ドラムとしてうまくリズムキープが出来るようになる方法についてまとめました。
練習の時に意識すること、メトロノームの上手な活用法についてまとめています。
また、一段上の演奏を目指すための心構えについても記載していますので参考にしてください。
Q. 上手くなるコツはあるの?ドラムでリズムキープ練習法が知りたい
リズムキープが出来ない
ドラムでリズムキープが上手く出来ません。いい練習方法を教えて下さい。
吹奏楽で打楽器(スネア・ドラム等)をやる時に同じテンポで数えようとしてもずれてしまいます。
走らないようかぞえても遅くなり、今度はおくれまいと必死に合わせようとすると走っていると言われます(._.)
努力はしているのに
なるべく余拍の時カウントを取れと言われて1234…と数えて叩いてもテンポが安定しません。
自分では指揮と合わせているつもりなのですが、他のパートからはおそいよーと言われたりでもうショックです…
指揮とテンポを合わせるにはどんな事を意識したら良いのでしょうか。
- ドラムのリズムキープが難しい
- 余白の時にカウントをとってもテンポが安定しない
- 指揮とテンポを合わせるにはどうすればよいか
ドラムがリズムキープをしておかないと、全体が合わなくなってしまいますもんね。吹奏楽のようにたくさんの楽器を一度に合わせる場合、ドラムがずれると非常に目立ってしまいますし、めちゃくちゃになってしまいます。いい練習法はあるのでしょうか。
A. 回答。ドラムのリズムキープのコツは…
練習法1
日々の練習では他の人にテンポをとってもらってずれないようにひたすら叩き続けています。
ずれてきたら中止してどれだけの時間ずれずにキープできたかだいたい数えます。
そうすると、次の目標ができ頑張ろうという気持ちになりますし、上達すると思います。
自分でテンポをとるより、他の人にバチでカウントしてもらった方がいいと思います。
また、基礎練習もバチでカウントしてもらうかメトロノームに合わせて八分をひたすら叩き続けるなどテンポをキープできるようなものにするのがおすすめです!
練習法2
リズムキープの正確さはクリックに合わせた練習の量に比例します。
一朝一夕で身に付くものじゃないです。
合間に練習したいのであれば、イヤホンで音を出せるメトロノーム(もしくはスマホのメトロノームアプリ)でクリックを鳴らしながら練習するしかないと思います。
- 他の人にテンポをとってもらい、ズレたら中止して出来た時間を確認する
- ばちでカウントしてもらったり、メトロノームに合わせて決めた時間をひたすら叩き続けるような練習が良い
- クリックを鳴らしながら練習に励むほかない
丁寧な練習がカギを握っていると言えるでしょう。メトロノームアプリをインストールしておけば、いつでも練習できそうですね。正確にリズムを刻めるように日々努力をしなければならないのですね。
リズムキープ練習のコツとは?ドラムを叩くときはメトロノームを使おう!
メトロノームが必須
単刀直入に短い答えを言えば、
「メトロノームを使って練習して下さい」
となります。
メトロノームの活用法
しかし、もしかしたら別の情報源でこんな風に言われているのを知って、 迷っているかもしれません。
メトロノームに合わせて練習すると機械的でつまらないリズムになる 型にはまったリズムしか演奏できなくなる
これに関して私の意見を言わせてもらうと、
半分ウソです。
なぜ半分か?
メトロノームの使いようによっては確かにそうなるからです。
つまり、
メトロノームを使うかどうか
ではなく、
メトロノームをどう使うが重要なのです。
引用元-drumlife.info
- メトロノームを使って練習すると機械的な演奏になるという意見がある
- メトロノームの使い方によってはその通りである
- メトロノームをどう使うかが大切である
メトロノームに合わせて、あまりにも規則正しく演奏をしてしまうと人間味が無いというような意見は確かに聞いたことはあります。ただ、メトロノームでリズムを刻みながら練習するのは基礎練習です。まずは基礎を固めましょう。
【ドラム】リズムキープ練習法について|メトロノームを使う場合
裏拍を感じる
テンポキープをする上で重要なのは裏拍を感じながらビートやFill inを叩くことです
それさえできれば、テンポキープできます
今回はメトロノーム編ということで
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メトロノームを使った練習
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ですテンポキープがさっぱりだった高校生の時先輩に教えてもらった練習なのですが
めちゃくちゃ効果があります知ってるか知らないかで大きく違います
実際、この練習をすることでテンポキープが出来るようになりましたし後輩に教えたところ見違えるように上手くなりました!
