人間には二面性があります。その誰もがなんとなく自覚していることを心理学的見解をもとにまとめてみました。
二面性をどう受け入れ、どう生かしていくかについて考察しています。
心理学に少し興味が出てくるのではないでしょうか。
よき理解者に思うって本当!?人間の二面性を心理学的な見解で指摘したとき!
相手の二面性を指摘しよう
二面性を指摘すると真の理解者と感じてもらえる ということについて、解説していきます。 人間関係において、深い関係になったり、 信頼してもらいたいのなら、 相手の二面性をよく観察して、 指摘してあげるといいです。 なぜなら、人間誰しも、 自分を一面的に見られていると、 「浅くしか見てくれていないんだな」と 感じるのですが、二面性を指摘されると、 「この人は鋭い! 私を本当に理解してくれるのは、この人だ!」 と考えるようになるのです。
人間には二面性がある
実際、人間誰しも、裏と表、 プラスとマイナスの両面を兼ね備えています。 そして、表面的には、その一方の面だけが 表れていることがほとんどです。 たとえば、いつもとっても明るい人であっても、 内面には、暗くてナイーブな面を抱えているなど、 このようなことが普通なのです。
- 二面性を指摘されると真の理解者だと感じやすい
- 一面しか見られていないよりも深く見てもらえている気になるからである
- 人間は全員プラスマイナスの両面を備えているのであり、本当は二面性があるものである
自分では隠しているはずの裏の性格を指摘されると「どうしてわかったの?」とドキッとしてしまいますね。「そんなところまで見ていたの?」と思うところまで指摘されると恋に落ちてしまうかもしれません。
人間の二面性について!心理学者が考える精神のバランスとは!?
内面でバランスをとっている
精神、二面性、バランスの法則 人間の精神には【二面性】というものが存在し、その二つの面は、必ず自分の内面でバランスを取ります。 どういう事かと言うと、 仏のように【包み込むような優しさ】を持つ人は、同時に、鬼のように【突き刺すような厳しさ】も持っていると言う事です。
誰もが持つ二面性
テレビではふざけて見えるお笑い芸人なども、プライベートでは非常に真面目で真剣だったりします。 おとなしそうに見える人も、別の状況では気性が激しかったり…、 愛想が良く、八方美人に見える人も、実は冷淡でクールだったり…、 誰でも、その二面性を持っていて、 人によって違うのは、 ・その振り幅が大きいか狭いか? ・その二面性を他者にどういう見せ方をするのか? が違うと言う事です。
- 人間には二面性があり、自分の内面でバランスをとるものである
- 誰でも二面性を持っている
- 人によって振り幅が違い、他者にどう見せるかというところが違う
いつも適当にふるまっていると思っていたお笑い芸人が真剣に物事に取り組んでいる姿を見た時に、「この人素敵な人だったんだ!」と好きになってしまった経験があります。どうバランスをとっていくかですね。
【ユングの分析心理学】とは!?人間の二面性についての認識が導くもの…
ユング心理学
無意識に反応する問題や自己の両極性(二面性や矛盾)を認識し、「自分は何を求めているのか」「どうすればいいのか」と自分自身と対話し、バランスを取ったり、方向性を決めることで対人関係のトラブルや誤解を少なくしながら、本当に自分らしい自分を創っていくこと(個性化と自己実現)が大切。 という分析心理学。
他人のことも理解できる
また、この自己分析によって、他人のコンプレックスや問題行動が理解しやすくなり、「自分もそういうふうになる可能性がある」と認識することで人の嫌なところが気にならなくなる。とユングは言っています。
引用元-「自分を好きになる」「人間嫌いをなくす」「人と深い付き合いをする」ことを目指すレポート:【ユング心理学】で徹底的に自己分析
- ユングの心理学では二面性を認識することで自分自身と対話しバランスをとったり方向性を決めることが出来ると説く
- そうしていく中で対人関係のトラブルを減らし、本当に自分らしい自分を築き上げることが出来る
- 自己分析をすることで他人のコンプレックスや行動の理解が深まり、他者の嫌なところが気にならなくなる
心理学とは他人を分析するもののように思いがちですが、まずは自分を見つめ、そこから他人の理解も深めていこうという学問なのですね。自分のことも他人のことも客観的に見ることが出来るようになれそうです。
「意識」の二面性について!人間の機能的意識と現象的意識とは何!?
