吐き気や腹痛の原因はなんでしょう？それぞれまとめてみました。
治療が必要な病気だったり、インフルエンザ、排卵日前後の痛みの可能性もあります。
痛みが継続するのか、痛みがひどいのかで病院に行くかの判断もできますね。
どんな病気が潜んでいるの？吐き気や腹痛が原因の病気とは？
しっかりと治療が必要な病気も
・急性胃炎・慢性胃炎……ストレスや鎮痛剤服用などが原因で出血を伴うこともあり、外来ではとても多い病気です。命にかかわる病気ではありませんが、のたうちまわるような痛みが出ることもあります。胃酸を抑える薬や、胃の粘膜を保護する薬で治療。もちろんストレスが原因であればそれを取り除くのが一番の根本的治療法です。
・胃がん……50〜60歳の男性に多く、ピロリ菌との関連性が指摘されています。摘出手術が必要なことが多いですが、最近は早期に見つかることも多く、うまくいけば内視鏡治療だけで完全に治療することもできるようになってきました。
軽い痛みでも診察が必要な事も
・胃潰瘍（かいよう）・十二指腸潰瘍（かいよう）……みぞおちの辺りに痛みが出るのが一般的。胃潰瘍の場合は食後に、十二指腸潰瘍の場合は空腹時に痛みが出やすいとされています。ただ実際に外来で胃の内視鏡検査を数多くやっていると、「そんなに痛みは感じませんけどね」とケロッと言われる患者さんに立派な潰瘍が見つかることもあり、一概には言えないものです。
・虫垂炎……いわゆる盲腸。よくある病気ですが、痛む場所も痛みの程度も人それぞれなので、消化器内科や消化器外科の経験が豊富なベテラン医師でも診断に悩むことが多い病気でもあります。抗生物質の点滴や飲み薬で治ることもありますが、手術をしなければならないこともあります。
・腹膜炎……腹膜に起こる炎症のことで、潰瘍で胃に穴が開いた時や急性すい炎など様々な原因で起こります。薬で治ることもありますが、ひどい場合は手術が必要。
- 吐き気や腹痛が症状の病気は多くある
- 痛みを放置せずしっかりと病院で治療・手術が必要な病気も
- 軽い痛みだが、急に痛みを感じるものも
その他にもさまざまば病気の可能性もあります。痛みや嘔吐が継続する場合は、耐えられないぐらいの痛みの場合は我慢せずにすぐに病院へいきましょう。自分の症状をしっかり把握できるようになろう！
もしかして原因はインフルエンザの可能性が？吐き気や腹痛が生じた時は
新型インフルエンザでの腹痛
今回の新型インフルエンザの症状のなかにも「腹痛」という症状が含まれていましたね。
初期症状の段階では、一般的な風邪の症状が現われ
それに加えて下痢や嘔吐・腹痛・胸痛・鼻出血・歯肉出血
が現れることもあるそうです。季節性のインフルエンザと比べて、腹痛・下痢や嘔吐といった症状が多いという指摘もあるようです。
症状は１週間くらい続き、症状が治まっても
３日後あたりまでは周囲に感染させてしまう可能性があります。
新型インフルエンザとは？
ふつう、私たちが「インフルエンザ」と呼ぶ季節性のインフルエンザのウイルスは
人間から人間へ感染していくものです。しかし変異したインフルエンザウイルスによって
人間以外の動物が感染していたものにも感染するようになり、
さらには人間の間で感染できるようになります。こうして発生したインフルエンザを新型インフルエンザとよんでいます。
季節性インフルエンザとは？
季節性インフルエンザは、私たちが住む北半球で毎年冬に流行しますが
新型インフルエンザは、冬に発生するとは限りません。また、呼吸器・糖尿病・心臓病などといった基礎疾患があったり
妊婦さんやがんの治療等で免疫力が下がっている人が感染すると重症化する恐れがあります。引用元-腹痛の原因
- 新型インフルエンザは発生する時期は不明
- 季節性インフルエンザは北半球で冬に流行する
毎年インフルエンザにかかってるのに症状が違う？ていう経験ありませんか？私も理解していなかったのですが、新型インフルエンザは感染源が動物などでその後人間の中で感染が流行ったものなんです。突発的に現れるので症状もその都度変わっていくんですね。
吐き気や腹痛になるのは何故？そこには女性ならではの原因があるかも
急性腹症の場合
女性の場合は、婦人科系の病気が原因の場合があります。
卵巣脳腫、急性腹症などの可能性があります。
急性腹症は、子宮外妊娠、卵巣肥大、卵巣茎部のねじれなどが原因で発症します。
卵巣脳腫の場合
卵巣脳腫は、下腹部の膨らみ、軽い痛みや、腰痛、症状が進行すると下腹部に激痛が起こります。
場合によっては、ショック状態や嘔吐などや食べても腫瘍に栄養を取られてしまうので痩せてしまうなどの症状が起こります。
- 急性腹症は子宮外妊娠の可能性も
- 卵巣脳腫の場合は下腹部に痛み、嘔吐などで痩せる
病気？もしくは排卵日前後の体調不良なのかもしれません。
このように治療が必要になる病気の場合もありますが、女性の場合は排卵日前後の体調不良の可能性もあります。排卵日前後はホルモンが分泌されてめまいや吐き気、腹痛などに襲われます。自分の月経サイクルを理解すると排卵日の不調にも覚悟ができますね。
注意したいのは食中毒が原因の場合！吐き気や腹痛がいつもと違う感じなら・・
食中毒とは
食中毒の症状と食中毒の種類について説明しています。細菌性食中毒では、食事のときに一緒に入ってきた細菌や細菌による毒素によって急性の中毒症状を引き起こす病気です。ほとんどの場合は加熱することで食中毒は避けることができますが、ボツリヌス菌の毒素のように少しの加熱でも壊れないこともあります。
食中毒を防ぐには
食中毒にならない為のポイントとしては、清潔な環境で調理する事（食中毒をつけない）、７５度１分以上の過熱（食中毒菌をころす）、調理したものはすぐに食べる（食中毒菌を増やさない）の３つのポイントが大切です。
- 食中毒はしっかりと加熱することで防げる
- 調理したものはすべて食べる事が大事
- 清潔な環境で調理すること
食中毒では？と疑うような症状になったときは脱水症状にならないようにし、ゆっくりと体を休めるようにしましょう。もしも1日に10回以上の嘔吐や血便など、異常が見られた場合はすぐに病院へいきましょう。
食中毒になったら焦らずにゆっくり体を休めてみよう。
食中毒にかかると、お腹は痛いし、吐きそうだしの悪循環に陥ります。そんな時は焦らずに、まずはっしかりと呼吸をしてこわばった体をほぐしてあげましょう。少し安静にしてから食事や水分等をとるようにしましょうね。
対処法として覚えておこう！胃痛に吐き気を伴う場合は
吐き気を感じた時は、安静にすることが第一です。衣服をゆるめ、横になりましょう。軽い症状であれば胃の負担とならない消化のよいものを食べるようにし、様子をみてもよいでしょう。
また、副交感神経の働きを高めるために軽い運動を行ったり、体を温めたりするのも有効ですし、食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスが原因とわかっている場合には、市販の胃腸薬を飲んでもよいでしょう。
ただし、胃痛や吐き気の程度が激しい場合や、長く続く場合には病気の可能性が考えられますので、必ず医師の診察を受けてください。
