結婚式のスピーチ、新郎新婦の共通の友人や同僚の場合、どうしますか?
共通の友人が間を取り持ったのなら、そのエピソードを語るのもいいでしょう。ですが、長々と話しても聞き手には伝わりにくいかもしれません。
また、2人の間を取り持ったからと言って恩着せがましくなるのもよくないでしょう。またひがみっぽくならないように気を付けましょう。
結婚式のスピーチ文例その1:新郎新婦共通の友人(女性)のケース
(女性のスピーチ)~1分30秒~
○○くん、○○さん、ご結婚おめでとうございます。まぶしい新緑が、お二人の明るい未来を予言しているような日ですね。
私は、高校3年のときにお二人の仲を取り持った○○と申します。
お二人がお付き合いをすることになったのも、ちょうどこんな季節でしたね。
ある日の放課後、○○さんが思いを寄せていた○○くんに告白をするというので、私は○○くんを呼びにいきました。
そして、○○さんが待つ中庭の噴水のところへ、彼を連れていったのです。
ふたを開けてみれば、○○くんも以前から○○さんが気になっていたとのこと、初々しいカップルが誕生しました。
あれから6年間、私は○○さんからいろいろな相談事を打ち明けられながらお二人の仲を見守ってきたので、今日はお二人がこうして結婚式を挙げられたのは、本当に夢のようで、うれしく感じます。
※①これからは、お二人で私のためによいお相手を探してくださいね。
(アイデア)
当日の天気がよければ、出だし部分でその天候や季節感についてふれるとさわやかな印象になる。
(注意)
自分が二人の愛のキューピッドだと話すとき、恩着せがましくならないように気をつける。
※①:こういうセリフを言う時は、ひがみっぽくならないように気をつける。
引用元-スピーチ例文~新郎新婦共通の友人編
- 祝辞→新郎新婦との関係→エピソード→結び
- 天気がいい→出だし部分で天気や季節感に触れるのもいい
- 2人の愛のキューピッドの話→恩着せがましくならないように
新郎新婦の仲を取り持った場合は、当然の事ながらエピソードとして話すと思いますが、誰でも「自分がくっつけてやったんだ」と言いたくなりますよね。また自分が未婚の場合、今度は自分が紹介してもらおうと僻みっぽくならないようにしないといけませんね。
結婚式のスピーチ文例その2:新郎新婦共通の友人(男性)のケース
(男性のスピーチ)~1分30秒~
○○くん、○○さん、おめでとう。※①お二人の幸せいっぱいの笑顔を拝見していたら、私も早く結婚したくなってしまいました。
私は新郎新婦の高校時代の同級生の○○と申します。○○くんとは2年のとき、○○さんとは3年のとき、クラスが同じでした。
ある日、○○くんから「お前のおかげで彼女ができたよ。ありがとう」と言われて、何のことか見当がつかず、びっくりしたことがあります。
意味を聞いてみれば、数週間前に、○○くんが世界史の教科書を持ってくるのを忘れて私に借りにきたら、私が風邪で休んでいたとか。
そして、たまたま私が休んでいることを教えてくれた○○さんから、成り行きで教科書を借りたことがきっかけで、二人は少しずつ会話を交わすようになり、いつしか、恋が芽生えたらしいのです。
※②私もたびたび○○くんに忘れ物を借りましたが、そんないい思いはさせてくれませんでしたね。これからに期待していますよ、お二人さん。
※①:自分も結婚したくなったというのは、率直に結婚式を祝う気持ちが出ていてよい。
※②:あえてユーモラスに恩を着せた例。
(注意)
自分が二人を結び付けたと話すとき、恩着せがましくならないように気をつける。
引用元-スピーチ例文~新郎新婦共通の友人編
- 祝辞→新郎新婦との関係→エピソード→結び
- 自分が気付かない所で取り持っていた
- ユーモラスに恩を着せるのもアリ
共通の友人なんだけど、直接仲を取り持ったつもりないんだけど、でも知らない所で縁があったなんて、なんかドラマみたいな展開ですよね。そんな偶然を結婚式のスピーチに利用できるのも、また奇跡のなせる業です。大いに活用しましょう。
結婚式のスピーチ文例その3:新郎新婦共通の友人(会社同僚)のケース
会社同僚の場合
本日は、お日柄もよく、新郎・新婦ならびにご両家、ご親族のみなさま、誠におめでとうございます。心より、お祝い申し上げます。
私は、○○君と○○さんの勤めている○○会社に在籍している○○と申します。○○くんとは同期だったので、大変親しくさせていただいていました。
ですが、二人が付き合っているということは、二人から結婚の報告を受けるまで全く知りませんでした。私だけではなく、職場の人間はみな知らなかったのです。
○○くんと○○さんが、二人で相談して、仕事場で他の人に気を遣わせてしまったりするのはよくないのではないか、仕事とプライベートをきちんと分けたほうがいいのではないかという結論に達して、結婚が決まるまでは誰にも公表しないと決めていたそうです。