ですからこの練習をしてもらえば必ずテンポキープができるようになります
具体的な練習法
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具体的なやりかた
—————なんのことかわからないと思うので具体的に書いていきます
メトを鳴らしながら練習する時メトのピッピッという音は拍の頭(1と2と3と4と の1234)と同じタイミングだと思います
ですが、この練習ではそのメトの音が拍の裏でなってると思い練習します
メト:♪ー♪ー ♪ー♪ー
HH:×××× ××××
SD:ーー●ー ーー●ー
BD:○ーーー ○○ーーこれをメトは変えずに
メト:ー♪ー♪ ー♪―♪
HH:×××× ××××
SD:ーー●ー ーー●ー
BD:○ーーー ○○ーーという風に裏でなっていると感じて練習します
これが出来るようになるにはまず裏打ちが出来るようになる必要があります
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裏打ちの仕方
————これはいたって簡単です
メトを4分音符で鳴らして
裏である 1と2と3と4と の「と」
ぅカぅカぅカぅカ の「カ」を叩きますたったこれだけです
- テンポを保つには裏拍を感じながらたたくことが大切である
- メトロノームを使い、拍の裏で鳴っていると想定して練習する
- 裏打ちをするには4分音符でメトロノームを鳴らして「1と2と」の「と」の時に叩く
裏拍を意識することですね。
具体的な練習方法として「と」の時に叩くというのは非常にわかりやすいですね。最初はゆっくりから練習しましょう。勢いだけではなく、ゆっくりでもしっかりリズムを刻めるようになればかなりテンポキープが出来るようになっていることでしょう。
【ドラム】リズムキープのコツは、他にも…
常に倍の速さの音符を意識しながら演奏する
演奏しようとしている音符のリズムだけを意識するのではなく、例えば4分音符を演奏する箇所は8分音符、8分音符で演奏する箇所は16分音符を感じながら演奏する事で、音符の長さをより正確にとる事ができます。
フィルやキメのフレーズ等、音数が多い箇所は演奏が走りやすくなります。
フィルやフレーズ等で走ってしまう原因は、1つ1つの音符をきちんと伸ばせていないからおこります。
倍の速さの音符を意識していれば、1つの音符の裏のリズムまでもをしっかり捉えられるため、きちんと正確な音符の長さをとる事ができるのです。
じっくり個人練習をして、リズム感を安定させられるようになったら、今度はバンド演奏に合わせての練習でも意識するべき点があります。
『自分の演奏は3割、まわりの演奏を7割』で聴く
バンドで演奏するときは、まわりのグルーブに合わせた演奏が求められます。
ですが、自分の演奏でいっぱいいっぱいになってしまっている事がよくあります。
自分の演奏も大切ですが、バンドのアンサンブルを壊さぬように、バンド全体の演奏をきちんと聴く癖を付けることで、グルーブ感含めたワンランク上の演奏が出来るようになります。
きちんとまわりの演奏を聴く事で、ドラムのアタック音に頭のリズムを合わせる事と同様に、ベースの音の切れ目や、リードギターのフレーズでグルーブ感も感じられます。
歌やリード楽器の息づかいをしっかり感じて演奏する
例えば、歌とピアノのみの演奏や歌とギターのみの演奏のときは、シンガーと呼吸を合わせる癖を付けることで、自然と一体感のある心地よい演奏が出来るようになります。
大げさに言うと、歌いながら演奏するイメージです。
実際にレコーディングやライブでも歌いながら演奏している一流ミュージシャンも沢山います。
上記の方法は、わかっている人には当たり前のようなポイントかもしれませんが、実はとても大切な部分です。
これらを練習の際に意識的に取り入れることで、より安定したリズム感が身に付くと思います。
- 倍の速さの音符を意識し、一つ一つの音符をきちんと伸ばすとフィルやフレーズで走らない
- 自分の演奏以上にバンド全体の演奏をきちんと聴く
- 歌いながら演奏するイメージで練習する
ついつい自分の演奏にいっぱいいっぱいになってしまいますが、周りの演奏を意識して聞くことで一段上のグルーブ感も感じられることと思います。リズムをしっかりとることだけを意識せず、視野を広げることでバンド全体の要としての役割もしっかり果たせるようになることでしょう。