ダメなこと?大学『指定校推薦』で入った大学を中退したい場合

ダメなの?大学の指定校推薦で入った大学を中退すること

指定校推薦で入った大学。しかし、いざ入学しても上手くいかないこともあると思います。

指定校推薦で入った大学を中退すると、どこかに迷惑をかけることがあるのでしょうか。

指定校推薦を辞退したり、中退することについて、高校、大学、生徒の目線から考えてみました。

中退すること出来る?『指定校推薦』で入った大学を

大学からの目線

大学側の立場:
1)指定校推薦というのは、ある程度その高校から大学に受験者と合格者がいるという実績をもとに高校を指定して推薦してもらい人材を確保するというのが趣旨です。これから何がわかるかというと、その高校のレベルと大学のレベルの不一致はあまり少ないと考えています。

2)指定校推薦で入学した学生が留年や退学をすると「直ちにその高校に連絡が行き、報復として推薦を今後行わない」なんて事はありません。大手私大に限れば(私が大手私大勤務で自分の大学と知人の大学の事情くらいしかしらないので。国立の知人も多くいますが、推薦は事情がことなりますからコメントはあまりできない)行いません。報復もありません。推薦の見直しは数年に1回で、私のところは5年に1回です。

大学が推薦校を取り消す理由

推薦校を取り消す理由の一番は留年や退学ではなく「推薦をしてくれない高校だから」です。
まれに、留年が多いとか、退学者が多いからと推薦取り消しを行う可能性は否定はしませんが、報復ではなく、「その高校の進路指導の先生が、学生の要望や適性をうまく汲み取って推薦していないから」という理由です。数多くの指定校推薦校である特定の高校が留年が多いというのはめったにないので、おもに見直しは推薦をしてくれないからなのです。

引用元-大学を中退します。指定校推薦で入ったので高校の先生に話を… – Yahoo!知恵袋

  • 指定校推薦で入った生徒が退学をしても、今後の推薦を取り消すようなことはない
  • 推薦校を取り消す理由は、推薦をしてくれない高校だから

指定校推薦で入って中退をしても、高校に迷惑をかけることはありません。

指定校推薦で入れるということは、大学に見合った成績を取っていたという事ですよね。スポーツ推薦などと違い、勉強して入ったのと同じような感じがします。しょうがないことはありますよね。

ダメなの?『指定校推薦』で入った大学を中退したい場合

誰に責任?

入学が決まっていた学生が辞退したりすると、高校に対して制裁が課されますよね。生徒ではありません。また、大学は特定の生徒を選べません。
高校側に選んでもらう制度です。
それらを踏まえると、大学側は「辞退した生徒が悪い」のではなく、「辞退する生徒を選んだ高校が悪い」という認識なのでしょう。
だから、大学は高校が悪いと言っている。でも、高校や世間は辞退した生徒が悪いと言う。(かもしれない)つまり、大学は高校が悪いと言っているのに、高校やその他大勢は辞退をした生徒に非難を浴びせている状態なんですよね。これはおかしいでしょう。
高校側がとるべき行動は「いやいや、私らは頑張っていい生徒を選出しました!だから、後輩に迷惑がかかるような措置はしないで、制裁は生徒個人にやってください」と主張するべきではないでしょうか?

高校を責めるのは間違い

先ほども例を出したけど、高校が選んだ生徒の大半が辞退や中退をしている状況があれば、さすがに選んだ高校も悪いと言えそうだが、辞退や中退がたまに起きる程度ならば、客観的に見て高校は悪くないでしょうから、高校に制裁を課し、無関係な後輩を巻き込むようなやり方をする大学側が悪いわけですよね。
そういうやり方をしても法律上は問題ないわけだが、理屈からしたらおかしいわけですよ。制裁を課す相手を間違えているわけですから。
引用元-指定校推薦を後悔し辞退、やめたい、中退しても良いのでは?

  • 生徒が辞退をすると、大学側は推薦してきた高校が悪いという認識がある
  • 高校や世間は、辞退した生徒が悪いという認識
  • 大学が高校に制裁をするのはおかしい

高校に制裁をするのは間違っています。

今は少子化の時代。大学にとって、優秀な生徒が来てくれる指定校推薦はメリットがあります。高校にとっても、大学の指定校推薦枠がたくさんあるのは、生徒を呼び込む大きなメリットとなります。生徒もある程度のマナーをわきまえる必要がありますが、しょうがないこともあると思います。

辞退や中退したい場合は?大学の『指定校推薦』について

生徒の意志が一番

現実的には、辞退を望んでいる生徒を無理矢理入学させることはできません。
せいぜい説得するくらいでしょう。無理矢理入学なんかさせたら、それこそ強要罪等に問われる可能性がある。
辞退をするのは犯罪ではないが、無理矢理入学をさせたりしたら、それこそ犯罪になってしまうので、高校としてはできることは辞退をしそうにない生徒を選ぶしかないのです。辞退した生徒が問われるとしたら、約束を破ったという不誠実さの部分のみでしょう。
こういった部分には法律は介入できないので。

