新人時代、仕事で失敗経験がある人は6割近くいるのだそうです。
ミスが多い時期や新人の面白い失敗体験談、仕事で失敗したときに実践したい対処法をご紹介します。
新人時代の失敗経験は、これから社会人として生き抜く「最大の強み」になるはずですよ。
失敗経験がある人は約6割との結果が!?新人時代の仕事中において!
新人時代の仕事についてアンケートを実地
誰もが一度は通る社会人になって経験する「新人時代」。振り返れば今となっては考えられないような失敗をしたという人も多いはず。アンケートによれば「新人時代を振り返って失敗したな……と思ったことはありますか?」との問に「ある」と回答した社会人は57.0%。また、学生から社会人になり「思ったより働く厳しさを感じた」という人は41.3%と、仕事における厳しい現実を実感した人がいたようだ。
Q:新人時代を振り返って「失敗したな……」と思ったことはありますか?
ある……57.0%
ない……43.0%
Q:学生から社会人となり実際に働いてみてどう感じましたか?
思ったより厳しい……41.3%
思った通り……27.7%
思ったより楽しい……18.0%
どれでもない……13.0%
まもなく社会人になる学生の7割が仕事に自信あり
一方、4月から新生活が始まる学生にとった「仕事をこなす自信はありますか?」というアンケートでは「自信がある」が約7割。
多くの学生が仕事に関して意欲をもって取り組もうとする姿勢が伺えるが、どんなに意欲をもって働いても、どうしてもおこるのが「失敗」。
新人時代は、しゃかりきになるほど失敗が伴ったり……!?
引用元-新人時代に仕事で失敗経験のある人は約6割。どんなことをやらかした? | 仕事全般 | 内定・仕事 | フレッシャーズ マイナビ 学生の窓口
- 新人時代に仕事で失敗したことのある人は約6割
- 社会人の厳しさを実感した人は約4割
- まもなく社会人になる学生の7割が仕事に自信あり
私も新人時代はさまざまな失敗をしてしまったものです・・・。当時は目の前の仕事にいっぱいいっぱいでしたが、今思うともっと要領よく仕事をこなすことができたような気がします。そう考えられるということが、成長した証なのかもしれません。
仕事で「失敗しやすい」のはやっぱり新人時代!?ミスが多い時期について!
ベテランよりも新人の方がミスが多い
仕事でミスをするのが多いのは、もちろんベテランよりも新人でしょう。
特に突発的なトラブルやが起きた時には、ベテランと新人の大きな違いが大きく現れると言います。
ベテランと言われる人は、経験によって多くのパターンを学習しているので、結果を予測して、重大なミスを事前に避けることができます。
新人時代は、まずマニュアルの通りに働くことが大切
ですから、新人に求められていることは難しいことではなく、マニュアルがあるのであれば、まずそれをしっかり覚えてその通りに行えるようになることです。
マニュアルがない場合には、しっかりメモを取って、自分のやるべき仕事の内容や手順を覚えて行うことです。
あるアンケートでは、新人と認識されるのは長くても入社1年までのようです。
そう考えると新人としてみてもらえるのは、中途採用の場合には3-4か月といったところでしょう。
ですから、「新人」の時期を過ぎても同じミスを繰り返したり、ミスの多い人と周りから思われているのであれば、早めに対策を考える必要があるかもしれません。
引用元-仕事のミスを減らすための9つの具対策とは?仕事でミスが多いのは新人だから?辞めたほうがいい?|welq [ウェルク]
- ベテランよりも新人の方がミスが多い
- ベテランは今までの経験から、ミスをしてもすぐに対応することができる
- 新人にはマニュアルの通り働くことが重視される
- 新人期間を過ぎてもミスが多いなら要注意
仕事の勝手がわからない新人時代は、とにかくマニュアルに沿った行動をとることが大切です。対応に悩むときは自己判断せず、先輩や上司の指示を仰ぐようにしましょう。自分を過大評価し、勝手な行動をしないように注意しましょう。
新人の面白い!?「仕事の失敗談」本当にあった驚きエピソード!!
重要書類を粉々に・・・
- 仕事上の重要書類をシュレッダーにかけて粉々にした。
- シュレッダーに紙を詰めすぎて壊した。要らない書類が山になりました…。
- 先輩との資料読み上げ作業中に寝た。しかも、うなされていたらしい。
- 一人では運べない大量のごみ捨てを、積極性が大事だと考えて「私がやります!」と買って出た。結果、廊下にゴミをぶちまけていた。
- 宛先を確認せず重要なメールを競合他社に送信した。上司にこっぴどく叱られた。
短縮を押し忘れて、警察に電話してしまった
- 上司宛の電話を取り次いだ。名前が聞き取れず「出てからのお楽しみです」と電話を繋いだ。もちろん、電話を終えた後に注意された。
- 朝のラッシュで、初めてホームでマイクを持って緊張のあまり「ででで電話が参ります」と言った。
- 短縮を押さないで110番にFAXをした。警察から間違ってますよと電話がかかってきた。
- 「これB4でコピーお願いします」と頼まれて、地下に続く階段を降りて地下4階に行こうとした。
- 宛名に御中ではなくて「want you」と書いた。
- 有限会社の(有)をアルファベットで「U」と書いた。発想がすごいと言われた。
うっかり言い間違い!
