子供にクロールを教える時のコツや手順、注意する点をまとめました。
子供を急かしたりして間違った教え方していませんか?子供に教える時のコツや手順を知っておくと、教える大人もより楽しく泳ぎを教える事ができます。
これを読んで、注意点などもしっかり覚えておきましょう。
子供に泳ぎを教えたい!クロールを上達させるコツはストローク☆
ストロークの練習方法 : 片手のクロール
ストロークの練習は両手でいきなり始めるのではなく、片腕を回してストロークの基本的な型を身に着けていきましょう。
一方の手は前に出したままにします。
・前に出した腕はまっすぐに保ったままローリングの動きをする
片手クロールをするときはサイドキックの練習したときのローリングを使いつつ、ヒジを高い位置に保ち腕を回すようにします。
ストロークはモモの位置までかきあげることが大切です。
途中で脇を広げて水の上に手を上げないようにしてください。
ストロークの練習方法 : シングルアーム
シングルアームは片手をモモにつけた状態でクロールをします。
スピードが出ないので苦しい練習です。
片手クロールよりも呼吸をしにくいため、プールサイドから見ているお母さん、お父さんは本気を出して泳いでいないように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
子どもたちは水の中で相当きついだけだと思います。
呼吸をしやすくなるには、ストロークとローリング、呼吸のタイミングの一連の動作のバランスが重要になります。
なかでも、体をひねるローリングを意識して練習をしましょう。
この練習は水の抵抗を受けやすく、始めの頃はほとんど前に進めないと思うので子どもが好まない練習プログラムでしょう。
スイミングスクールに通わせていれば、好まざるともやらざるを得ませんが、親子で練習する際は、どうしても避けて通りがちになる傾向にあるようです。
・呼吸が上手くできないときは苦しくて長く呼吸をしがちですが、小さな動作で呼吸できるようにする
コツさえつかめば呼吸はしやすくなりますので、上手くできるようになるまで時間がかかることもありますが継続的に練習しましょう。
- ストロークの練習はまずは片手ずつ行おう
- シングルアームは片手をももにつけたままで片手だけでストローク
- ストロークとローリングと呼吸すべてのタイミングが重要
- 小さい動作で呼吸できるようにしよう
まずは恐怖心を取り除き、意識しながらストロークを強化しよう!
クロールの練習をし始めた時ってなかなかまっすぐ前に進まないですよね。体はひねれていないし、手もまっすぐではないし。こういった上達法も大事ですが、ビート板などを使いながらローリングなども含めて基礎を学び恐怖心を無くすのも第一歩だと思います!
泳ぎのコツを子供に上手に教えるには?【クロールの場合】
【クロールの場合】
水泳は、いかに脱力できるかが浮力につながりますから、自分の泳ぎ方をイメージできるようにしてあげることです。
クロールを泳ぐためにも、まず大事なのは、け伸び&伏し浮きにおける脱力です。
そのことは、平泳ぎのところで書きましたから省略します。
うでの動きを意識しよう
クロール:うでの動作のポイント(教師の助言)
「親指から水に入れよう。4本の指は軽くつけて、親指は離してもいいよ」
「遠くの水をつかんで、おなかの下まで引っぱってきて、太ももの方へ速く押すイメージで。前半は、あわ(空気)をかかないように、後半は速く、力強く」
「体(顔~胸)の下の水を、うで全体で後ろへ押すイメージで、かこう」
「前の方の遠くから、後ろの方の遠くまでを、しっかりとかく、大きな泳ぎをしよう」
「水着の下の太ももの外側に、親指がさわるぐらいまで、かき切ってから、手をぬこう。かき終わった時、手のひらは上を向いていて、手のひらと、ひじを、いっしょに水からぬこう」
「うでを前へ運ぶ時は、ひじを高く上げて、ひじから先は力をぬこう。そうすると、水面近くでダラ~ンとなり、手のひらは後ろを向いていて疲れないよ」
息つぎをする時のコツ
クロール:息つぎのポイント(教師の助言)
「うでをかき終わって、手のひらと、ひじを、水からぬいた時に、肩が上がります。その瞬間に、顔も斜め後ろを向いて、息つぎを、素早く、力強くしよう」
「肩が上がる動きと同時に頭(顔)も回したら、あごを引く息つぎができるよ。 そうすると、足腰がしずみません。息つぎをするのが一瞬遅れると、あごが上がって、足腰がしずみ、体が立ってしまうよ」
「息つぎの瞬間、、自分の顔より後ろのほうに、ひじが見えたらOK。息つぎで、ひじが顔の上(横)に見えたら、息つぎのタイミングがワンテンポ遅すぎるんだよ。このタイミングが遅すぎると、誰でも、あごが上がってしまいます」
引用元-水泳指導【子どもがイメージしやすい教師の助言】 | 水泳の学習指導案・授業案・教材 | EDUPEDIA(エデュペディア) 小学校 学習指導案・授業案・教材
- 水を掴んで後ろへ押すうでのイメージ
- 息つぎの細かいポイントを分かりやすく
- 分かりやすい言葉で理解できるよにすると良い
泳ぎのコツを、短い言い回しで、簡潔に説明すると理解しやすい!?