指定校推薦への考え方

私は指定校推薦を利用しようという気持ちは高校生当時全くありませんでしたが、こうして大人になると、先輩の匙加減でどうにでもなるような制度なんだから、当てにすべきじゃないと実感しますよ。
入りたい大学の指定校推薦があったとして、それに学内選考で通るか?どうかの保障もないし、指定校推薦の枠がずっと残っているか?も分かりませんから。そういう不安定な制度なので、指定校推薦への希望は持ちつつも、どうしても入りたいならば、一般入試の準備もしておくべきだと思います。
引用元-指定校推薦で受かった大学に行きたくない、辞退や中退をしたい場合の考察 – リア充、非リアも関係ない!楽しい大学生活を送るには?

  • 指定校推薦を辞退したいという生徒を、止めることはできない
  • 高校側は、辞退しないような生徒を選ぶことしかできない
  • 指定校推薦ばかりをあてにしないこと

無理やり入学させることは誰にもできません。

私の高校にも指定校推薦がありましたが、数個の枠の争奪戦でした。指定校推薦があるのは、優秀な大学ばかり。学校の成績が上の方の生徒に、先生から声がかかっていたようです。争った立場側からしたら、なんで?という感じですね。

そもそも『指定校推薦』とは?大学で実施されている

指定校推薦とは

指定校推薦(していこうすいせん)とは、推薦入学の方法の一つである。日本ではそのほとんどが私立大学と公立大学で実施されている。大学・短大・専門学校など(以降、大学等と略す)が、指定した教育機関(以降、指定校と略す)に対し推薦枠を与え、指定校では進学を希望する生徒に対して選抜を行い、大学等はその選抜された生徒に対して面接などの試験を行って合否を判定する入学試験の制度の一つ。

予備校や中学でもある

かつては、指定校は高等学校のみだったが現在ではECC予備校やECC個別指導学院や早稲田塾等の予備校や塾に対して推薦枠を設けている大学等も存在する。高等専修学校に通う生徒は、通学している高等専修学校と、連携している通信制高校の双方の指定校推薦枠が利用できる。
短期大学を指定校として3年次編入学指定校推薦を実施している大学が存在する。

高等学校でも指定校推薦入試を実施しているところが存在しており、首都圏の有名私立では早稲田実業学校高等部や明治大学付属明治高等学校での実施が見られる。島根県の公立高校の中には中学校を指定校とした指定校推薦入試(高校入試)を実施しているところが存在する。
引用元-指定校推薦 – Wikipedia

  • 大学や短大、専門学校が、指定校に推薦枠を与えて入学させるのが、指定校推薦
  • 指定校推薦は、予備校や中学でも実施しているところがある

指定校推薦は、様々なところで行われています。

いまは少子化のために、どんどん指定校推薦が広がっているのかもしれません。生徒にとっても、たった1日で合否が決まってしまう試験を受けて入るよりも、総合的に判断してもらって入る指定校推薦の方が良いですよね。

選ぶ理由とは?大学の『指定校推薦』

指定校推薦を選んだ理由

僕の通っていた高校は進学校とは名ばかりで、国公立への進学率は低い数字に留まっていました。
高校3年生の春、進路選択に際して僕は大学進学を選びました。となるとどこの大学に行くかという話になるわけですが、教師からは東京大学か京都大学を勧められました。前述のとおり名ばかり進学校だったので、学校としても実績が欲しいという面もあったのでしょう。
3年の春の時点で模試の判定はC判定でした。

「勉強すれば十分合格できる。」

教師はこう言いました。僕も同意見でした。しかし、僕にとっては「勉強しないと合格できない。」ということのほうが重要でした。

進学という選択をした受験生にとって、高校3年生の1年間はとても重要な1年となります。真の進学校はもっと前から取り組むでしょう。どれだけ学力をつけて得点をのばせるか。そのためにどれだけ勉強をするのか。どんな勉強をするのか。大部分の受験生はこの高校3年生の1年間を受験勉強に費やすことになります。

僕はそれが嫌でした。

受験勉強以外のことができる

高校3年。18歳。青春まっただ中。思春期の集大成。この1年間を受験勉強に費やすのが嫌でした。18歳の感性は唯一無二のものなのです。どの年齢についても同じことが言えますが、とりわけ青春、思春期です。考えること、感じること、後にも先にも同じものは味わえません。

引用元-僕が受験勉強をやめて指定校推薦を選んだ理由 – 生かし屋さん。

  • 高校3年生は、青春のど真ん中
  • 高3の勉強次第で大学が決まる
  • 青春を楽しみたいので、指定校推薦を選んだ

青春時代を受験一色にしたくなかったので、指定校推薦を選びました。

私は内部推薦で附属の大学に進学しました。そのおかげで、受験勉強はまったくしませんでした。今となっては、もっと勉強しておくべきだったとは思いますが、たしかに高校時代は楽しかったですね。