インスリンの分泌量は一生のうちで決まっているんでしょうか?
インスリンの分泌能力は幼い頃に決まってしまうようですね。なので暴飲暴食で膵臓が疲弊すると分泌量が減ってしまうことになるようです。
インスリン量が減ってしまうと、肝臓や体細胞にエネルギーとして取り込めず血液中に糖質があふれ、高血糖状態が続くようですよ。
Q:糖尿病になってしまうの?体内インスリンを使い切るとどうなるのか
太らないのをいい事に毎日3000kcal
こんにちは。
私は昔から痩せ型で人の倍ほど食べても殆ど太らない体質です。
腹筋などを引き締めるのが好きで、出産前はジムに通い産後の今も気がついたらストレッチはしている状態ですが、本当に太りません。
160センチで42キロ位。
健康には何の問題もなくかなりアクティブです。
太らないのをいい事に大好きなお菓子を毎日最低500Kcal以上は食べ、食事の摂取カロリーも3000近いです。
主人がダイエット中なので油物は少なく、結果的に炭水化物摂取が多くなっています。
インスリンの量は決まっている?
以前にテレビで人間は一生分に分泌されるインスリンの量が決まっているから、暴飲暴食すると使い切ってしまって糖尿病になってしまうと言っていました。
気になって自分で調べたところそういった内容を見つけられず、悶々とした気持ちで居ます。
運動をしても摂取した食物を消化するのにインスリンが使われるなら、やはり将来糖尿病なる確立が上がってしまうのでしょうか? 気になるなら食べなければ良いというお考えもありそうですが、好きなものを食べて、身体動かす生活が何よりスキなのでどうかご意見をお願い致します。
A:ご相談に回答します。「体内インスリンを使い切る→糖尿病」という説の真偽
インスリンの分泌量は定量ではない
こんにちは。
とんでもないデマを流す番組があったものですね。
もし私がその番組見てたら抗議の電話入れてますよ。インシュリンは、体の中にタンクがあって溜まってる量が決まってるような物ではありません。
すい臓という胃の後ろ下側辺りにある臓器のランゲルハンス島という組織のベータ細胞という細胞が脳からの命令に応じて作る物で、その材料は血液中のタンパク質やブドウ糖など、一般的にある物です。
依存性糖尿病と非依存性糖尿病
糖尿病には、この機能が停止してしまう、インシュリン依存性糖尿病と、体のほかの細胞がインシュリンの働きを受け付けなくなる、インシュリン非依存性糖尿病の二つがありますが、どちらも準備されたインシュリンを使い切ってしまった、という物ではありません。
なのでおっしゃるような心配は全くありません。
ちなみに私も同じような体形(♂ですが)で、体質ですが、糖尿病関係は全くないし、うちの家系はどういうわけか、糖尿病には縁がなく、太ってる人はあまりいません。(笑)
- 太らない→お菓子を毎日最低500kcal以上、食事の摂取カロリーも3000kcal近い
- 主人がダイエット中→油物少なく、炭水化物摂取が多い
- 一生で分泌されるインスリンの量が決まっている→使い切ると糖尿病になる?
- 摂取した食物の消化→インスリン使用→将来糖尿病なる確立上がる?