学校のプールでこんなに分かりやすく教えてもらった事ありますか?私は無かった!もし、自分の子供に教える時には実際に一緒に動作をしながら分かりやすく短めの説明をするとより理解できるし、教えてる人も間違ったところなど気づきやすいですね。
子供に正しく教えるには?クロールの泳ぎ方を教える手順が重要!
クロールを教えるための手順
クロールの泳ぎ方を教える正しい手順は、水に潜る練習、水に潜って歩く練習、バタ足、けのび、手の回し方、息継ぎ、といった感じです。
1日ですべての手順を終えることなどできないので、子供が疲れない程度に少しずつレベルアップしていきましょう。
子供が嫌がる日は無理に練習させないのがプールを嫌いにならないコツです。
水に潜って歩けるようになれば完全に水に対する恐怖心がなくなるので、その後はスムーズにクロールを教える手順に入れます。
息継ぎを教える時は焦らずに
バタ足、けのび、手の回し方までは意外に簡単に教えることができますが、息継ぎは苦戦すると思います。
息継ぎがうまくいかないと息苦しさを感じるので、子供からしたら恐怖心を持ってしまうのです。
強引に教えるのではなく、息継ぎ練習には、たっぷりと時間をかけて教えてあげましょう。
子供が息継ぎのコツをつかんできたら、そこからの上達するスピードは予想以上に早くなります。それまでは親の忍耐も必要となります。
- 手順:水に潜る・潜って歩く・バタ足・けのび・ストローク・息継ぎ
- 息継ぎで恐怖心が芽生える事がある
- 強引に教えるのではなく時間をかけて
手順を踏みながらも子供が楽しく学べるよう時間をかけよう!
小さい頃って少しでも怖いと思うと、一歩引いてしまいませんか?少しでも息継ぎなどの恐怖感を無くさせてあげたほうが上達の近道だと思うので、私だったら過剰なほど褒めて気分を上げさせちゃいます。すごい!かっこい!上手!って楽しくなればこっちのもんです!
子供に教えるときの秘訣は?クロールを初めておよぐとき
伏し浮きからはじめよう
クロールに限定されませんが、水泳ではまず水に浮くことが大切です。
伏し浮きとは,空気を大きく吸い込んで,両手は真っ直ぐに上に挙げて,うつ伏せになる姿勢です。
注意する点は、余分な力を入れずに、脱力した状態で指先から足のつま先まで全身をしっかりと伸ばすようにします。
まずは、クロールで泳ぐという事よりも、この伏し浮きからはじめるのが良いでしょう。
その次はバタ足と水中を見る事ができるように
ただ,伏し浮きが出来るようになると,上体は浮き、脚の方は沈んでいきます。
ここまで出来るようになった段階で、脚が沈まない位に、少しだけバタ足で脚を動かします。
軽いバタ足で浮いている事が出来るようにし、少しずつですが前に進む事が出来る程度まで練習します。
この段階まで進んだ時点で、顎は引き,シッカリと水中で目を開けて、真下をみるようにします。
頭をあげて、前を見てしまうと、どうしても下半身は沈んでしまいますので、上目使いで前を見るように意識して下さい。
下半身が沈むと段々と上半身も沈んできて、体全体も沈んでいき、上手に泳ぐ事が出来なくなります。
- まずは伏し浮きから
- 浮けるようになったらバタ足を少しずつ
- バタ足ができるようになったら水中で目をあける
まずは水に慣れてから徐々にバタ足の練習を、浮けるようなる事が第一歩!!
まずは、浮くことから!そんな時の私のおすすめは、急に深いところで練習を始めるのではなく浅い場所で練習する事。膝丈ぐらいの深さなら、子供も恐怖心少なく始められます。慣れてきたら徐々に深さを出していくのがおすすめ。
子供に教えよう!クロールの息継ぎのコツと注意する点
頭を上げると足が沈む!
息継ぎの時に頭を上に上げるないように注意して下さい。
どうしても下半身は沈んでしまいます。
下半身が沈むと、上半身も沈むため口が水面から出なくなります。
そのためにより大きく頭を持ち上げて息継ぎするようになります。
これでは、いくら一生懸命に手と脚を動かしてもうまく前に進むことがありません。
自分の息継ぎのタイミングを探そう!
上手に息継ぎするためには、伸ばす手が水面に入った位のタイミングで、首を伸ばしている手とは反対側に軽く回しはじめて、口を水面から出して空気を吸い込んで下さい。
息継ぎをしようと力まずに、くれぐれも頭を上にあげないように注意して下さい。
息継ぎをするのは,右手側がやりやすい場合と左手側がやりやすい場合があります。
最初に、両方とも試してみて、自分のやり易いのはどちらかを見つけて下さい。
- 息継ぎで頭を上げすぎると沈む
- 力まずに息継ぎできるタイミングを探す
頭だけではなく、体全体をつかって自然な息継ぎをしよう!
息継ぎをしようとすると沈む、沈むと怖いから余計に頭を上げてしまう。そんな辛い思い出ありませんか?頭だけを力を入れて動かすのではなく、体全体をグイッと伸ばしている方の手とは反対にひねることで自然とあごも上がり、より簡単に呼吸する事ができますよ!