○○くん、○○さん、もう何も気を遣わなくていいので、二人の仲のよさをどうぞ見せ付けてください。お二人の幸せを見せていただいて、私も早く幸せになれるように頑張りたいと思います。
簡単で恐縮ですが、これをもちまして私の祝辞とさせて頂きます。本日は誠におめでとうございます。
引用元-結婚式のスピーチ☆友人向けの基本例文~おススメ7選~ – マナーの虎☆
- 祝辞→新郎新婦との関係→エピソード→結び
- 職場でのエピソードを披露
職場の同僚となると、どうしてもオフィシャル感が前面に出てしまうため、友人たちほどロマンスは期待できないでしょう。職場というオフィシャルな環境ですので、過度な期待は持たない方が良いですね。
構成はどうする?「キューピッドの立場」でするスピーチ|新郎新婦共通の友人から贈る言葉
新郎新婦共通の友人で、二人を引き合わせたキューピッドの立場。
まず、ゲストがその話を聞いて楽しめるか、という視点でスピーチを構成します。
新郎新婦の人柄や、出会いのプロセスを説明しようとすれば、当然、話が長くなります。そこで必要なのは、聞き手が 一を聞いて、十を理解できるような、イメージしやすい話の構成です。
キューピッド役として、スピーチを組み立てる際の、大まかな構成は、以下のようになります。
スピーチの構成
1 自分と新郎(新婦)との関係(どの程度親しい間柄なのか)
2 自分と新婦との関係(簡潔に)と、当時の新郎と新婦が付き合えば
うまくいくのではないかという、感触とひらめき(自分の心情を吐露)3 二人が付き合っている時、思っていたこと(期待や不安)、そして
二人の間に起こったドラマと、その時に自分は何をしてあげたのか4 今日こうしてゴールインした二人へ贈る、はなむけの言葉
引用元-新郎新婦共通の友人 キューピッド: 幸せを呼ぶ美しい結婚式スピーチ 管理人コラム
- その話を聞いてゲストが楽しめるかという視点でスピーチを構成
- 一を聞いて十を理解できるような、聞き手がイメージしやすい話の構成
- 新郎新婦とどのくらい親しいか
- 新郎と新婦が付き合う→うまくいくのではないかというひらめき
- 二人に起こったドラマ、自分はその時何をしたか
- 新郎新婦へ贈るはなむけの言葉
貴方が間を取り持った2人が今日この日を迎えるまでには、様々な紆余曲折もあったのかもしれませんし、貴方もその都度活躍したのでしょう。でもそれを簡潔にわかりやすく話さないとゲストは飽きてしまいますよね。
こんなところに気をつけたい!結婚式のスピーチ、無事に大役をこなすためには…
いいスピーチの話し方
紹介されたら、ゆっくり席を立ちます。マイクの前に立ったら一度深呼吸して肩の力を抜きましょう。
スピーチ中はきれいな姿勢を保つようにします。背筋を伸ばして、前を見ながら話しましょう。
目線が泳いでいたり、床や天井に向けられていると、話がちゃんと伝わりません。
ゲストと目が合って困ってしまう場合は、奥の壁を見るようにするといいでしょう。時々目線を新郎新婦に向けながら話すのもいいです。
また早口にならないように気をつけます。緊張していると早く終わらそうとしてつい早口になってしまいますが、できるだけゆっくり話した方が、聞き手は聞きやすいです。
言葉と言葉の間にしっかり「間」をとって、棒読みではなく、語りかけるようにするといいでしょう。
「緊張してます」と先に断っておくのもひとつの手ですが、余裕のなさを感じさせてしまうこともあります。
最初の一言をしっかり大きな声で言うと、そのままスラスラとスピーチできます。
メモを持っておく
内容を忘れた時のために、メモを持っておくのもいいでしょう。ただし、ずっとメモに目線を落とすのはいけません。あくまでスピーチであるということを忘れないように。
どうせなら手紙を読むという形式にするというやり方もありますが、最後に花嫁が両親へ向けて手紙を読むシーンがあると、なんとなく雰囲気がかぶってしまいます。
また少し笑顔を浮かべるのも大事です。緊張してひきつってしまうかもしれませんが、めでたい席なので、新郎新婦への祝福の気持ちを思い出して、笑顔で話すようにしましょう。
引用元-結婚式のスピーチ – 結婚式に招待されたら – 結婚レシピ
- スピーチ中:綺麗な姿勢を保つ。背筋を伸ばし、前を見ながら話す
- 早口にならないように気をつける→できるだけゆっくり話した方が聞きやすい
- 言葉と言葉の間にしっかり「間」をとる、語りかけるように話すといい
- 内容を忘れた時のためにメモを持っておく
- 手紙を読む:新郎新婦が両親に向けて手紙を読むのと被る可能性あり
結婚式というハレの舞台なわけですので、緊張して怖い顔していないで、にこやかに笑顔でスピーチしましょう。そのためにも、手紙か、ちゃんと読めるメモを持っておきましょう。笑顔ですよ!