新聞の勧誘が来たらついついドアを開け、話を聞いてしまう。それでは勧誘員の思うつぼです。
ここでは新聞勧誘の上手な断わり方についてまとめました。
そもそもしつこい勧誘は法律によって禁じられているんですよ。効果的な断わり方を是非参考にしてください。
【新聞勧誘の断り方】について!あまり効果がない下手な言い訳とは!?
実録 勧誘員とのやり取り
あなた:「仕送りのギリギリなんでちょっと親に聞いてみないと・・・」
勧誘員:「そんなこと自分で決められないですか?もう親に聞く年でもないでしょう?」あなた:「他の新聞とっているんで・・・」
勧誘員:「記事の内容も違うんで、もうひとつ取ってみてください!」あなた:「インターネットで見るからいいです」
勧誘員:「ネットの情報なんて嘘ばかりです。情報はお金を払ってみるべき」
勧誘員のペースにはまると
まあ、ああ言えばこう言うといった感じがずっと続きます。
これは当たり前なのです。相手もプロですから、断られるのが当たり前と思ってきています。いろんなところで断られる度にその返し方を勉強しているのです。いろいろ理由をつけても、あまり効果はありません。時間をかけると相手が有利になるばかりです。
そして、あまり見込みがないと景品作戦が始まります。成人であればビールを1ケースは当たり前です。食用油だったり、洗剤、毛布なんてこともあります。
こうなると相手は強気になってきます。断るたびに景品が増えていくのでなんだか悪い気もしてきます。
- 勧誘員と話しているとああ言えばこう言うのやり取りがずっと続き、なかなか断れない
- 理由を言ったところで、時間をかけること自体が相手の思うつぼとなる
- 景品作戦に乗ってしまうと相手は強気になり、ますます断りにくくなる
断わっているつもりでも相手はそう受け取らず(断られたのを分かっていないふりをして)、いつまでも話を続けてきます。勧誘員とのこういうやり取りに困ったことのある人は結構いるのではないでしょうか。
こんな断り方ではダメ!?一般的な方法ではもう通じない??
根本的解決に至らない断わり方
新聞の勧誘を断る方法として、よくあるのが、
1.キッパリ「要りません!」と断る
2.新聞勧誘お断りのサインをインターホンの横に付ける
3.色々な断り文句を並べるなどですね。
それぞれその場をしのぐことはできますが、根本的な解決には至りません。
どうして駄目なのか
まず、1の方法ですが、キッパリ要りません!と断って、うまく断れたとします。
でも、次の日に別の新聞の勧誘員が「奥さん、昨日来たのは別の人。僕は初めてでしょ。」と平気な顔でインターホンを押してきます!
昼寝の時間に、インターホンを押されるだけでもかなりのストレスになりますから、あなたの目的が叶ったことにはなりませんよね。
次は、2の方法について。
あなたがホームセンターなどで、払わなくてもいいお金を出して新聞の勧誘のお断りのサインを買ったとします。
今度こそは!と思って取り付けたにもかかわらず、逆に新聞の勧誘が増えたという実例もあるくらいなんですよ。
新聞を勧誘するセールスマンというのは、超前向きな人たちというか自分に都合のいいように考えるのが仕事みたいなもんだから、このサインを見ると、「はは〜ん!この家の人は面と向かってあうと断りづらくなるから、
こんなサインをわざわざ付けているんだな」と喜ぶくらいなんですよ。最後に3の方法は、まったく効果がありません。
- きっぱりいりませんと断ってもまた別の勧誘員が来てインターホンを押してくる
- 新聞勧誘お断りのサインをインターホンに付けても断るのが下手な人と思われて、逆に勧誘が増えるケースがある
- いろいろな断わり文句を並べても全く効果はない
きっぱり断るというのが一番だと思っていましたが、根本的解決にならないということですよね。ここまで新聞を取らないという意志を前面に押し出しているにもかかわらず勧誘がやまないとなれば、どうしたらよいのでしょうか。
「特定商取引法」の対象になるって知ってた!?新聞の勧誘を断る時の決め手!
特定商取引法に違反している
株式会社の発行する新聞紙の勧誘は特定商取引法の対象となります。
そして、特定商取引法では、訪問販売について様々な規制を設けてます。
勧誘を断っているにも関わらず、何度も勧誘をしてくるというのは特定商取引法第3条の2第2項に違反します。
特定商取引法 第3条の2 第2項
販売業者又は役務提供事業者は、訪問販売に係る売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の意思を表示した者に対し、当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。
きちんと断る方法
この様に定められてますので、訪問販売で勧誘を受けたら、勧誘員に対し「一切の契約をする意思はありません。二度と来ないでください。」と言いましょう。
勧誘された商品以外の商品の勧誘を防ぐためにも、「一切の」という文言を言っておいた方が良いかと思われます。
- 株式会社が発行する新聞紙を勧誘することは特定商取引法の対象となる
- 勧誘を断っているのに何度も勧誘をするのは特定商取引法に違反している
- 勧誘員に「一切の契約をする意思はありません」と言おう
あまりにも勧誘されるとこちらもだんだん「何度も断ると悪い」「一回くらいなら取っても構わないかな」と弱気になってしまいがちですが、法律に違反しています。ここはびしっと「一切意思はない」と言ってしまいましょう。
身内を使った効果的な断り方とは!?新聞社に勤めてると言う手も?
