困った事が起きて、警察へ相談したい場合の手順についてまとめました。被害相談窓口に行かなくても電話で相談が出来ます。
その場合の記録への残され方や、警察以外への相談窓口についても言及しています。
一人で悩まずに、参考にしてくださいね。
Q:記録に残されるのはなぜなの!?警察に相談した時の対応について!
内容を記録される?!
警察の相談窓口で相談した内容を記録されると言われました。
相談した内容はあまり外部に漏れて欲しくない内容だったのですが、記録ってなにに使用されるのでしょうか?
当事者に漏れることはあるか
相談内容が世に出まわることはないとは思いますが、その相談内容に出てきた人に関してもその情報が漏れてしまうことっていうのはないでしょうか?
- 警察の相談窓口での相談内容を記録すると言われた
- 記録は何に使用されるのか
- 相談内容に出てきた人にその情報が漏れることはないのか
通信販売のコールセンターに電話した際に、「音声を録音している」というガイダンスが流れることがよくあります。対応の内容を記録したいということですが、警察ではどういうスタンスで内容を記録しているのでしょうか。
A、記録される理由とは…。警察に相談した内容について!
情報共有として
他の署員との情報共有としてでは?
毎回担当が同じ人とは限らないと思いますので。毎回おんなじこと言うの面倒だし。
何かあった際に何回か相談に来ていたなってスムーズにわかると思いますし。私も迷惑駐車で二回ほど相談したら二回目に、あぁ○○のところですねってすぐに理解してもらい、すぐに対応してもらいましたよ。
そんな感じでは?
外部とは共有しない
内容にもよると思いますが記録しますね。
ある件で警察と電話した時に記録すると警察官が言ってました。
「この件については情報を漏らさないでください。」と警察に伝え、その事も記録しておくように要求してはどうでしょうか?
引用元-警察の相談窓口で相談した内容を記録されると言われました。相談… – Yahoo!知恵袋
何月何日にこのような相談を受けたと言う記録です。
外部との情報共有は事件にならない限りないと思います。例えばストーカー被害相談、以前から警察に相談していた事実が記録として残るので、事件化した時に証拠として扱われます。
- 他の署員と共有して、話が伝わるようにしているのではないか
- 情報を漏らさないようにと伝え、そのことも記録しておいてもらうように要求してはどうか
- 警察に相談していたことが記録として残り、証拠として扱われる
情報が漏れることを危惧するよりも、情報が共有されていることによって、警察内での対応がスムーズに進んだり、事件になってしまった時の証拠が容易に揃うことになります。そこまで心配する必要はなさそうです。
放置の問題をなくすため記録化で管理してる!?警察への相談で被害拡大を防止!
組織的に管理することに
・警察への相談を全て記録管理 事件防止へ警察庁新方針
市民から警察に寄せられた相談を放置せず、被害拡大の防止に役立てるため、警察庁は18日、全相談内容を文書に記録し、責任者を定め組織的に管理することを決めた。
警察の相談業務をめぐっては平成12年、「警察改革」の一環で全警察署に専従担当者を配置。しかし相談後の刑事事件や苦情が出たケースがあり、改革から10年を機に徹底した強化・充実を図る。警察庁によると、警察署を訪れた相談者が納得して相談自体を取り下げたり、警察の所管外であるとして未対応の場合は、文書記録を残さないことがあった。
集約して管理する
警察庁の新方針では、交番や夜間の当直も含め相談すべてを文書に記録し、専従担当者に連絡して集約・管理。担当部署は内容を見て捜査部署に連絡し、相談の放置や対応漏れの確認や、同一人物をめぐる相談が集中していないかなどをチェックする。
産経新聞:2010.2.18
- 相談を放置せずに被害が拡大しないように、警視庁は全相談内容を文書に記録し管理することに決めた
- 相談後の刑事事件や苦情が出たので、相談を取り下げた場合や所轄外の為未対応の物も文書記録を残すように徹底する
- 交番や夜間の当直も含めすべて文書に記録し、担当部署が捜査部署に連絡する
- 相談の放置や対応漏れの確認、同一人物をめぐる相談が集中していないかをチェックする
システム端末に入力して、情報をデータベース化するようです。紙ベースで管理するわけではないため、共有もしやすくなったのかもしれません。情報漏れによる不幸な事件が起こらないようにお願いしたいですね。
各都道府県にあるって知った!?警察の「相談窓口」について!
