蛍光灯がチカチカしていて、交歓しなければいけないけれども、蛍光管が悪いのか、グローランプが悪いのか…。
そのように悩んでしまうこと、ありますよね。
ここでは、その原因の見極め方と、交換したほうがよい時期についてまとめました。
Q:交換時期はどっちか教えて!「蛍光灯」と「グローランプ」切れたのは?
蛍光灯が切れようとしている
電球が切れているのかグローランプが切れているのか
とても初歩的な質問でお恥ずかしいですが、どなたかお教え下さい。
ここ何年も一カ所に長く住むことがなかったので、今の住居で初めて直面する初歩的な問題なんですが・・・・(汗)
家の電気(蛍光灯)が2カ所で切れようとしています。
電球なのかグローランプなのか
電球が寿命なのかグローランプが寿命なのか分からなくて困っています。
(多分、両方昔ながらの蛍光灯なので、グローランプも付いていると思います)
どちらがダメになっているのか見分け方を教えて頂けるととても助かります。
- 家の蛍光灯が二か所で切れようとしている
- 電球が切れるのかグローランプが切れるのかわからない
- 見分け方を知りたい
長く一つのところに住まないと意外に経験しないことかもしれません。蛍光灯にはグローランプと電球がセットになっているものですが、どちらが切れようとしているのか初めてであればわからないですよね。どのように確認すればよいのでしょうか。
A:交換時期の確認方法!「蛍光灯」と「グローランプ」のどっちが切れたか?
グローランプが故障している?
基本的には、グローランプと蛍光管は同時に交換なんですが
蛍光管のみの交換が多いかと思います。
蛍光灯のスイッチを入れると グローランプが紫に光ると思います
直ぐに消えるのが正常ですが 消えない場合は、グローランプを外してみて下さい。
それで蛍光灯が光ればグローランプの故障。
前の回答者さん達の言われる様に 蛍光管の端が黒く成って居たら交換。
電子グローランプがおすすめ
電子グローランプは、チョッと高いですけど
スイッチを入れると直ぐ点灯するのでお勧めです。
- 基本的にはグローランプと蛍光管は同時に交換であるが、蛍光管のみの交換の方が多い
- スイッチを入れるとグローランプが紫に光ってすぐに消えるのが正常である
- 消えない場合にグローランプを外してみて、蛍光灯が光ればグローランプの故障である
- 蛍光管の端が黒くなっていたら交換しよう
水銀蒸気がガラスの中のナトリウムと反応して黒色の付着物が発生するのが黒いすすが出る仕組みです。アノードスポットといって、全ての蛍光灯で起きうるものだそうです。黒いすすで蛍光管が汚れてきたら、取り換えた方がよいというサインになります。
【交換時期の見極め方】について!!蛍光灯とグロー球はココをチェック!
交換する目安とは
ランプによって寿命もさまざま。こまめな点検が必要です
蛍光灯
ランプがこのようになったら交換してください。
エンドバンド黒化
点灯するにしたがって口金から数cmの所が変色。
黒色が濃くなるとランプの寿命です。
スポット黒化
スポット状に黒色に変色する現象です。
これなら大丈夫
初期黒化
新品のランプを初めて点灯した直後のみに現われる現象。明るさや寿命には影響ありません。
水銀粒子付着
ランプ中央部の下側などに水銀の微粒子が付着する現象。明るさや寿命には影響ありません。
グロー球
一般的な蛍光灯の点灯方式には、グロースタータタイプ(インバータを含む)と電子スタータタイプがあります。
グロースタータタイプの場合、グロー球には寿命があるので目安としてランプ交換2回に対し、1回は交換してください。
また、蛍光ランプが正常なのに点滅し始めたらグロー球の寿命です。
ランプや安定器に負担がかかるので交換してください。
- 口金から数cmの所が変色し、黒色が濃くなるトランプの寿命
- スポット状に黒くなる場合もある
- 新品のランプを初めて点灯した直後のみに黒くなる現象や、ランプ中央部の下側などに水銀の微粒子が付着する現象は問題ない
- 蛍光灯の点灯タイプがグロースタータタイプの場合、ランプ交換2回に対して1回は交換する
- 蛍光ランプが正常なのに点滅し始めたらグロー球の寿命であるため、交換する
電球が黒くなるのは仕方がないことであり、黒くなってもしばらく使うことは可能です。」ただ、濃くなった時は交換の目安ですね。グローの場合、ランプ2回に対して1回の交換割合となるため、ランプをいつ交換したのかメモしておくとよいでしょう。
そろそろ「グロー球」の交換時期!?こんな状態になってませんか?
