に移動してはダメということ。
ジャンプ中にパスを受け、両足同時着地は2歩ではなく1歩に。車いすバスケの場合は、3回漕いだらトラベリングで、2回漕いだ後ドリブルするとまた漕げるとか。
ルールを誤解していませんか?!バスケットの「トラベリング」よくある間違い
3歩以上歩いてはいけない
トラベリングはバスケのルールの中でも、かなりメジャーなルールの一つですが、実は誤解されやすいルールでもあるんですよね^^;
3歩以上歩いてはいけない(ボールを持って動いてはいけない)。
これが、だいたいの人の知ってるトラベリングのルールですよね?
学校で習ったと思いますが、【以上・以下】ってのは、その数字を含みます。よって、言い方を変えれば2歩までしか歩けないわけです。
で、1歩目はボールを持った時の状態で変わります。ジャンプしている間に持った場合は、着地した足が1歩。両足同時の場合も1歩。最初から両足をフロアについている時にボールを持った場合もその時点で1歩。
これがピボットフットと呼ばれる軸足です。1歩目が両足の場合は、どちらか好きな方を自分で選ぶことができます。
軸足じゃない方の足はピボットフット
で、次に軸足では無い方の足を動かして、フロアに着いた瞬間に2歩目 となります。両足同時の場合は、片方を動かした時がこの状態です。
これで、ルール上の2歩を使い切ったことになります。ここから2歩目を動かすことは【ピボット】としてルール上、認められていますが、軸足を動かして、フロアを移動すると3歩目となり、【トラベリング】が成立するわけです。
- トラベリング:バスケのルールの中でもかなりメジャー→実は誤解されやすい
- 1歩目:ボールをもって着地している足、両足の場合どちらにするかを決められる
- 2歩目:軸足ではない脚、フロアについた時点でピボットフットに
- ピボットフットを動かす:OK、軸足の場所を移す:トラベリング
軸足が離れてもパスやシュートを打てばトラベリングにはならず、離れた軸足を別の場所についてしまうとトラベリングになってしまいます。ちょっとややこしいですが、間違えないようにしましょう。
こんな場合はトラベリングになるの…?ルールを確認
軸足が離れた状態でパス・シュートはOK
軸足が離れてからのパスやシュートは許されています。なので、走りながらパスを受け取り、二歩ステップを踏んだあと(一歩目(軸足)が離れた状態)でパスを出すのはOK。また、同じような動作でシュートにいくのもOKです。レイアップステップも軸足が床から離れていますが、ルール上問題ありません。
ドリブルの突き出しで、軸足が離れたあとにドリブルをついてトラベリングになるケースが多いです。また、ギャロップステップなどでトラベリングになることも多いので、気をつけるようにしなければいけません。
- 軸足が離れてからのパスやシュート→許される
- 走りながらパスを受ける→二歩ステップ→軸足離れる→パス・シュート:OK
- ドリブルの突き出し→軸足が離れたあとにドリブル→トラベリングになる
軸足、ピボットフットとついて、軸足が離れたらアウト!ではなくて、軸足が離れてもパスやシュートに行けばOKで、ドリブルしちゃうとアウトということですね。軸足の場所を替えてもアウトですね。
えっ、この場合はトラベリングにならない?!「ギャロップステップ」とは
同時着地であれば左右の足をまとめて「一歩」
片足がついている状態でボールをキャッチし、②そこからジャンプして両足着地する。
これはトラベリングでしょうか?
普通に考えれば、①で一歩、次の②で二歩、三歩とカウントされてトラベリング…
と、思われがちな場面ですが、これはトラベリングにはなりません。
①の状態からジャンプした場合、「軸足がなくなった」という状態になり、その後にボールを持ったまま両足で着地しても、同時着地であれば左右の足をまとめて「一歩」とカウントします。
- 片足ついた状態でボールをキャッチ→ジャンプ→両足着地:トラベリングではない
- 片足ついてボールキャッチ:軸足→ジャンプ:軸足なくなった→両足着地:1歩目
そんなことする奴ぁいねぇ!とは思うものの、単なる可能性として、両足ついた状態でパスを受け、両足を揃えた状態でジャンプを繰り返しても、トラベリングにならず1歩目のままということだよね?
トラベリングをしないために気をつけたいポイント…バスケットでコーチに教わったこと
足腰の筋肉が足りない
俺もよくトラベリングして、先輩達に迷惑かけっぱなしです(笑)
まあ俺の場合は、面取りをする時に、軸足がよく動いちゃいます・・・(汗)
こういう場合は、足腰の筋肉が足りないらしいですね・・・
慌ててトラベリングするなら、パスするまでドリブルをなるべく止めない
前のコーチに、ドリブルは、止めるなって言われ続けてましたね・・・
カットされてもいいから、慌てるな!
小さい子には、難しいし、これじゃあ説明不足だから、一番簡単なのは、カットされてもいいから、慌てるな!慌ててトラベリングしたら相手ボールになるんだぞ!って分かってても言い続けることですかね・・・
カットされても子供のチームなら速攻なんてないと思いますから、大丈夫だとおもうんですけどね・・・
- 軸足が動いちゃってトラベリングを取られる:足腰の筋肉が足りない
- 慌ててトラベリングになる→パスするまでドリブルを止めない
- 小さい子に→「カットされてもいいから、慌てるな!」
小さい子だと、ボールを持ったところを囲まれると慌てちゃって逃れようとしてトラベリングとられちゃうんでしょうね。まぁカットされたとしてもすぐに取り返しに行けばいいわけですからね。
知ってた?トラベリングのルールは車いすバスケットでも存在する!
車いすを3回漕ぐとトラベリング
ボールを持って車いすを手で漕ぐこと(プッシュ)は連続2回まで。3回以上プッシュするとトラベリングに。ダブルドリブルはないため、ドリブルをはさめば、再び連続2回以内でプッシュすることができる。ボールを保持したまま転倒した場合は、相手チームのスローインとなる。
引用元-産経ニュース
- 車いすバスケ→車いすを3回漕いだらトラベリング
- ダブルドリブルない→ドリブルを挟んで再び連続2回以内でプッシュ可能
- ボールを保持したまま転倒→相手チームのスローイン
ドリブルを挟めば、再度2回プッシュできるっていうけど、2回漕いで、惰性で走っている間にドリブルして、また2回漕いで、っていう事なんでしょうか。難しいですね。こうなるとやっぱり空中戦になっちゃうのかな?