仕事がつらいとき、転職を選ぶのはありなのでしょうか?
実際に転職した人の体験談や、転職するときの注意点、転職を考えたときにまずやるべきことをご紹介します。
会社を辞めたいとき、前に進むためには自分の気持ちに素直になることも大切ですよ。
Q.このまま続けるか転職するかどうすればいい!?仕事が辛い場合!
異動になってから、仕事が精神的に苦痛に感じるようになった
10年間、某自動車ディーラーで自動車の整備をしていました。
この5月から、フロント業務(内勤)に異動になりました。
現場で働いているときは、回されてくる仕事をこなすだけだったので、体がきついだけで、特に転職を意識したことはありませんでした。
しかし、現在は客とのやり取り(時間のこと・お金のこと・クレーム・ひっきりなしに鳴る電話)で息のつく間もなく、精神的に参っています。
それに加え、残業のために家に帰ると日付が変わっている日がほとんどです。
元々接客が苦手ということもあり、自動車整備の仕事を選びましたので、本当につらい日々が続いています。
仕事を続けるか悩んでいるが、転職する勇気が出ない
収入面では、残業手当が多いため不満はありません。
しかし、妻子があり、住宅ローンもあるため、転職に失敗するのが怖く、転職する勇気がありません。
同じような年代・状況で、そのまま会社を続けた方・転職された方の経験に基づいたアドバイスをいただきたく存じます。
- 異動になって苦手な接客をしなくてはならなくなり、仕事が精神的につらい
- 収入には満足しており、家庭もあるので転職に踏み出せない
- 同じような状況だった人のアドバイスが聞きたい
異動によって仕事内容が大きく変わると、ストレスを感じてしまうものですよね。まして自分の苦手な業務内容となると、なおさらです。しかし家庭があると簡単に転職に踏み切れないものではないでしょうか?
A.私の転職経験について!仕事が辛かった時の…
異動が原因で転職したが、転職による苦労は大きかった
私も転職組です。
転職の理由は異動でした。
10年勤めた技術職から営業職に回され毎日ひっきりなしにかかってくる電話や長い勤務時間に負けて、接客が苦手ということもあり転職をしましたが、
やめてから考えてみれば、転職をするにしても面接という接客よりも気を使うことをしなければならないですし、入ったら入ったで、新しい人間関係になれるためずいぶん苦労をしました。
「接客が苦手」というネガティブな理由での転職はおすすめできない
それを考えてみると接客が苦手で転職をするというのはむしろ、難しい道を選ぶことになりませんか?
ちゃんとした会社であれば、ずっと同じ仕事をさせるよりはいろんな部門で経験を積んで、会社を全体的に見れる人材を育てるというのはむしろ自然なことです。
ですから、接客が苦手というネガティブな理由では私としてはあまりお勧めしません。
ましてやちゃんと残業手当を払ってくれるだけまともな会社なんでしょうから・・
私はたまたま運良く、同業他社に転職ができましたが、それまで約三年間嫁さんにはずいぶん迷惑をかけました。
ほとんど嫁さんに食わせてもらっていたといってもいいかもしれません。
そういったことを考えると、今はちょっと自分を変える良い機会だと思って頑張ってみてはいかがでしょうか?
たしかに精神的にはお辛いでしょうが、頑張って下さい。
- 異動で接客をするようになったのが嫌で転職した
- 転職による苦労は想像以上に大きかった
- 「接客が苦手」という理由で転職するのは、より苦労を抱えることになるかも
- 異動先での仕事は辛いだろうが、頑張ってみては?
人と接する仕事が苦手だという人は多いですが、転職するにしても多くの人とかかわっていかなくてはなりません。「新しい人間関係に飛び込んでいくことになる」ということを頭に置いたうえで、よく考えて転職するかどうか決めましょう。
焦って選択するのは禁物!?仕事が辛くて転職を考えるとき!
ネガティブな理由での転職は、焦って失敗しがち
仕事が辛いという理由で転職を考えると、スキルアップのための転職の場合より、焦ってしまいがちです。
しかし、急いては仕事を仕損じるとは昔からの戒め、焦ってしまっては、状況が好転しにくくなります。
転職する場合は職種や会社をじっくり選ぶ
「仕事が辛いから転職をしたい。」その明確な理由をはっきりさせたら、今度はどんな職種で、どんな会社で働きたいかじっくり考えます。
このとき、ある程度絞ることは良いことですが、自分にはこの仕事しかできない、あの仕事しかやりたくない、などと、絞りすぎないようにします。
人間は自分で思うより柔軟性に富んでいる生き物です。今まで考えたこともない分野で、意外な才能が開花するかもしれません。
じっくりと考え、情報収集しましょう。
業種や労働時間など、自分にとって譲れないポイントを一つか二つ決めた後は、大きい視野で転職活動をしてください。
- ネガティブな理由での転職は、焦って失敗しがち
- 転職先や職種は時間をかけて考え、視野を広く持って活動すると◎
仕事のつらさから逃れる為に転職を考えている場合、視野が狭くなってより辛い仕事を選んでしまうことも。そうならないよう、冷静に自己分析し、就職したい職種や会社をしっかりと考えるようにしましょう。
転職を考えたらまずやるべき事は何!?仕事が辛くて辞めたい時に必要なこと!
