電車の車内放送って、なんで鼻声なんだろう?って思ったことないですか?
人間の耳には聞こえやすい音域があって、鼻にかかった声はちょうど聴きやすい音なんだそうです。
また昔の放送機器は性能が悪く、現在のは性能良すぎるので、鼻にかかった声は今でも都合がいいそうなのです。
どうしてあんまり聞こえないんだろう…電車の車内放送って鼻声じゃない?
車掌さんの鼻にかかった声
マイクの性能や音響に関係があるのかな?
電車用の車内放送装置製造の最大手、八幡電気産業(本社・東京都港区)に聞いてみたよ。
トンネルや鉄橋、カーブ……騒音の大きさも様々な環境で、肝心のアナウンスが聞こえないと困るし、耳障りなのも厄介。
「うるさがられずに聞き取りやすい車内放送」について、大学と共同研究に取り組んでいて、もう4年目だって。
人間の声は、のどにある声帯を震わせて音が出る
設計部放送グループ長の山本聡さんの説明では、鼻声は、のどにある鼻腔(びくう)という空間で、声を共鳴させるもので、直接口から声を出すより声帯の震動が少なくても大きな声を出せる。つまり、「省エネ」アナウンスができるってことだ。
また、人の耳の感度を調べると、高い周波数域の2~4キロヘルツの音がよく聞こえる特性があるのだが、鼻声で話すと、ちょうど2~4キロヘルツの音の高い周波の成分が強調される。
電車がトンネル内を通る「ゴーゴー」という音、鉄橋などを通る「ガシャンガシャン」という音は、2キロヘルツ以下の低い周波数成分が大きいため、音声の低い部分は聞き取りにくい。
それで、鼻声は、乗客の耳に入りやすくなるんだ。
こんなデータもある。車掌乗務経験のある2人に協力してもらい、普通の話し方、「鼻声」の2種類のアナウンスを聞き取る実験をしたところ、「鼻声」のほうが2~4キロヘルツの音が強調され聞き取りやすかったんだって。
引用元-電車のアナウンスが「鼻声」なのはナゼ!? : Nicheee! | ニッチー! | テレビリサーチ会社がお届けする情報サイト
- 車掌の鼻にかかった声→省エネアナウンスができるから
- 人の耳の感度:2~4KHzがよく聞こえる→鼻にかかった声
- 車掌経験者の鼻声と普通の声→鼻声のほうが聞き取りやすかった
へぇ~、車掌のあの声って、聞き取りやすい周波数帯の声を出すためだったんですねぇ。初めて知りました。ちなみに人の耳につきやすい音ですが、赤ちゃんの泣き声とサイレンの音もこの辺の周波数帯だったはずですよ。だから赤ちゃんの泣き声はうるさく感じるんですね。
「どうして鼻声なのか」を予想!電車の車内放送、普通に聞こえない理由とは
「昔は放送機器の品質が悪かった」説
車掌さんが「先輩から聞いた話」として明かしたところによると、昔の電車の放送機器は雑音が入りやすく、低音が通りにくかったそうだ。
高音や「サシスセソ」はとくに耳障りになりやすかった。
そこで声のトーンを上げ、舌と歯が接触しないように話した結果、ああいう声になったのだという。
どこの放送機器も品質は似たようなもので、昔はすべての車掌さんがあんな声になっていたとのことだ。
「電話だって、昔の黒電話の頃はちょっと気取った声を出していましたよね。あれと同じだと思いますよ」と車掌さんは言う。たしかにその通りかも。
「お客さんに聞き取りやすくするため」説
「いまのマイクは性能がいいから、昔と違って吐息や吸気まで拾ってしまう。
だからマイクをちょっと離して、息がかからない向きにして使っている」と話す車掌さんもいた。
離したマイクに声を届けようとすると、やっぱりあの声のほうが具合がいいという。
「普通の話し声だと、お客さん同士の会話と区別がつかないかと思って」という話も。
マイクの指向性が強くて、鼻から抜ける声を拾いにくいという指摘もある。
だから鼻が詰まったときのように、すべての声を口から出すとああなるという。
「お客さんに認知してもらうため」という意識があって、その緊張感が声に現れるのだ。
仕事だからちょっと気を張った声になっているけれど、その一方で普通の声で話す車掌さんも多いそうだ。
考えてみれば、鉄道会社でなくても、オフィスで電話に出ると声のトーンが上がる人がいる。それと同じかもしれない。
- 昔の電車の放送機器:雑音が入りやすく低音が通りにくい
- 声のトーンを上げた→ああいう話し方に。昔はすべての車掌がああいう声
- 今のマイク→性能良すぎて吐息・吸気まで拾ってしまう→マイクを離す
- 離したマイクに声を届ける→鼻にかかった声のほうが都合良い
電車の車掌さんのあの話し方、昔からの名残だったんですね。性能悪いマイクをカバーするためだったとは。しかし最近のマイクは性能良すぎて、余計な音まで拾ってしまうから結局あの声が都合良いなんて。皮肉ですね。
全く聞こえないと困ります。電車の車内放送の見直しを求む
電車やバスの車内放送は聞き取り辛い
最近はずいぶんとましになったような気もしますが・・・・
電車とバスの車内放送、車内アナウンスは、なんで、何言ってるか解かんないんでしょうか?
独特のイントネーションや発音は未だ良いとしても、口の中でもごもごもごもご・・・・声も小さい
女性の声で録音された車内アナウンスが、非常に良く聞き取れるのでなおさら、車掌さんのアナウンスが、訳解りません。
私はかなりの電車好きですが、これには全く納得がいかないのです。
もちろん、ちゃんと、はっきりと大きな声でゆっくりとアナウンスしている車掌さんもいます。
けれど、どれだけ集中しても解らない人もたくさんいるのです。
電車がうるさいから??