被害相談窓口
ひとりで悩まず、相談を・・・
犯罪の被害に遭うことは、大変つらく悲しいことです。
突然の出来事にとまどい、
どうしたらよいのかわからず不安な思いをされるなど、
心にも深い傷を負い、だれにも話せず悩んでいる方もいることでしょう。そんな悩みを抱えている方を支援するため、
各都道府県警察では、被害相談窓口を設け、
被害に遭われた方からのさまざまな相談に応じています。
本人以外からでも
被害に遭われた方ご本人からだけでなく、
ご家族や友人の方からの相談も受け付けています。また、警察だけでは対応できないことについては、
専門の機関等を紹介しますので、
どこに相談したらよいかわからない場合にも、
警察の相談窓口をご利用下さい。引用元-各都道府県警察の被害相談窓口
- 各都道府県警察では被害相談窓口を設けて、被害者からの様々な相談に応じる
- 被害にあった本人だけではなく、家族や友人からの相談も受け付ける
- 警察では対応できなくても専門の機関を紹介する
各都道府県警のホームページを見てみると、相談窓口について記載されています。警察本部から委託を受けた犯罪被害者支援センターが相談を担当しているケースもあるようです。一人で悩んでしまうくらいなら電話してみましょう。
相談ができる方法は他にもあるの!?警察署に行かなくても受け付け可能なのは
電話で相談できる
警察への相談は、最寄りの警察署にある相談窓口に直接出向かなくても、電話で相談する方法もあります。
この場合は、警察相談専用電話#9110をご利用ください。地域を管轄する各都道府県の警察総合相談室などの相談窓口に直接つながる全国共通の電話番号です。
警察相談専用電話 #9110
受付時間は
・受付時間:平日 午前8:30~午後5:15(各都道府県警察本部で異なる)
※土日・祝日及び時間外は、24時間受付体制の一部の県警を除き、当直または留守番電話で対応
※通話料は利用者負担全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する都道府県警察本部の警察総合相談室などにつながります(携帯電話も利用可)。
- 直接出向かず、電話で警察に相談することができる
- 各都道府県の警察総合相談室などの相談窓口に直接つながる全国共通の電話番号は#9110である
- 携帯電話でもつながるが、通話料は利用者負担となる
相談窓口に出向くとなると非常に敷居が高く、相談している姿を知っている人に見られたらどうしようなどと気になってしまいますよね。電話であれば、相談しやすいですし、聞きたいことがしっかり聞ける気がします。
警察ではなく各機関へ問い合わせをしよう!以下のような悩み相談について
警察以外で対応するもの
次のような相談については、警察以外の機関が対応することになっています。各機関へお問い合わせください。
◇カラスの巣を撤去してほしい。 市町村へ
◇犬・猫などの死骸を片付けてほしい。 市町村へ
裁判所や保健所へ
◇会社が給料を払ってくれない。 労働基準監督署へ
◇生活が苦しい。なんとかならないか。 市町村へ
◇離婚したいが、財産問題でもめている。 家庭裁判所へ
◇家賃を払ってくれない。 簡易裁判所
◇夫がアルコール依存症。なんとかしたい。 保健所へ
◇商品購入の契約・トラブルを解決したい。 消費者センターへ
- 警察以外の機関で相談する項目は多々ある
- 例えば、「カラスの巣を撤去してほしい」「犬猫の死骸を片付けてほしい」となれば市町村へ相談する
- 会社が給料を払ってくれないのであれば、労働基準監督署へ相談する
何か問題が起きればまずは警察へ言いたい気持ちもわかりますが、警察の管轄でないこともあります。ただ、どこに相談するのかわからない場合には#9110へ電話して相談すれば教えてもらえるので大丈夫です。
相談をする時に注意するポイントとは!?警察に被害を訴えるために重要なこと!
まずは被害状況を明らかにしよう
被害状況を明らかにするためのポイント
●被害を受けた日時、場所、相手の車両ナンバー、目撃者などの細かい記録
●相手の具体的な言葉や動作などの記録
証拠は保管しておこう
・つきまとい等の各行為において利用された電話の会話内容のメモや、ファクシミリ・電子メール・手紙などの保管
・留守番電話や会話の録音、写真などによる記録
- 被害を受けた日時、場所や相手の車両ナンバー等細かい記録を取ることで被害状況が明らかになる
- 相手の具体的な言葉や動作などの記録を取る
- 電話の会話内容やメモやFAX、メール等を保管しておく
- 留守番電話や会話を録音したり写真などで記録をとる
状況を説明し、理解してもらうためには客観的な証拠が必要です。スマホやデジカメのお陰で状況をのこしやすくなりました。iPhoneはデフォルトでは通話を録音できませんが、ボイスレコーダーに専用のイヤホンを使うことで簡単に通話内容が録音できます。
【重要】急ぎの件は警察に相談ではなく110番通報を!緊急性がある時の対応
緊急性があれば110番
緊急性のある事件・事故等(殺害予告や犯行予告、自殺に関する情報提供を含む)の場合は、110番をご利用ください。
警視庁は、皆様方の貴重な「情報提供」に対し、原則として皆様方と電話等により具体的な内容を確認するなどしながら、対応をしています。
したがって、住所・氏名・電話番号を、お知らせください。
メールでは受付不可
・架空請求に関する情報提供は「架空請求詐欺」・「融資保証詐欺」の情報提供ページからお願いします。
・メールによる回答は行っておりません。また内容によっては、お答えできない場合もありますのでご了承願います。
・メールで被害届を受け付けることはできません。被害に遭われた方は地元警察署に直接ご相談ください。引用元-その他の事件情報提供 :警視庁
- 緊急性のある事件事故は110番を利用しよう
- 住所、氏名、電話番号は伝えよう
- 架空請求に関する情報提供は情報提供ページからする
- メールで被害届は受け付けられないし、回答もできない
電話して今すぐ警察に来てもらいたいときには110番にダイアルしましょう。わかりにくい場合は緊急性があるかないかで判断しましょう。どんなに便利であってもメールでは回答がもらえませんので注意しましょう。