蛍光灯を交換する時にスイッチを切ろうかどうしようか悩んだ経験はありませんか。実はスイッチを入れたままだと感電する危険性があるのです。
ここでは蛍光灯を交換する際に気を付けてもらいたいことについてまとめました。
これを参考に、安全に作業をしてくださいね。
Q:感電することってあるの?蛍光灯を交換するとき!
スイッチをつけたままだと感電する?
蛍光灯を交換するときスイッチをつけたまま取り外しや交換をすると感電しますか?
問題ない?
それとも問題ありませんか?
- 蛍光灯を交換する
- その時にスイッチを付けたままで取り外したり交換をすると感電するのか
- それとも問題ないのか
通電をしたままだと、うっかり危険な場所に触れてしまって、感電をしそうな気がします。手が濡れていたり、汗をかいていたりするとなおさら危ないような気がします。私なら怖くて電気を切ると思うのですが、本当のところはどうでしょうか。
A:感電するケースもある…。蛍光灯の交換作業で
実際に感電した
感電した経験が有ります。それに熱くなっているので、消灯してからが安全ですよ。
大丈夫だとは思うが…
電源を入れたままでも蛍光ランプを交換できますが安全のため電源切ったほうが良いですよ。
引用元-蛍光灯を交換するときスイッチをつけたまま取り外しや交換をすると感電… – Yahoo!知恵袋
感電はしないと思いますが、出来たら電源OFFの方がいいと思いますよ。
- 感電したことがあるし、熱くなっていた
- 電源を入れたままでも大丈夫だが、安全のため切った方がよい
- 感電はしないと思うが、出来たら電源オフの方がよい
感電した人の体験談もありますし、「感電はしない」という人でも、一応安全のために電源はオフにした方がよいと言っています。危険な目に合うよりも、万が一に備えて、電源を切っておいた方がよさそうです。
【感電した実際の例】について!蛍光灯の交換最中に起きた本当の話
取り外すときに感電
蛍光灯の管球を取り外そうとしたところ感電した
・業種
商業・作業の種類
保守・ヒヤリ・ハットの状況
商店街の通りに面した店の屋根の端の方にある地上高4.5mのアクリル板の看板の電灯(直管型蛍光灯AC100V)がチラチラするので蛍光灯の球切れだと 思い、アルミ製のはしごをかけて上り左手ではしごを持ち、右手でほこりと雨で汚れている管球を握ったところ感電をしてはしごから落ちそうになった。
付ける時に感電
本日、南海難波駅前店と千日前道具屋筋鑑定室の蛍光灯がチカチカしているので、交換することにしました。
手馴れたもので、電灯をつけたまま、蛍光灯交換します。
南海難波はすっとできました。千日前道具屋筋は、蛍光灯の両端に、飾りがついているタイプです。飾りは片方だけはずし、飾りを蛍光灯を通したまま付け替えます。片方はすっと入り、もう片方を入れようとすると、うまく穴にさせません。そのうちびりっと。びっくりして手を離しました。2つの端子のうち、片方だけがささり、もう片方が刺さっていません。
がんばって、ずらしていくと、びりっと。と同時に、室内が真っ暗に。ブレーカーが落ちたのでした。私の体に過大な電流が流れ、ブレーカーが落ちてしまったのです。ビルの2階の人にお願いして、ブレーカーの場所を探してもらい、ブレーカーを復旧させました。
今度は、その蛍光灯の電灯を消して、蛍光灯をちゃんとさしました。スイッチを入れると点灯しました。
当分、電灯をつけたままの交換はやめる予定です。引用元-蛍光灯交換時発生したブレーカー落とす程度の人間感電。 – ハッカー伝言板改めえむびーまんの日記帳(山本隆雄ブログ)
- アルミ製のはしごをかけ、左手ではしごを持った状態で、右手でほこりと雨で汚れている管球を握ったところ感電をした
- 電灯を付けたまま蛍光灯を交換していたら、体に過大な電流が流れ、ブレーカーが落ちてしまった
- 電灯をつけたままの交換はやめる
感電自体も非常に危険なのですが、感電に驚いて梯子から落ちるという別の危険も起きる可能性があります。電球は大体高い位置にあることが多く、梯子に上って替えていて落ちたら、打ちどころが悪く…という不幸は起こりえます。
「光る仕組み」について!蛍光灯はこうやって明かりがつく!?