意識には二種類ある
意識の二面性、または意識の多義性とは、「意識」というものには本人にしか知られない主観的側面と、第三者からも観測できる客観的な側面の二つがあるということ。またそのために「意識」という用語がさまざまな意味で使われているという状況を指す。 このような混乱した状況は心の哲学の研究にとって障害となるため、デイヴィッド・チャーマーズは意識という概念を以下のように「機能的意識」と「現象的意識」の二種類に分けた。
二種類の意識について
1、機能的意識 機能的意識とは、「人間が外部の状況に対して反応する能力」のことである。脳を物体として捉える観点から言えば、入力信号に対して出力信号を返す脳の特性としての意識であり、外面的に観測することができる客観的な特性である。心理学的意識とも言われる。 2、現象的意識 現象的意識とは、「主観的で個人的な体験」のことであり、他者からは観測できない個人の主観的な特性としての意識である。これは意識体験、現象、クオリアなどさまざまに呼ばれるが、機能的意識と対比させるときは現象的意識という名前で呼ばれる。
- 意識というものは主観的側面と客観的側面の二つがある
- さまざまな意味で使われがちで混乱を招くので、「機能的意識」と「現象的意識」の二つに分類されている
- 機能的意識とは外面的に観測することが出来る、外部の状況に対して反応する能力のことである
- 現象的意識とは他者から観測されない主観的で個人的な体験のことを指す
非常に言葉自体が難しいのですが、現象的意識というのは自身のみが認識できる意識として解釈してもよいのでしょうか。自身ですら認識できないほど深いもののような気もします。人間の心理は目に見えないので心理学は深い学問ですね。
自己愛性人格障害の可能性もあるの?強い二面性が影響!?
自己愛性人格障害とは
傲慢と自己愛の障害 しばしば暴力的な言動で、DVやモラハラの加害者像として登場する人格に、自己愛性人格障害があります。ここでいう人格障害という概念は従来の精神病質とは異なり、実年齢がいくつであろうとも、一定の未熟さを脱しない人格といえます。 外面の柔和さと、内心の怒りの閾値の低さに乖離があり、親しくなるにつれ、そのジキルとハイドのような二面性に驚くこともあるでしょう。そうした影の部分は、表面上は尊大さや傲慢さとして見えていることも少なくありません。 傲慢の背後には、小心や臆病といった心性があります。自らもそれを自覚して、劣位に立つまいとする気負いが傲慢を生んでいるといえそうです。
小心が生む過剰防衛
したがって、侮辱されたと感じるような場面には、たとえそれが些細な行き違いであっても、激しい怒りの衝動を生じやすいのです。 衝動のままに怒りをぶつけるか、あるいは社会的ひきこもりで防衛するかは、対峙する相手によっても異なりますが、基底には小心が生む過剰防衛があります。
- 自己愛性人格障害とは未熟さを脱出できない人格で、外面は柔和であるが内心は怒りをはらんでいる
- 傲慢の背後には小心や臆病があり、自身も自覚しているので劣位に立たないように傲慢にふるまっている
- 侮辱されたと感じると激しく怒る傾向がある
仲良くなってから「この人怖い」と感じるような人格の持ち主かもしれません。心を開いてくれたというのとはまた違いますよね。恋人や夫婦であれば余計にその衝撃は大きくなってしまうかもしれません。
誰しも二面性がある!?人間が持ち備えた矛盾…
短所は長所を極端にしたものである
・人には二面性がある ・「ほんとうに分かってくれている」と思ってもらうには逆を言う ・逆を言えば親友までもが当てられる 短所は長所を極端にしたものです。 また長所を活かしきれなかったときこそ、人の挫折感は大きい。
リーディング例
例えば、視野が広い人は、周りをあまり見渡せなかったときこそ視野が狭いと感じてしまいます。 このような人には次のようなリーディングが有効です。 「いろんなところに目配りできるだけあって、逆に見えなくなってしまうこともあるのではないですか?」 人の心は常に矛盾しているのです。 だからこそ、逆をいきましょう。
- 人には二面性があり、本当にわかってくれていると思わせるには逆を言うことである
- 長所とは短所を極端にしたものであり、長所を生かしきれないと人は挫折感を強く感じる
- 人の心は常に矛盾しているので逆を言おう
人は長所に自信を持っているものですが、失敗するとその自信は崩れ、不安に陥ってしまいます。その心理を読まれてしまうと人の心はゆすぶられるというわけです。この手法、上手く使えば人からの信頼を集められそうですね。
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