転職準備は、退職後ではなく在職中に行う
求人サイトを見ることから始めましょう!現在仕事をしながら見るのは正直、時間もないかもしれませんし、面倒と思われるかもしれませんが、この「在職中」に準備する事が大事です。
無職時に求人を見ると生活がかかっていますので「決まりそう」「自分でも出来そう」「とりあえず給料が良い会社」などの思考になってしまい、再度就職しても職場環境が良くない会社当ってしまったり苦痛な仕事だったりするものです。
経済的に余裕がないと、給与だけで会社を選んでしまいがち
在職中の生活にある程度余裕がある(無職よりは)時に準備するのとそうではないのでは、求人の見方が変わるという点だけ認識しておいた方がいいでしょう。
こんな経験はありませんか?「給与」に惹かれていざ会社へ就職するととんでもない仕事の量だったとか、最悪な職場環境だったという事が・・・。
もしあるのであれば、仕事内容を吟味できる余裕がある時に見るのがベストですよ!(実際、僕がそうでした!笑)
- 時間を作るのは難しいが、転職準備は退職後ではなく在職中が◎
- 経済的に余裕がないと、給与重視で仕事を決めて後悔することもある
辛い職場からは早く離れたいものですが、いきおいに任せて退職してしまうと、再就職がうまくいかないかもしれません。経済的な不安は、想像以上に悪影響となるもの。経済的に安定している在職中に、転職先を吟味しましょう。
働く自分を想像してみるのがおすすめ!転職を考える場合は事前にイメージを…。
転職先で働く自分をイメージすることが大切
転職を考えるときは、新しい会社で働く自分を具体的にイメージしてみましょう。
そこで、理想と違う状況になりそうだと感じたら、その会社には転職しないことをおすすめします。
そのためには、地道な情報収集が必要です。同世代や中途入社の社員がどんな働き方をしているのか確認しましょう。
面接の前などに「こんな人に話を聞いてみたい」と企業に申し出ることもできます。
そして起床や帰宅の時間、プライベートの過ごし方など、1日の流れを想像してみましょう。
ほかの会社や職種にも目を向け、冷静に再就職先を決めよう
ほかの会社・職種と比較することも大切です。あこがれの職種の内定をもらうと舞い上がってしまい、周りが見えなくなってしまいがちです。
そこで一度、冷静になってしっかり吟味してください。比較するために、複数の内定をもらっていることが理想です。
- 再就職先を選ぶときは、新しい職場で働く自分をイメージすると◎
- 実際にその職場で働いている人に話を聞いてみよう
- ほかの会社や職種にも目を向け、冷静に自分にあった職場を選んで
再就職先を狭い視野で慌てて決めてしまっては、就職後に後悔することになるかもしれません。長く働き続けられる会社を見つけるため、客観的な視点も捨てないようにしましょう。盲目的に一つの会社や職種にこだわりすぎるのも、おすすめできません。
会社を辞めたい時は自分の気持ちに素直に!?仕事が辛いときに前に進むには…。
辛い仕事は無理して続けなくてOK
仕事がつらくて辞めたいと思うのならば、さっさと辞めて転職すればいいのです。
この世に会社などありふれていて、求人しているところなんかたくさんあります。
転職に苦労はつきものだが、辛い職場で働き続けるよりマシ
その中で、今より良い環境の職場や、自分の関心がある仕事などを選んで転職するといいでしょう。
自分の希望通りのところならば、仕事も楽しくやれるはずです。
転職は難しいと思う人もいますが、そんなのは甘えです。つらい職場にいるよりは何倍もマシです。何事も行動に移すようにしましょう。
- 辛い仕事は無理して続けなくてOK
- 転職に苦労はつきものだが、辛い職場で働き続けるよりマシ
日本人は「耐え忍ぶ」ことを美徳と考える節がありますが、我慢を続けると心を病んでしまう可能性があります。耐えられない職場には見切りをつけ、新しい環境で働くことを考えた方がよほど健康的ですよ。