「身内が勤めている」
「兄が××新聞に勤めている」
別に兄だろうが姉だろうが父だろうが母だろうが、要するに「おい、なんだこの○○新聞は」というツッコミがなされるであろう身内をでっち上げればいい、とは友人Mの弁である。
立場が強い人間を
この際、勧誘を断る人間よりも立場が強そうな人間を引き合いに出せば、効果の程はアップする・・・らしい。ナルホド。
- 身内が新聞社に勤めていると言ってみよう
- でっち上げでよい
- 自分よりも立場が強そうな人間を引き合いに出そう
実は私も電気関係の勧誘に来られた時に、義父が電力会社に勤めていることをいうとあっさり引き下がってもらったという経験はあります。私の場合は本当だったのですが、この際嘘も方便ですよ。
二度と会いたくないと思わせ断る方法も!?勧誘したくない相手になりきるワザ
勧誘員が話したくない人になろう
オススメなのが、「勧誘員が話したくない人」になること。
①ボロボロの服装で出て、ボソボソととにかく小声で対応していれば、気味悪がって逃げていきます。
②途中で咳き込む。ちょっとスイマセン、みたいなジェスチャーをしてドアを閉め部屋に下がってものすごい咳き込みます。しばらく咳き込んで、そのまま無視しちゃいましょう。再度ピンポンがきても無視です。
③ヤバい人になりきりましょう。ワケのわからないことをブツブツ言い続け、契約書が書ける精神状態ではなことをアピール。
同情は不要
ガチャンとドアを閉めてしまえば、追ってくる確率は低いでしょう。
今どき新聞勧誘なんて大変だなぁ、などと同情してしまう優しい心を捨てることが大事です。
- 勧誘員が話したくないような人になるのがおすすめである
- 例えばぼろぼろの服装でぼそぼそしゃべり、せき込んだりわけのわからない人を演じることで相手が気味悪がるようにする
- ドアを閉めてしまえば追ってこないので、同情心は捨てる
ついつい自分で吹き出してしまったり、罪悪感を持ったりせず、演技に徹しましょう。不要なものは不要なのですから、堂々と演技をして逃げきってしまいましょう。逆の立場で考えるとこういう人とあまり関わりたくないですもんね。
一番の断るポイントは!?用件を聞くときドアを開けないこと!
ドアは閉めたまま
最も大切なのは絶対にドアを開けないこと。これにつきる。
ドアのノックがあったら、まず閉まったドア越しに「どなたですか」と聞く。
ノックしていきなり用件を言う勧誘員はまずいない。拡張員なら「お宅は新聞、ナニ入ってますか」と聞いてくるのが多い。
もちろん初対面の人に購読している新聞を教える必要はない。また、これ以外のどんな質問にも答える必要はない。質問に答えるのは向こうだ。相手が名乗るまで同じ質問を繰り返すこと。
まずは用件を相手に言わせる
相手は「××新聞です」とか「○○の説明にうかがいました」と言わざるを得ない。相手に用件を言わせたらこちらの勝ちだ。
勧誘員は用件を明かさないまま、言いたいことからペラペラと喋り始めるもの。人は用件がわからないと断ることができない。これでは勧誘員のペースで話が進んでしまう。
相手の用件がわかったら、後はきっぱりと断るだけ。「いらない」の一点張りでよい。どんな理由も補足説明もつけ加える必要はない。余計な説明は相手に話の取っかかりを与えるだけ。
2、3回断ってもまだ立ち去らないようなら放っておけばよい。見込みがないとわかればそのうち帰る。絶対にドアを開けてはならない。開けたら最後、興味を示したと取られてしまう。
こちらから発する言葉は、誰何(すいか)して用件を言わせること、いらないと断ること、この2つだけだ。
引用元-新聞勧誘の断り方/世捨て人の庵
- 必ずドアは閉めたまま対応する
- ドア越しにだれかを聞き、用件を言わせる
- ドアを閉めたままきっぱりと断り続け、説明や補足もしない
ドアを開けてしまえば顔もわかりますし、ついつい話を聞いて付け入られてしまいます。絶対ドアを開けないようにしましょう。ただ断わるのも説得力がないように思い、説明を加えがちですが、それは一切不要です。