点くまでに時間がかかる
家に帰って蛍光灯を点けるとき、時間がかかる時ないですか?
スイッチを入れると、
チカッ チカッ チ チ ピカーーーー
という風な感じですね。
最近は特にひどく、4本あるうちの1本だけがなかなか点かなかったりとか。
グロー球を交換してみよう
しかし、あることをすればあっという間に解決しました。
それはグロー球(グローランプ)の交換です。
スイッチを入れてから点灯するまで5秒以上かかるのなら、グロー球の交換時です。
グロー球とは、蛍光灯を点灯させるためのものです。
円柱形で豆電球より一回り小さいか、同じくらいの大きさのものです。
- 蛍光灯を付ける時に非常に時間がかかっていた
- グロー球を交換することで解決した
- スイッチを入れて5秒以上かかる場合はグロー球の交換時期となる
いつまでもチカチカしていることもありますが、その時がグローの交換時期なのですね。ちょっとしたことではありますが、結構ストレスに感じてしまうものです。イライラする前に交換してしまいましょう。
なぜつくのか仕組みが知りたい!グローランプで蛍光灯がつく理由とは!?
グローランプによる蛍光灯点灯の仕組み
グローランプは、固定された電極と、熱を加えると湾曲するバイメタル電極が近接しています。
点灯管に電圧を印加すると、固定電極とバイメタルの間の絶縁が破壊され、空中放電します。
この空中放電によって発生する熱を利用してバイメタル電極を湾曲させ、蛍光灯の点灯回路に閉回路を構成させます。
並列接続
グローランプ式の蛍光灯は、蛍光灯とグローランプが並列接続の回路構成になっています。
回路が並列接続ということは、電流は分流するため、抵抗が少ない方に多くの電流が流れます。
よって、点灯していない蛍光管側には電流は流れず、点灯管の側に、全ての電流が流れ込みます。
続いて、蛍光管に付属しているエミッタ部が余熱されます。
際限なく電流が大きくなり続けることを防止するため、直列に接続された安定器によって、流れる電流値を一定に保っています。
- 固定された電極と、熱を加えると湾曲するバイメタル電極が近くなり、点灯管に電圧を印加することで、固定電極とバイメタルの間の絶縁が破壊され、空中放電する
- 空中放電によって発生する熱を利用することで、バイメタル電極を湾曲させ、蛍光灯の点灯回路に閉回路を構成する
- 蛍光灯とグローランプは並列接続の回路構成になっており、電流は分流するため、抵抗が少ない方に多くの電流が流れる
- 点灯していない蛍光管の方には電流は流れず、点灯管の方に全ての電流が流れ込む
- 蛍光管に付属しているエミッタ部が余熱されるが、直列に接続された安定器によって、流れる電流値を一定にしている
このようなことを思いついたのはすごいですね。電球の仕組みを発明したのはエジソンだと思われていますが、実はエジソンは実用化しただけで、本当に発明したのは、イギリスのジョセフスワンという人だと言われています。
点灯時間で変わるって知ってた!?蛍光灯とグローランプの交換時期について!
