会社の基礎知識である「役職」について正しくご存知でしょうか?
役職名の違いや「参事」という資格について、参事になる人の特徴、英語での表現方法についてご紹介します。
役職定年制によって肩書が変わった場合の給料の違いも、是非参考にしてみてくださいね。
「役職」とは何!?会社の基礎知識を解説!
会社の組織構成と役職とは
課長より部長の方が偉い。なんて言う程度の知識は新社会人ともなれば理解していると思います。
でも、これってそもそも何なのかということになると、「?」が出てくるかもしれません。
まず、会社等の組織には、チームで仕事をするための単位があります。
例えば、6人一組で「課」という単位を設け、それが3つ、すなわち3つの課が集まって「部」になる、といった組織を構成しています。
それぞれの課をまとめるのか「課長」という役職です。
先の例で言えば、3つの課をまとめてその全体を見るのが「部長」と言う訳です。
課長、部長のように業務を管理運営する人を「役職者」といいます。
ですから、役職その物が敬称にあたりますから、役職者に対しては「○○部長」というよに呼びます。
間違っても「○○部長さん」と読んではいけません。
役職は管理職のことを指すが、お飾りとなっていることもある
役職(やくしょく、official position)とは、役目や職務のこと。特に管理職のことを指す。
特に組織の最上位の意思決定機関(例: 取締役会)の構成員である場合には、「役員」と呼ばれることも多い。
一般論として言えば、役職は一般に何らかの責任と職権を伴う、と言うことはできるが、実際には、すっかり形骸化してしまっていてそれらが実際上伴っていないお飾り役職も世に存在する。引用元-ウィキペディア
- 会社の組織構成と役職とは
- 役職者を呼ぶときは、「~部長さん」ではなく「~部長」という
- 役職は管理職のことを指すが、お飾りとなっていることもある
役職者を呼ぶとき、入社間もない新入社員などは「部長さん」などと呼びたくなるかもしれません。その方が丁寧に聞こえるかもしれませんが、敬称を重ねていることになるため「~部長」と呼ぶようにしましょう。
「参事」について!役職や資格の関係は!?
「参事」とは
参事(さんじ)は、現代の日本では、国会や独立行政法人・地方公共団体などの公的機関、協同組合などの法人に置かれる職員の職名の一種である。
引用元-ウィキペディア
「参事」は役職ではなく資格にあたる
会社の役職ではなく、資格です。
資格制(上位から)
理事・副理事・参事・副参事・参与・主事・副主事・主任・副主任役職制(上位から)
社長・部長・課長・係長・主任同じ課長でも資格によって上位下位を表すのに便利な制度です。
会社役職と資格の関係
主任=主任
副主事=係長
主事=課長
参与=次長
副参事=部長
に相当
なお会社によって違いがあります。
引用元-OKWave
- 「参事」とは公的機関などの職名の一つ
- 「参事は」役職名ではなく、資格にあたる
- 会社の役職と資格の関係とは?
「参事」を役職のことだと勘違いしている人もいますが、実は資格なのだそうです。公的機関や法人などで働いているなら、資格の上位下位についてもしっかりと頭に入れておくようにしましょう。
年齢や役職はどうなってるの?参事になる人の特徴!
参事となる人の特徴は、会社の規模によって異なる
これは会社の規模により大きく異なります。
私の勤務先では、資格が「参事」となると年齢が45歳以上で
役職も部長級以上となります。部下も末端まで数えると50名位は居ます
参事の仕事内容
仕事の中身も実務は無く、経営戦略のプレゼンが主な業務です。
引用元-BIGLOBEなんでも相談室
- 参事となる人の特徴は、会社の規模によって異なる
- 参事の仕事内容は経営戦略のプレゼンなど
会社の規模や特徴によって役職者の特徴が異なるように、参事などの資格を持つ人の特徴も異なります。参事になると実務からは離れ、経営そのものにかかわる業務を行うことが多いようです。
何て呼べばいいか教えて!?肩書はどうする?
役職と職階は異なる
昔の軍隊の連隊長は役職ですが、その連隊長が大佐だとすると、
大佐が職階になります中佐の連隊長もいます。
役職をとかれたら、職階で呼ぶのが無難
ですから、課長職は参事以上とかときまっていて、
役職をとかれ無任所になってもその職階は
そのままなので、参事と呼ぶのです。
会社は肩書き社会ですから、
単に○○さんより○○参事の方が無難でしょう。引用元-YAHOO!JAPAN知恵袋
- 役職と職階は異なる
- 役職をとかれたら、職階で呼ぶのが無難
日本の会社では特に、肩書が重視されるものですよね。役職から離れた人を何と呼ぶべきか悩んでしまうかと思いますが、基本的に職階で呼ぶと本人のプライドを傷つけずに済むでしょう。
参事について!英語では何と言う??
役職名は国によって異なるため、万能な英語がない役職もある
上司、部下等によって役職の権限を明確にするのは万国共通ですが、役職による細かい序列や、役職名のバリエーションについては国や組織によって区々で、中には英語に対応する役職名がないものも多々あります。
英語では部長、課長それぞれについて同じ言い方があるため、同じ組織内では違う単語があてられていても、対外的には逆の単語をあてている組織もあります。
したがって、万能な言い方というのはごく限られた役職にしかありません。
「参事」を表す英語
参事 Manager、Adviserなど。参与や顧問に準じる。
- 役職名は国によって異なるため、万能な英語がない役職もある
- 「参事」を表す英語
日本の役職などは細かく細分化されているため、確かに英語では何と呼ぶべきか悩む役職も多そうです。自社での表現が他社とは異なるケースもあるため、他社にメールをするときや転職するときなどは注意が必要です。
給料に違いはある!?肩書きが変わった場合!
役職定年制とは
役職定年制、略して「役定」は、50代にして管理職から降ろされることである。
課長・部長・課長と呼ばれていた人が一夜にしてヒラになり、参事など意味不明な肩書きをもらうことになる。
役職定年を迎えても、仕事内容や責任は変わらず給料だけが下がる
管理職から降りたといっても、実際にやる仕事は従前とあまり変わらない場合が多い。責任の大きさも変わらない。変わるのは給与の方で、ガタッと落ちるのがフツーだ。
引用元-プレジデント
- 役員定年制とは、50代以降平社員となること
- 役職定年後も仕事内容・責任はとくに変わらず、給料だけでが激減するケースが多い
仕事内容も責任も変わらないのに、給料だけが下がるというのは納得いかない制度ですよね。仕事内容が変わらないのであれば給料もそのまま、給料が下がるのであれば仕事内容も軽くしてほしいと思ってしまいます・・・