「社員と従業員」の意味!違いは何か教えて!?使い分けの定義とは…

「社員」と「従業員」の 違いってなんですか?

「社員」と「従業員」という言葉には、意味に違いがあるのでしょうか?

合同会社の社員と従業員の違いや、社員・従業員の使い分け方をわかりやすくまとめました。

「正社員」「契約社員」などのそれぞれの定義や違いについても、是非参考にしてみてくださいね。

意味に違いはあるの?「社員」と「従業員」について!

「社員」とは本来は会社の出資者(株主)のことをいう

「従業員」を「社員」と表現するのは日本の慣習でほぼ同義語です。

ただし、最大の違いは、「社員」というのは、本来の法律用語では、会社の出資者を指す言葉な点です。

株式会社では特に株主と言いますが、他の有限会社・合同会社やうちのような税理士法人では、株主にあたる人を社員と呼んでいます。

 従って、会社は、出資者である「社員(=株主)」の委任を受けて、経営者である「役員取締役監査役)」(社長=代表取締役、専務、常務、取締役本部長など)がおこなった決定を、労働者である「従業員」(部長以下)が実行するという構造になっています。

 正規社員や請負社員というのは、雇用形態の問題で、従業員(=俗に言う社員)の種類分けです。

引用元-従業員と社員の違い – 相談の広場 – 総務の森

従業員と社員は、一般的にが同じ意味として使われる

従業員」というのが正式で、「社員」というのはその慣用語です。一般的な言葉の使い方では、「従業員=社員」です。

ただ、会社法上は、社員といった場合は会社の構成員を指します。

お金や現物を出資して、会社の実質的な所有者となっている人たちです。

株式会社では株主です。合名会社、合資会社、合同会社という持分会社の構成員のことを狭義の「社員」といいます。

通常の会社での業務では、社員=従業員とおもっていればいいと思います。

引用元-従業員と社員の違い – 相談の広場 – 総務の森

  • 従業員と社員は、一般的に同じ意味として使われている
  • 法律上、社員は会社の出資者である株主のことを示す

「社員」の本来の意味に驚き!

「社員」が本来は「株主」のことを示すとは知りませんでした。しかし一般的には従業員とほぼ同じ意味の言葉として扱われているので、神経質になる必要はないですよ。「社員」の狭義の意味も知識として頭に入れておきたいですね。

違いがあるか教えて!?社員と従業員が表すもの!

会社法では「社員」は「株主」のこと

会社法上における「社員」とは会社の所有者を指す言葉である。

例えば、株式会社の場合では「社員=株主」の事を表わし、株主の委託を受けて代表取締役を含む役員が経営方針を決定し、従業員が実行する、というのが株式会社の形態である。

そのため上場企業は年1回、株主総会を行ない、株主に決算状況などを報告している。また、経営陣の人事も株主総会の決定を持って正式に発動されることが多い。

会社の所有者は株主だが、賛否両論ある

しばしば「会社は誰のものか」という議論があるが、正式には株主が所有者ということになる。

しかし、実際に勤務して利益をあげているのは現場の従業員であり、納得がいかないという声もある。

引用元-社員と従業員の違い~社員と従業員の違いを簡単解説

  • 会社法では「社員」は「株主」のことを刺す
  • 会社の正式な所有者は株主
  • 実際勤務しているのは株主ではないため、批判もある

会社は確かに株主のものといえるが、納得できない気持ちもわかる

会社は経営者や労働者のものではなく、本来は出資者である株主のものなのですね。経営を株主から経営者や労働者に委託しているというのが、本来の考え方のようです。納得はできますが、心情的に労働者にとっては受け入れがたい考え方かもしれません。

