運転中絶対に避けられない左折と右折。さてどちらが優先でしょうか？
左方優先・左折優先ですね。前方が優先道路なら前方の交差する道路が優先です。免許を持っているなら常識ですね。
日本全国一律の交通ルールのはずなんですが、地方ごとにローカルルールがあったりします。そんなこと言われても困りますよね。
運転するなら常識！のQ＆A…右折と左折、どちらが優先？
左方優先の原則では？
このごろ、交差点を左折しているとき、正面から右折車が遠慮なく入り込んできて、びっくりすることが度々あります。
私の理解では、同じ方向に曲がる「左折車と右折車があるときは、左折車が優先」と理解しているのですが、左折車優先のルールはないのでしょうか？
左折車が優先です。
中には早い者勝ちと思っている人、広い交差点などで通り慣れている運転者間にローカルルールがあったりします。
自身が左折車や右折車のどちらの立場であろうがそのような運転をする運転手がいること、また自身が通り慣れている道でも、他には初めて通る運転手がいたりすることも意識しましょう。
- 交差点を左折中→正面から右折車が遠慮なく入り込む
- 左方優先の原則：早い者勝ちと思い込んでいる人がいる
- 勝手にローカルルールで運転する人、慣れていない人もいる
認知能力の衰えた（或いはボケたふりした）お年寄りによるルール無視、若者による無謀運転など、交通ルールが荒れている気がするのは自分だけでしょうか？車の性能が向上し車対車での死亡事故は減っているようですが、車対人ではひとたまりもありません。
「優先道路」「道幅の広い道路」では要注意。右折と左折のどちらが優先か分かりにくいけれど…
左方優先の原則
道路交通法では交差点の通行方法について、その優先関係を定めています。
信号機により交通整理が行われている交差点では、もちろん信号に従わなければなりません。でも信号機のない交通整理の行われていない交差点では、交差する道路を左方から進行してくる車両の進行を妨げてないとされており、このことを「左方優先」といいます。引用元-交差点の通行方法
前方優先道路
道路標識「前方優先道路」の設置されてある場所では、前方の交差道路を通行する車両が優先になります。
また、一時停止規制（標識が設置されている）のある道路と無い道路が交差している場合には、一時停止規制の行われていない道路が優先ですので、確実に一時停止をして交差道路を進行する車両の通行を妨げてはいけません。引用元-交差点の通行方法
幅員の違いによる優先
交差道路の幅員の違いによる優先関係もあります。
自分の通行している道路の幅員よりも交差道路の幅員が明らかに広いものであるときは、その交差道路を通行する車両等の進行妨害をしないようにしなければならない（広幅員道路優先の原則）のです。引用元-交差点の通行方法
- 左方優先の原則：信号機のない交差点では交差点の左方から進行してくる車が優先
- 前方優先道路：前方の交差道路を通行する車が優先
- 幅員の違いによる優先：自分が通行する道路＜交差する道路→交差する道路が優先
なんでこんな基本的なことが守れないんでしょうか？わざとやっているとしか思えません。こんな輩が多いので、やっぱりドライブレコーダーは必須ですよね。高性能な物は高いですが、録画されていればいい程度なら安いのからありますよ。
うーん、信号が無い交差点の優先道路では右折と左折のどちらが優先なの…？
右折の際は優先道路を走行していない限り直進・左折が優先
交差点に近づくときに徐行するとともに車や路面電車の進行を妨げてはいけません
引用元-車の免許取得 交差点の優先関係 | 車の免許取得をお手伝い | 全６９教習項目のポイント公開
車は、右折する場合に直進や左折をする車や路面電車がある時自分の車が先に交差点に入っていても車や路面電車の進行を妨げてはいけません
引用元-車の免許取得 交差点の優先関係 | 車の免許取得をお手伝い | 全６９教習項目のポイント公開
ただし、自分が優先道路を走行していて右折していく場合は先に進行することができます