- インシュリン:量が決まってるような物ではない
- すい臓のランゲルハンス島という組織のベータ細胞が脳からの命令に応じて作る物
確かに定量であるはずがないとは思うのですが、膵臓が疲弊してしまったり、細胞がダメージを受けて分泌量が低下するとインスリン量が減ることになるんではないでしょうか?なので暴飲暴食は避けたほうがいいと思うんです。
詳しく解説、【インスリン】について学ぼう
ペプチドホルモンの一種
インスリン(インシュリン、insulin)は、膵臓に存在するランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種。
名前はラテン語の insula (島)に由来する。
21アミノ酸残基のA鎖と、30アミノ酸残基のB鎖が2つのジスルフィド結合を介してつながったもの。
C-ペプチドは、インスリン生成の際、プロインスリンから切り放された部分を指す。
生理作用としては、主として血糖を抑制する作用を有する。
骨格筋におけるグルコース、アミノ酸、カリウムの取り込み促進とタンパク質合成の促進、肝臓における糖新生の抑制、グリコーゲンの合成促進・分解抑制、脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制などの作用により血糖を抑制し、グリコーゲンや脂肪などの各種貯蔵物質の新生を促進する。
腎尿細管におけるNa再吸収促進作用もある。
炭水化物を摂取すると小腸でグルコースに分解され、大量のグルコースが体内に吸収される。
体内でのグルコースは、エネルギー源として重要である反面、高濃度のグルコースはそのアルデヒド基の反応性の高さのため生体内のタンパク質と反応して糖化反応を起こし、生体に有害な作用(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)をもたらすため、インスリンの分泌によりその濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれている。
インスリンは血糖値の恒常性維持に重要なホルモンである。
血糖値を低下させるため、糖尿病の治療にも用いられている。
逆にインスリンの分泌は血糖値の上昇に依存する。
従前は「インシュリン」という表記が医学や生物学などの専門分野でも正式なものとして採用されていたが、2006年現在はこれらの専門分野においては「インスリン」という表記が用いられている。
一般にはインスリンとインシュリンの両方の表記がともに頻用されている。
- インスリン:膵臓のランゲルハンス島のβ細胞が分泌するペプチドホルモンの一種
- 肝臓における糖新生の抑制、脂肪組織における糖の取り込みと利用促進、
- 脂肪の合成促進・分解抑制などの作用により血糖を抑制
- グリコーゲンや脂肪などの各種貯蔵物質の新生を促進等の作用
- 体内でのグルコース(高濃度):糖化反応を起こし、生体に有害な作用をもたらす
- インスリンの分泌→濃度(血糖)が常に一定範囲に保たれる
- 血糖値の低下→糖尿病の治療に用いられる、インスリンの分泌量:血糖値に依存
インスリンが作用しなくなると高濃度になったグルコースが糖化し、有害な作用をもたらして糖尿病などになってしまうという事なんでしょうか。恐ろしいですね。なんでインスリンが効かなくなるんでしょうか。
増やすことは出来ないの…?インスリン、一生涯で限りがあるって本当?
【インスリンには限りがある】
このホルモンは一生の間に分泌出来る量が決まっていて(インスリン分泌能は遺伝的要因+幼少期の蛋白摂取量によるらしい)、年齢を重ねると徐々に分泌量が減ってくる。生まれつき分泌できる量が少ない人、分泌はしているが効きが悪い人がいる。(インスリンの効きが悪い事をインスリン抵抗性が高いという)無駄使いしていると分泌量が減ったり、効きが悪くなったりする。
【インスリンの無駄使いとは】
血糖値が上がりやすい食生活を続けていると、その度に大量のインスリンを分泌しないといけない為に身体(すい臓のランゲルハンス島のβ細胞)が疲れちゃうのだ。
イチバン悪いのは異性化糖を使った 甘〜い飲み物のがぶ飲み。人工甘味料は身体に悪いっていう人がいるけれど、異性化糖を使った清涼飲料水を飲むよりは、ダイエットペプシ飲んだ方がマシだと思うね。だけど、人工甘味料は依存性が高く、様々な危険も明らかになっているので手放しで安全だと言える物でもなければ 健康に良い物でもない。「マシだと思う」っていうのは個人の感想です。ここら辺はまた、いつか。
【インスリンを増やすには・・】
インスリンはインスリンを分泌している臓器(すい臓)が疲弊する事で分泌量が減ってしまう。今までは根本的な治療法はなく、すい臓を休ませることでいくらか分泌能力を取り戻そうとしてきた。最新の研究で実用化が期待されている、人工的に作られた多能性幹細胞(IPS細胞とかSTAP細胞とか)で人工的にすい臓を作る事が出来れば、血糖をコントロールする為の根本的な治療になるわけで、本当にスゴイコトだと思う。ただし、現時点ではインスリンの分泌能力を増やす方法はまだないので、予防するには、日頃からインスリンに頼らないで血糖をコントロールできるように心がけるしかない。
- インスリンは有限:一生の分泌量が決まっている、年齢を重ねる→分泌量が減る
- 生まれつき分泌量少ない、効きが悪い人がいる
- インスリンの無駄使い:血糖値上げやすい食生活→膵臓ののβ細胞が疲労
- インスリンを増やすには:インスリンを分泌している臓器を休ませる
- 人工的に作られた多能性幹細胞→人工的にすい臓を作る→根本的な治療になる
- 現時点ではインスリンの分泌能力を増やす方法はない
だからインスリンの分泌量が少ないとか出ない人は、インスリン注射をするんですね。それ以外の人は、暴飲暴食で膵臓を痛めつけてしまうとインスリンが分泌されなくなり、糖尿病になってしまうという事なんですね。
糖尿病についても詳しく知っておこう|インスリン分泌量と密接に関係する病気です
インスリン注射は、一度始めたら一生続けなければいけないの?