発光させるための仕組み
手動式
ONボタンを長押しすると蛍光管の電極に電流が流れて放電準備のための加熱が始まり、その後ONボタンを離すと安定器というコイルからキック電圧と呼ばれる高圧が電極に印加され放電が始まり点灯する。
いったん放電が始まれば、後はコンセントからの電源のような低い電圧でも放電は続く。
消灯する際はOFFボタンを押して回路を切り離すと電力供給が途絶えるため放電が止まり消灯する。ちなみに、手動式はその構造上消灯/点灯に係わらず常に電極にコンセントからの電圧がかかっているため蛍光管の交換時は感電事故に注意。
グロー式
放電準備のための加熱の時間調整をグロー管という小さな電球のような放電管で自動的に行う。
グロー管は電極にバイメタル(熱膨張率の異なる金属同士を貼り付けたもの)を使用し、管内の放電の熱による温度で自動スイッチとして働き、手動式の長押しに該当する動作を自動的に行う。
通電するとグロー管の放電が始まると同時に電極の加熱が始まり、その後グロー管の電極がくっつくとグロー管の放電はとまり電極が離れる。すると、安定器からのキック電圧で放電が始まる。
インバータ式
インバータで始動電圧を印加する。その後点灯を維持するだけの電圧に落とす。単純なものでは電圧の安定化をしていない(※)発振回路を目的の蛍光灯に合わせた特性に製造してあるが、高度なものではマイコンによる制御で点灯時の始動電圧印加と点灯維持を行うほかに、明るさを変えられるものもある。
インバータ式は電源周波数よりはるかに高い周波数(大体数十kHz位)で点灯させるため、点灯中のちらつきを感じにくい利点がある。
※・・・電流が流れていないときに高圧が生じ、電流が流れ出すと電圧が落ちる。
- 手動式はONボタンを長押しすると蛍光管の電極に電流が流れ、その後ONボタンを離すと安定器というコイルからキック電圧と呼ばれる高圧が電極に印加され放電が始まり点灯する
- 手動式の場合は常に電極にコンセントからの電圧がかかっており、蛍光管の交換時は感電事故に注意する
- グロー式の場合はグロー管の放電が始まると電極の加熱が始まり、グロー管の電極がくっつくとグロー管の放電はとまり電極が離れ、安定器からのキック電圧で放電が始まる
- インバータ式はインバータで始動電圧を印加し、その後点灯を維持するだけの電圧に落とす
専門的過ぎて、化学が弱い私にはあまり理解が出来ていないのですが、同じ電球でも発行させる仕組みが違うものがあるということですね。特に手動式が感電しやすいようですので、必ずスイッチを切ってから作業しましょう。
交換するとき必要なこと!LEDの蛍光灯に変える場合は注意しよう!!
LED蛍光灯は既存の安定器(配線)を外す工事が必要です。
安心・安全にご使用いただくために、LED蛍光灯タイプへの交換は、既存の蛍光灯器具内部にある安定器(配線)を外す電気工事が必要です。LED直管の導入時に工事費用が掛っても電気料金の削減分が大きくなり、LEDのメリットである「明るさ」「省エネ」を最大限に発揮することができます。
HAO-LED直管 外付け電源には、すべて菱形のPSEマーク(特定電気用品)が付いています。
国内で製造、輸入、販売される電気製品は、電気用品安全法に基づいて申請・検査され、安全基準を満たしている必要があります。この一定の基準を満たした製品に付けられるのがPSEマークです。
安定器を使用しない理由とは?
(安定器には寿命があります)
毎日何気なく使用している照明器具にも耐久年数があり、JIS(日本工業規格)によると安定器の交換目安を10年としています。
実際には20年近く使用し続けている場合も多いようですが古い安定器の使用は不経済な結果をもたらしています。その症状として、「新しい蛍光灯に替えた直後からチラツキが見らる」、「交換時期が短くなった」、などがあり、さらに消費電力も大きくなることで経済性も低くなります。
※工事不要のタイプもありますが、蛍光灯専用に設計された安定器で、LEDの消費電力+安定器の電力が加わるため決して効率が良いとはいえません。工事ができない状況(賃貸など)では、工事不要のタイプが適していると場合もありますが、古い安定器の使用を続けることにより、焦げ臭いにおいがするなど、まれに安定器の絶縁劣化などから生じる火災が生じる場合も有るので、取付の際は必ずご使用の器具・使用年数などをふくめて専門業者に相談することをお勧めします。
- LED蛍光灯タイプに交換する場合は、蛍光灯器具内部にある安定器を外す電気工事が必要となる
- 照明器具の安定器の交換目安は10年であり、古いものを使っていると不経済である
- 工事不要の物もあるが、効率が悪く、工事できない状況でも火災が生じる可能性があり危険である
これまでであれば、チラついたりすぐ切れることで安定器の寿命に気が付いたところを、LED蛍光灯なら正常に点灯しますので気が付きません。寿命を迎えていてもそのまま使用している安定器は火災の原因になってしまうそうです。