ランプの取り替え時期の目安は、半年~4年(1日5~6時間点灯した場合)
『交換のサインは蛍光ランプ両端の黒ずみ。』
ランプ
一般にランプの寿命は白熱ランプで約1000時間、蛍光ランプで6000~12000時間とされていますが、これはあくまでも目安。蛍光ランプの場合、「両端が黒ずみだしたら交換時期」と覚えておきましょう。
蛍光ランプは、点滅回数が多いと寿命が短くなります。
グローランプの場合は
グローランプ(点灯管)
グローランプ(点灯管)が古くなると、点灯が遅くなります。
蛍光灯がパチパチと点滅するようなら交換が必要。
ランプを交換する際にグローランプ(点灯管)も一緒に交換する習慣をつければ面倒も省けます。
- 交換のサインは、蛍光ランプの両端が黒ずみだした時である
- 蛍光ランプは点滅回数が多いと寿命が短くなる
- グローランプは古くなると点灯が遅くなる
本当は2回に1回の割合でもよいのでしょうが、忘れてしまいそうですし、何度も交換作業をするのも手間ですので、ランプの交換のタイミングとグローの交換のタイミングを合わせておいた方がややこしくなくていいかもしれないですね。
【周波数の違い】に注意が必要!グロー式蛍光灯を使う時に気を付けること
グロー式蛍光灯における周波数違いの影響
60Hz専用安定器を50Hzで使用した場合、明るさが増加しますが、ランプ寿命が短くなり、安定器が異常過熱状態になります。
50Hz専用安定器を60Hzで使用した場合、明るさが低下し、ランプ寿命が短くなります。
安定器の異常過熱はありませんが、始動しないことがあります。
焼損事故に注意
周波数の違いによって安定器に過度の負担が発生し、焼損事故の原因となりますので注意しましょう。
- 60Hz専用安定器を50Hzで使用すると、明るさは増加するが、ランプ寿命が短くなり、安定器が異常過熱状態となる
- 50Hz専用安定器を60Hzで使用すると、明るさの低下とランプの寿命が短くなる現象が起き、安定器が始動しないこともある
- 周波数の違いで過度の負担が発生し、焼損事故の原因となりうる
大丈夫だろうと思いがちですが、周波数の違いで重大な事故が起きてしまいます。大まかに、西日本、東日本で周波数が変わります。引っ越しの場合は特に注意が必要で、周波数が変わらないか確かめておきましょう。
寿命について!グローランプの基礎知識
点灯管の寿命
点灯管(グローランプ)にも寿命がある。メーカーでは蛍光灯管を交換する際にグローランプの交換を推奨しているが、筆者の経験で言えば、グローランプの寿命の方が蛍光灯管よりも長い。グローランプが劣化して来ると次の様な状態になる。
グローランプの点灯が長引く
グローランプは紫に輝いているが、蛍光灯管が一向に点灯しない状態。
グローランプの放電が始まっても、接点がなかなか閉じない状態である。
いくら蛍光灯でも通常は2~3秒程度で点灯するのが普通。
これ以上長引くならばグローランプを換えてみよう。
蛍光灯管の両端が薄赤く光る状態が続く
フィラメントに電流が流れた後も、グローランプの接点が離れない状態。
この状態を続けると、新規の蛍光灯管でもすぐに劣化してしまう。
この状態でグローランプをはずせば、蛍光灯管は点灯する。
蛍光灯の点灯動作が繰り返される
グローランプが劣化しても蛍光灯の点灯動作が繰り返して点滅する状態になる。
なお蛍光灯管が不良になって点滅する場合には、点灯後に明るさが低下して消える。
グローランプが不良の時には明るさが低下しないのに点灯動作を繰り返す。
判別できなかったらグローランプを抜いてみるのが良い。
グローランプを抜いて消灯するなら蛍光灯管の不良、点灯が続くならグローランプが不良だ。
引用元-雑学の間:蛍光灯の知識
- グローランプの寿命の方が蛍光灯管よりも長く感じる
- グローランプは紫に輝いているが、通常は2、3秒で点くのに、蛍光灯管が一向に点灯しない状態であれば交換時期である
- 蛍光灯の両端が赤黒く光る状態では、新規の蛍光灯管でもすぐに劣化してしまう
- 蛍光灯の点灯動作が繰り返して点滅する状態の時もグローの劣化である
- どちらが原因かわからない時にはグローランプを抜いてみて、消灯するなら蛍光灯管の不良、点灯が続くならグローランプの不良である
どちらもいっぺんに替えてしまったら、手間も一度で済みますし、どちらが原因か悩むこともなくなりますが、それでももったいなく思ってしまいますよね。どちらか知りたいときにはグローランプを抜いてみるのが一番わかりやすいようです。