関係ありません。
誰のため、何のため?
そもそも、車内アナウンスは「誰の為に?」「何の為に?」行っているのでしょうか?
電鉄会社やバス会社は、その目的を達成しようとしているのでしょうか?
電鉄会社やバス会社の皆さん。
「相手の立場に立つ」
「お客様の立場に立つ」
こう言う観点で、車内アナウンスを見直してみては如何でしょうか?
自分が、本気でお客様の立場に立つのです。
- 電車とバスの車内放送:何言っているのかわからない(聞き取れない)
- 車内アナウンス→誰のため?何のため?
- 相手の立場に立つという観点で見直してみては?
偶にいますよね。低くてあまり大きな声じゃなくて、何言っているのかよく解らない車内放送。特に乗りなれない路線に乗ってしまって、車内放送で確認したいのによく解らないとドキドキしてしまいます。
電車の車内放送・傑作選|思わず笑ってしまった一言
車内放送アラカルト
・「『次は〜 ○○〜、次は〜 ○○〜』って流れたんですけど、本当の次駅は××でした。
○○は、××の次だったんです。
で、××を発車した後に『次も〜 ○○〜、次も〜 ○○〜』って言ってました。
不覚にも吹き出しました」(beetnikさん)
・「地下鉄でのことです『間もなくドアが閉まりま〜す。はい、閉まりま〜す』と、普段ならここでドアが閉まるのですがこの日は多少違いました。
『ドアが閉まっちゃいま〜す』駆け込み乗車ですかね」(ipsum11さん)
・「京王線千歳烏山駅で。
『まもなく各駅停車新宿行きが参ります。
なおこの電車、新型車両9000系での運転です。
どうぞご堪能ください』。
いや『新車もよろしくお願いします』系ならわかりますが、『ご堪能』って何を堪能すればいいのでしょうか(笑)」(sulpherさん)
引用元-思わず笑ってしまった電車のアナウンス、車掌さんの粋な一言とは | ニコニコニュース
・「早くおうちに帰りたい気持ちはわかりまーす、私も帰りたいでーす、でも押し合わないでくださーい、電車は逃げませーん」(東急東横線)
・「この電車はまだ行き先が決まっていません」(京成線)
・「行けるところまで、行きます!」(中央線)
・「えー宇都宮線上野行き、只今147分遅れで発車となりました」(宇都宮線)
・「皆さん申し訳ございません。私運転士はこの仕事を選んだプライドがございます。みなさまを無事送り届けるまで頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」(小田急線)
- 次駅の案内間違え、ドアが閉まっちゃいまーす、新型車両の案内
- 電車は逃げませーん、行き先不明、など
DJポリス宜しくウィットに富んだアナウンスのようですが、効く人が利くとふざけているようにとられかねないですよね。しかも次の駅のアナウンスを間違えたら、降り間違える人だっていたかもしれませんよ。
「うるさい!」という意見も…電車の車内放送に対する声
車内放送は増えている
長いこと営団地下鉄に勤務しているある知人によれば、しかるべき放送をしないと乗客からクレームがあるとのこと、次第に車内放送は増えていくばかりなのだという。
「自分の責任」を問わないのがこの国の大きな特徴である。
アナウンスのみならず、今や新幹線ホームの縁にはグレーの鉄柵ができている。
線路への転落防止だろうが、前後不覚の酔っ払いか自殺志願者でもない限りホームから線路に飛び降りる人間などいやしない。
転んで鉄柵に頭をしこたま打てば、そのほうがよほど危険である。個人個人が気をつければいいことをわざわざお金をかけて柵を作る、こういった発想が日本を閉塞的でつまらない国にしていることに何故気づかないのだろう?ところで、最近は「のぞみ号」が増え、ダイヤが益々過密になってきたようである。
新幹線の多くは、のぼり列車が東京駅に到着し乗客を降ろした後に、急ぎ清掃を行い、早々に下り列車に様変わりする。
その間約20分~30分。
乗客は早めにホームに到着すると、清掃が終わるのを待っていなければならない。
その時間が最近妙に長い。
つまり発車時間間際にならなければ清掃が終わらないということだ。
下手すれば発車時間5分、ひどいときには4分前にならないと扉は開かない。
清掃員の神業
清掃の方々はフルスピードで椅子を回転させ、布カバーを取替え(何で布?紙で十分なのに)ゴミをまとめている。
気の毒なくらいの忙しさだ。したがって我々乗客は早すぎても乗れない、ぎりぎりではアナウンスで怒られる、といった具合に誠に忙しい状況に身を置かねばならないのである。
駆け込み乗車をする人あれば、30分以上も前に着きホームで待つ人もある。
私のようにしょっちゅう新幹線を利用する者もいれば、はじめての新幹線に嬌声をあげる人もある。
仕事のことを真剣に考えている人を見受けるかたわら、土産袋を抱え名残惜しげに佇む人がいたりする。
幾多の旅人が行き来する瞬間である。
ちょっとは静かに見守ってはくれませんか、JRさん
- しかるべき放送をしない→乗客からクレーム:車内放送が増えている
- 最近のぞみ号が増えている→ダイヤがますます過密に
- 新幹線の多くは折り返し運転:到着後20~30分で折り返し発車する
通常運転時のアナウンスは、今のままでも十分じゃないでしょうか?いったい何が不満だというのでしょうか?これもストレス社会の影響でしょうか?殴られたり怒られたり、車掌さんも災難ですよね。