インスリン注射は、毎日自分で打たなければなりません。
注射を自分自身で打つのですから、それなりに怖いですし、精神的にも相当な負担がかかりますよね。
注射そのものに強く抵抗を感じ、インスリン注射を始めるのにためらう方も多いと思いますが、そのために治療が遅れて、病気が進行してしまうことの方がもっと怖いことなのです。
インスリン注射を始めると、「この注射を一生続けなければいけないのか・・・」と不安になるかもしれませんが、一生続けなければいけないかどうかは、糖尿病の種類が1型糖尿病か、2型糖尿病かによって違います。
◆2型糖尿病の人の場合
2型糖尿病の人の場合は、適切な食事療法や運動療法によって血糖値のコントロールができるようになれば、インスリン注射や飲み薬をやめることも可能です。
なぜなら、2型糖尿病の方の基本的な治療は食事療法と運動療法であり、インスリン注射や飲み薬は、これらの補助的な治療法であるからです。
◆1型糖尿病の人の場合
1型糖尿病の人の場合は、すい臓のβ細胞が何らかの理由で破壊され、インスリンがほとんど、あるいはまったく分泌することができないため、インスリンを体外から補ってあげなければ生きていくことができません。
そのため、インスリン注射を一生続けていかなければなりません。
- インスリン注射:毎日自分で打つ→精神的にも相当な負担
- 一生続けるかどうか:1型糖尿病か、2型糖尿病かによって違う
- 2型糖尿病の場合:食事療法や運動療法→血糖値のコントロールできるようになる
- インスリン注射や飲み薬をやめることも可能
- 1型糖尿病の場合:インスリンが分泌できない
- インスリンを体外から補なわなければ生きていけない→一生続けることに
1型糖尿病の方はともかく、2型糖尿病の方は運動と摂生すれば回復できるのですから、しっかり治療に取り組みましょう。2型の場合は地震の不摂生が招いた結果ともいえるでしょうからね。
食べ物を上手に選んで分泌量を節約。一生で限りあるインスリンは大切に!
■ インスリン分泌を抑制する食べ物の選び方
インスリンの働きを簡単に考えれば主に炭水化物(糖質)の代謝に働いています(ちょっと乱暴ですが)。ですので、食べ物を選ぶときは、以下のような探し方をすると思います。
(1)低カロリー食品(糖質や脂質が少ない)はどれか?
(2)消化・吸収されにくい食品はあるか?
(3)同時に食べる食品のカロリー摂取を阻害する食品はないか?
(4)急激な血糖値上昇を起こさない食品とは? どれ?低カロリー食品については別ページに譲るとして、ここでは(2)〜(4)について考えましょう。 これらに共通するカテゴリがあることにお気づきでしょう。そう、食物繊維に分類される食品です。
1)消化吸収されにくいもの … 不溶性食物繊維が多い食品
2)カロリー摂取を阻害する食品 … 水溶性食物繊維が多い食品
3)急激な血糖値上昇をおさえる食品 … 食物繊維中でも特に水溶性のもの
【 参照:食物繊維の種類 】「GI値」がおよそ55以下を目安に数値が低い食品を選ぶと、1)、2)、3)の食品を選択することになります。
GI値は、炭水化物(糖質)が多く、それを消化・吸収することでエネルギー源になる食品を対象に、血糖値上昇のスピードを示しています。 これを、食物繊維を多く含む食品の序列を表した物と見ることもできます。 ただし、もともと糖質が少ない野菜や海藻類についての計測は難しく、数値の報告はされていないものが多いようです。さらに、脂質を含む食品もあり、GI値が低いものでも肉類には注意が必要です。
【注意】
食物繊維の過剰摂取は、ミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛など)の吸収を阻害します。これは食物繊維の性質。また、穀物に多いフィチン酸にもミネラルの吸収阻害があります。
【GI値の問題】
【1】GI値はカナダの学者による創案で、肉食が多い欧米型の食習慣がペースになっています。インスリン分泌は例えば直前の食事内容にも左右される性質のものであるため、米食が中心の日本人に合わせた指標が求められています。
【2】食品はその新鮮さや調理方法つまり、煮たり焼いたりの加熱方法や香辛料・薬味・柑橘類の組合せ方などで、含まれる栄養状態や消化・吸収の効率も違ってきます。一方、食べる人にも年齢や健康状態や運動量など多くの条件で個々人に違いがあります。このため、表に掲載されている数値が実際とは異なることに注意しましょう。
- インスリン→主に炭水化物の代謝に働いている
- GI値55以下:食物繊維の多い食べ物、炭水化物(糖質)多い
- 食物繊維の過剰摂取→ミネラル(カルシウム、鉄、亜鉛など)の吸収を阻害する
- GI値:カナダの学者による創案→肉食が多い欧米型の食習慣がベース
- 新鮮さや調理方法、調理方法、組み合わせ→栄養状態や消化・吸収の効率違う
- 年齢・健康状態・運動量:個々人に違いがある→表に掲載の数値が実際とは異なる
ご飯の国に生まれてご飯が大好きな自分にとっては、炭水化物の摂取を減らすのは結構辛いですね。野菜や海藻類は別にいいんですけどね。やはりインスリンを無駄使いしないためには、摂取した糖質を運動で消費するのがいいみたいですね。
どうなっちゃうの?インスリン、分泌量や働きの低下が体にもたらす影響とは
インスリンの量が低下したり、インスリンの働きが悪くなると?