- お客様の名前を間違った名前で覚えて、そのままの名前で呼んでいた。
- 最初に電話に出たときに「おまえ何様でしょうか?」と言ってしまった。本当は、「おなまえどちら様でしょうか」と言いたかった。
- なかなか正しい敬語が使えない。電話をかわった時「おかわりします!」と元気に言った。
- 社長を「パパ!」と呼んだ。赤面。
- 重要書類を誤って粉々に
- 短縮を押し忘れ、間違えて警察に電話してしまった
- うっかり言い間違いをして赤面・・・
傍から見るとどれも笑える失敗ですが、気が付いた本人は衝撃的だったでしょうね。よく「先生をお母さんと呼んでしまった」というエピソードを聞きますが、社長をパパと呼んだ話は初めて聞きました。
失敗経験こそが「最大の強み」!?新人時代のさまざまな体験が生き抜く力に!
新人には弱みが多いが「可能性」に掛けて採用してくれている
【新人の弱み】
- 経験がない
- 能力がない
- やり方がわからない
- 実績がない
- 人脈がない
- お金がない
- 習慣が身についていない
- 当たり前基準がない
他にもまだまだありそうですが、大体このようなことに集約されるのではないでしょうか。
でも、少し考えてみてください。
そもそもなぜ、これほどまで何もない人を企業は採用するのでしょうか。
これが中途採用だったらあり得ないはずです。
それは、企業が新人の「可能性」に賭けているからに他なりません。
つまり企業は新人の弱みなど百も承知で採用しているのです。
言い方を換えれば、「そんなことは目をつぶるから、新人の強みを発揮してくれ」と期待しているのです。
では、いったい新人の強みとは何でしょうか。
「ゼロ」の状態こそが、新人の大きな強み
【新人の強み】
- 失敗が許容される
- 教えてもらいやすい
- 期待されている
- 実績で判断されない
- 失うものがない(少ない)
- 若さ、体力がある
- 習慣が身についていない
- 当たり前基準をゼロから作れる
こうしてみると、新人の強みは弱みの裏返しであることがわかります。
経験も能力もないから、失敗が許される。
やり方がわからないのが当たり前だから、教えてもらいやすい。実績がないから、実績で判断されない。
そして何より重要なのは、習慣が身についていないから、習慣をゼロから身につけることができるということです。
- 新人の弱みはたくさんあるが、可能性を期待して企業は採用している
- 「ゼロ」の状態であることが新人の強み
「何もわからない」という状態は、強みにも弱みにもなるのですね。確かに少しでも経験があると、変な癖がついてしまっていたり、プライドがあったりして教育がしにくいものかもしれませんね。
仕事で失敗したとき実践したい対処法は!?新人に役立つ【要チェック項目】!
失敗は放置せず、すぐに上司に報告して指示を仰ぐ
対処法1:できるだけ早く
失敗に気づいたら、可能な限り早く、それを先輩や上司に報告しましょう。
もちろん、中には自分で対処できる小さなミスもあります。
しかし、少しでもその対処に迷ったら、自分で判断せずに報告するべきです。
新入社員が犯した失敗は、会社やセクションにとってそれほど大きなものとは考えられません。しかし、小さな傷口も放っておくと大きく広がってしまいますし、未経験者が間違った対処をしてしまうと、大きなトラブルに発展してしまうこともあるのです。
「どうしてもっと早くに言わなかったのか」とならないために、とにかくすぐに報告、相談。これが新入社員にとっての失敗対処法の基本です。
言い訳は百害あって一利なし!
対処法2:言い訳をしない
失敗の報告をする時にありがちなのが、「言い訳」です。
失敗をした理由を、客観的に説明することは必要です。
しかし、そこに主観を交えて「この失敗は自分のせいではない」というような類の言い訳をすれば、それはあなたの社内評価を下げることにしかつながりません。
まずは、失敗したことに対する「謝罪」。
次に事態を報告し、その事態に至った理由、経緯を説明するというのが、正しい対処法です。
もし、あなたに非がない場合は言い訳をせずとも、上司や先輩はそれをきちんと把握してくれます。
失敗を詳細に記録することで頭で整理すると、同じミスを繰り返しにくい
対処法3:失敗を記録する
もう1つお勧めしたいのが、その失敗を記録しておくこと。
「いつ、どういう仕事、どういう案件に関して、どういう失敗をしたか。それにどう対処して、どのように処理、解決したか」ということを、できるだけ詳しく書き残しておくのです。
これが、あなたの社会人としての「キャリア」の第一歩。同じような失敗をした時に参考にするというより、その対処法をきちんと「復習」することに大きな意味があります。
後にそれを読み返す必要は、必ずしもありません。
文字にして記録することで、ミスの内容を頭の中で整理する。それが目的です。
- 失敗は放置すると重大な事態に発展することもあるので、すぐに上司に報告する
- 失敗したときの言い訳はNG!
- 事実の説明と謝罪のみに徹する
- 失敗は詳細に記録をとると頭で整理ができ、同じ失敗をしにくくなる
自分にあまり非がない場合、つい言い訳をしたくなるかもしれません。しかしここぞとばかりに言い訳をしても、あなたの印象が悪くなるだけ。本当にあなたに非がなければ、それに気づいた周囲がフォローしてくれるはずですよ。