- 右折：自分が先に進入→直進・左折する車、路面電車の通行を妨げてはいけない
- 自分が優先道路を走行していて右折→先に進行できる
普段使用している生活道路ならなんとなくわかるんでしょうけど、走りなれていない道では迷いますよね。そんな場合はどうしたらいいんでしょうか？郷に入ったら郷に従えとばかりに、ローカルルールに合わせるしかないんですかね。
知らなきゃ危険！な「ローカルルール」って？右折と左折のどちらが優先か
日本の法律によって交通ルールは定められており、全国どこでも同じなはずですが、ルール違反やマナー違反が地方によっては当たり前のようになっていたりするようです。
もちろんこれらは日本の道路交通法では違反になりますので、罰則を強いられる事になるのですが、このような違反行為がその地域では当たり前のようにおこなわれているため、その地域を運転する際は注意が必要になります。
▪︎右折フェイント
右折車線または右折車両の待機してる車線から追い越し、信号前後で直進できる車線に割り込んだりします。
▪︎早曲がり
右折をする際、青信号に変わったら急発進し、対向車より早く交差点を通過します。
▪︎右折中の追い越し
右折車が右折待ちである場面で、後方の右折車が追い越しをかけます。
▪︎その他のケース
対向の直進車が交差点に接近しているにもかかわらず右折をおこなう。
対向車が左折するスキを見計らって右折をおこなう。
信号が青になる直前の全赤時に発進して右折をおこなう。
- 交通ルール：日本の法律で定められている→全国一律
- ルール・マナー違反：地方によっては当たり前に→通行に注意が必要
- 右折フェイント、早曲がり、右折中の追い越しなど
どうして待てないんですかね。中には右折が得意じゃない人だっている筈です。中には右折待ちの間にスマホ弄っている人がいるかもしれませんが、お互い他者を慮ればこういうことはないはずなんですけどね。
交差点での事故の原因にも。右折と左折のどちらが優先かしっかり確認
右直事故
右折での交通事故として挙げられるのが、直進車と衝突してしまうケースです。（右直事故）
ほかにも、直進する対向車ばかりに気を取られ、横断歩道を渡っている歩行者や自転車に気づかず接触事故を起こしてしまうケースや、対向車が途切れたので右折した際、対向車の後方にバイクが走っていて衝突事故になった事例など、右折にまつわる事故の種類は数多く存在します。
右折する場合、対向車に注意し、右折側の横断歩道にも気を配ることはもちろんですが、対向車が途切れたからといってすぐに右折を開始せず、バイクなどが影に隠れていないかを注意しましょう。
また、信号が黄色から赤になる変わり目も、注意が必要です。「直進車が停まってくれるだろう」という判断で右折し、相手も「ギリギリで行ける」と判断して、お互いそのまま停止せずに走行してきた場合に、衝突事故に繋がります。
相手が減速していて、確実に「止まる」と判断できる状態になってから右折するのが事故防止の正しい判断と言えるでしょう。
左折巻き込み事故
左折をする場合は、特に後方左側にバイクが走っていないかを、早めに確認する必要があります。ルームミラーとサイドミラーで確認するのはもちろんですが、後方左側はミラーの死角になっていることが多いので、直接後方を目視で確認するのも大切です。
その後、早めに左ウインカーを出して、左に曲がることを後方を走る相手にアピールしましょう。
特に、後方からスピードを出して迫ってくるバイクがいる場合には、バイクがすり抜けられないようにあらかじめ車を左に寄せるか、先にバイクを行かせてから左折すれば巻き込み事故を防ぐことができます。
- 右直事故：直進者に気を取られ、後続のバイクや交差点の歩行者に気が付かない
- 左折巻き込み事故：左折時に直後のバイクや自転車に気付かず巻き込んでしまう
最近では左折するのにわざわざ大回りする人がいて意味不明ですが、こういうのも事故を起こしやすいですね。右折すると思ったらいきなり左折するんですから。サンキュー事故ともいわれる右直事故にも注意が必要ですね。