ブドウ糖が細胞の中へ取り込まれず、エネルギーとして燃えることが出来ません。
食べても食べてもエネルギーに変えることが出来ないので、元気が出ないのです。
また、私たちが生きていくためには、常にエネルギーがいるのです。
何も食べていない時間、例えば眠っている間もエネルギーは必要です。
このような時、肝臓では貯蔵しておいたグリコーゲンをブドウ糖に分解し、血糖値が下がり過ぎないように維持しています。
グリコーゲンに変えて肝臓に蓄積できない
糖尿病になるとブドウ糖をグリコーゲンに変えて、肝臓に蓄積しておくことが出来なくなります。
肝臓に貯蔵しておくことも、細胞に取り組むことも出来ないので、行き場をなくしたブドウ糖が血液中に溜まり、空腹時の血糖も高くなってしまいます。
ブドウ糖があふれた血液は、いわばコーヒーなどに入れるシロップのようになってしまいます。
しだいに全身の血管を傷つけ、さまざまな障害をもたらします。
引用元-インスリンと血糖
- インスリン量低下、効きが悪い:ブドウ糖を取込めない、エネルギーにできない
- 食べてもエネルギーに変えられない→元気が出ない
- 肝臓に蓄積できない:細胞にも取込めない→ブドウ糖が血液中に→血糖値高くなる
- ブドウ糖があふれた血液:ドロドロ→全身の血管を傷つけ、さまざまな障害に
インスリンは糖質を細胞に取り込んだり、肝臓に蓄えたり、または消費したりするのに重要な役割を果たすようですが、それが作用しにくくなると血液中に糖質が溜まり血糖値が高い状態になるんですね。
ダイエットや体脂肪には無関係ですよ…インスリンの分泌量を減らそうとしてもムダです
インスリンを減らしても体脂肪の減り方は変わらない
実際、インスリンの量と体重は関係ない!って研究は山ほどありまして、有名なのは2006年の実験(6)。肥満ぎみの参加者33人を3つのグループにわけて、以下の3パターンのダイエットに挑戦してもらったんですね。
・糖質制限ダイエット
・低脂肪ダイエット
・高脂肪ダイエットもちろん、いずれの食事法も摂取カロリーはほぼ同じ量に調整されております。すると、8週間後の結果はこんな感じになりました。
・糖質制限ダイエット 脂肪が4.5キロ減
・低脂肪ダイエット 脂肪が4キロ減
・高脂肪ダイエット 脂肪が4.4キロ減
インスリン分泌量に気を配っても意味がない
まぁ、ほとんど差はありませんね。データを見ると、糖質制限ダイエットは33%もインスリンの分泌量が少なかったようですが、とくに体脂肪の減り方には影響が出なかったわけです。
1999年にもスタンフォード大が似たような実験(7)をしてますが、やはりインスリン量と体脂肪の減少には関係がないとの結論。これらのデータを見ちゃうと、どうもインスリンの量に気を配っても意味がないとしか言えない感じ。
- インスリン量と体重:関係ない
- 糖質制限ダイエット・低脂肪ダイエット・高脂肪ダイエット→8週間実施
- 糖質制限:脂肪4.5kg減、低脂肪:脂肪4kg減、高脂肪:脂肪4.4kg減
- 糖質制限ダイエット:インスリン分泌量33%減少→体脂肪の減り方には影響なし
- 1999年スタンフォード大が実験→インスリン量と体脂肪の減少:関係ない
- インスリン分泌量→ダイエットには意味がない?
インスリンは脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪分解を抑制したりするようなので、インスリンが多かろうと少なかろうと、ダイエットに取り組んで脂肪を代謝してしまえば、結果に違いはないという事ではないでしょうか?