社員と従業員の違いについて!【合同会社編】

合同会社の場合、出資者でないと社員になることはできない

合同会社の「社員」と「従業員」は、まったく別のものです。

資本と経営が一致していることが、合同会社の特徴です。

つまり出資者のみが、合同会社の社員になることができます。

具体的には、定款に社員の名を定めます。

特に定めがなければ、社員の全員が業務を執行する権限を持ちます。

業務執行社員を定める場合

しかし定款の条文で、業務執行社員を定めることもできます。

業務執行社員を定めた場合は、その社員だけが会社の名で外部と取り引きできることになります。

法人を業務執行社員に指定することも可能です。

この場合は、当該法人の選任した自然人が、実際には業務を執行することとし、住所氏名を他の社員に周知させます。

業務執行社員以外の社員は、原則として出資するだけで、経営に参加することはできません。

ただし、会社の業務や財産を調査する権限は持っています。

さらに業務執行社員の中から、株式会社の取締役社長にあたる、代表社員を選ぶこともできます。

合同会社の利益の分配は、話し合いで決まる

合同会社の利益は、定款の定めにより、自由に分配することが認められています。

株式会社のように、出資比率で配当が決まるわけではありません。

ですから社員の受け取る利益の額も、社員同士の話し合いで決めることができます。

すでに設立されている合同会社の社員になるには、定款を変更しなければなりません。

定款を変更するには、原則として社員全員の同意が必要です。もちろん新しい社員は、出資金を払い込まねばなりません。

ただし相続などで持分譲渡を受けた場合は、払い込む必要はありません。

このように、合同会社の社員は出資者としての側面が強いのが特徴です。

合同会社で社員が辞める場合

なお社員が辞めたいときは、基本的には自由に辞められます。

このとき出資金は返還されますが、会社から異議を申し立てられることもあります。

また社員の過半数の議決によって、特定の社員を辞めさせることもできます。

引用元-社員と従業員の違い | 合同会社設立が本当に向いているタイプの会社を知りましょう

  • 合同会社では、出資者でなければ社員になることはできない
  • 業務執行社員を定めると、ほかの社員は原則出資するのみだが、代表社員を選ぶことなどはできる
  • 合同会社の利益は、話し合いで自由に分配可能
  • 合同会社の社員は自由に辞められるが、出資金の返還に異議がつくこともある

合同会社に出資するなら、仕組みをしっかりと理解しておこう

合同会社は株式会社などとは会社の仕組みが大きく異なるため、注意が必要です。合同会社の特徴を理解したうえで、設立を決めるようにしましょう。よく理解しないまま出資してしまうと、損をすることになるかもしれません。

明確な定義はない】って本当!?社員・従業員の使い分けについて!

「社員」「従業員」という言葉を就業規則で使うときは注意が必要

「社員」と「従業員」ですが、言葉自体に明確な法的定義は無く、単純に言えばほぼ同義で使われているといえるでしょう。

ただ大切な事は、就業規則上でこれらの言葉が用いられている場合にその範囲をきちんと定めておかないと運用上大きな弊害が生じますので、役員様の指示の主旨はその点にあるものといえますね‥

こうした言葉の定義をどう定めるかは各会社の任意ですが、仮に「社員」と「従業員」という言葉を同じ意味で併用しているとすれば、どちらかに統一されるべきといえます。

雇用形態で「社員」「従業員」を使い分けてみては?

また、両語を使い分けするとすれば、最も重要な点は「雇用形態」になりますので、例えば、「社員=正規雇用」「従業員=社員(正規雇用)プラス非正規雇用の全ての労働者」と分けてもよいでしょう。

各々の言葉の持つ意味を明確にされることで、混乱が避けられるはずです。

引用元-「従業員」と「社員」の違いについて – 『日本の人事部』

  • 「社員」「従業員」という言葉を就業規則で使うときは注意が必要
  • 同じ意味で「社員」「従業員」の双方を使っているなら、一方に統一したほうが◎
  • 雇用形態で「社員」「従業員」を使い分けてみては?

就業規則などでは、どういう意味で使っているか明示するべき

ほとんど同じ意味として使われることが多い言葉だからこそ、就業規則などの正式な書類に使うときには該当者をしっかりと定めておくことが必要になります。あやふやなままにしていると、トラブルが起こったときにもめる一因となるかもしれませんね。

それぞれの違いを解説!「正社員」「契約社員」などの定義とは!?

雇用形態の違い

・正社員・契約社員・パートタイマー・アルバイト・嘱託社員・・・
の違いって何でしょう?
 
何となくですが、
◆正社員 ≒ 月給制、社会保険完備、雇用期間定めなし
◆契約社員 ≒ 月給制、フルタイムで働くが雇用期間の定めがある
◆パートタイマー ≒ 時給または日給制、雇用期間は定めてないが1日の所定時間が短い
◆アルバイト ≒ 時給または日給制、数か月などの短期の雇用期間
◆嘱託社員 ≒ 定年後に再雇用された社員、1年ごとの契約更新
 
・・・大体こんなイメージではないでしょうか? 
上記は私が個人的に持っているイメージですが、
実は法律にもしっかりとした定義はありません。 

パートタイム労働法では、契約社員もアルバイトパート労働者となる

ちなみに「パートタイム労働法」においての「パート労働者」は

「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者(正社員)の

1週間の所定労働時間に 比べて短い労働者」

とされており、正社員より少しでも所定時間が短い者は

契約社員であろうがアルバイトであろうが、全てパート労働者(短時間労働者)

と定義するのみです。
 
実際の中小企業では、ほぼフルタイムで来ている事務の女性を

「パートさん」と呼んだり

正社員と同じ勤務時間で雇用期間の定めもないのに、

まだ1人前でないから「契約社員」と呼んでいることもあります。 

社会保険に加入しているかどうかで分類している会社も多い

また、よくあるパターンとして、実際の勤務形態は関係なく

・社会保険に加入している=正社員

・社会保険に加入していない=パート

という分類もよく聞きます。

引用元-正社員、パート、嘱託…従業員の区分はありますか?

  • 正社員・契約社員・パートタイマー・アルバイト・嘱託社員の定義は明確になっていない
  • パートタイム労働法では、契約社員やアルバイトもパート労働者と定義している
  • 社会保険に加入しているかどうかで「正社員」と「パート」を分類している会社もある

労働者の分類は、会社によって異なる

労働者にはさまざまな区分がありますが、どの定義も明確になっているわけではないのですね。企業によって分類が異なることも多いため、注意が必要です。勤務先の分類を確認しておきましょう。