社会人になって、学生時代からの友達となかなか会えず、寂しい思いをすることもあるかもしれません。
どうして友達が減ってしまうのでしょうか。ここではその原因と対策についてまとめました。
人生において友情は大切だと改めて感じますね。
仕方がない事?!社会人になると「友達が減る」
既婚女性と独身女性は話題が合わない?!
女性は30代前半、男性は35代中盤に変化を感じやすい!?
実際に、何歳くらいから「友達が減る」と感じるようになるのでしょうか。家計経済研究所の田中慶子氏が、女性を対象に「適齢期における友人関係が、結婚にどういう影響を与えるか」を調査した研究(2010年)によれば、「未婚女性は、30代に入ると友人の数が減少する傾向にある」という結果が出ています。非常に仲のよい友達同士であれば影響を受けないこともありますが、一般的には、「子どもを産んだ既婚女性」と「独身女性」の間では、「生活時間帯」や「共感しあえる話題」が大きく違ってくるために、自然と密な付き合いはできにくくなりがち。
男性にも変化が
女性に比べれば、子育てなどの影響を受けにくい男性の場合でも、仕事が本格的に忙しい世代になってきたり、週末を家族と過ごす仲間が増えたり……という理由で、自然に友人付き合いが疎遠になる、ということは少なくないようです。
「子ども・子育て白書(2010)」によれば、現在の平均初婚年齢は、男性で30.5歳、女性で28.8歳。また、国勢調査(2010年度)で独身者の割合を追っていくと、男性は20代後半では71%⇒30代前半では47%⇒30代後半では35%⇒40代前半では28%、となっています。女性の場合は、20代後半で60%⇒30代前半で33%⇒30代後半で22%⇒40代前半で17%という数字です。
既婚者が周囲の3分の2を占めるようになるのが、男性では30代後半、女性では30代前半、という感じですね。職種や住む地域などによって個人差はあるでしょうが、これらのデータを総合すると、女性は30〜34歳、男性は33〜37歳あたりで「周囲に独身が少なくなり、友人が少なくなる」という変化が訪れやすい、と言えそうです。
- あるアンケートでは「未婚女性は30代に入ると友人の数が減少する傾向にある」という結果が出ている
- 男性の場合でも、仕事が本格的に忙しい世代になったり、週末を家族と過ごす人が増えたりすることで、自然に友人付き合いが疎遠になることが多い
- 女性は30〜34歳、男性は33〜37歳くらいになると、周囲に独身が少なくなって友人が少なくなってしまうという変化が訪れやすい
フットワークの軽さが独身と既婚では違うと思います。子供がいると出かけるのも一苦労で、そのせいで友達と遊ぶのもおっくになってしまいがちです。家族と過ごす時間が何より優先されてしまいますし、お互い合わせるのが難しいですよね。
新しく家族が増える!?友達が減るかわりに結婚して…
友達が減るタイミングは
「家庭を持つと遊ぶ時間がない」
「子どもが生まれて時間がなくなってしまった」
「結婚した友人はなんとなく疎遠になっていった」
こちらは女性に多い意見でした。
家族が増えると友達が減る、なんとも悲しいパターンです。結婚すると、独身のときのように自由に行動できない、ましてや子供がいるとなかなか外出できないなど、友達と時間を合わせるのは難しいですよね。
大変な方に合わせてあげよう
でも、新しい家庭環境になったからこそ、昔からの友達は心強い存在です。子供のいる友達のおうちに遊びに行ったり、昼間の出かけやすい時間の待ち合わせにしたり大変なほうに合わせてあげるといいですね。
- 家族が増えると友達が減るパターンは多く、結婚すると友達と時間を合わせるのは難しい
- 新しい家庭環境になった今だからこそ、昔からの友達は心強い存在となる
- 大変な方に合わせてあげられるとうまくいく
家庭を持つ前であれば、直前に誘われてもすぐに合流できたり、夜中遅くまで遊んでも問題なかったものが、家庭を持つとそうはいかないですからね。それをこれまでと同じように付き合おうとするのは無理だとわかっておくことが大切ですよね。
理由のひとつは「友達との距離」!友達が減った原因について
長距離で疎遠になる
住む場所が変わったから
「転勤になり遠方になった」
「学生時代の友人は地元に就職しており、会う機会が激減した」
「海外勤務になったことがあり昔の友達とは疎遠になった」
長距離が友達との距離も長くしてしまったパターンです。
もうこれは、とにかくメールやLINE、Facebookなどでまめに連絡を取るしかありません。「絶対失いたくない!」と思ったら、同窓会の発起人にでもなる勢いで積極的に自分から動きましょう。
友達が減っていない人もいる
でも友達が減っていないという人が50%もいたのも事実です。
その人たちの意見の大半が「社会人になって新しく職場の友達ができた」「学生時代の友達は増えたが社会人になって増えたので変わらない」ということでした。
自分の置かれた場所で柔軟に、前向きに友達を作っていくところはぜひ見習いたいですよね。
あらためて、友達は大事にしましょう。会わなくても、連絡をとっているだけで全然違います。つながっていることが重要なのです。
そして、これから、素晴らしい友達になっていくかもしれない新しい出会いも大切にしていけば、減るどころか増えていくかもしれませんよ!
- 物理的に距離が出来たことで心の距離もできることが多いので、メールやLINE、Facebookなどでまめに連絡を取ることが大切である
- 絶対失いたくないと思う友達であれば、積極的に自分から動いていこう
- 友達が減っていないという人が50%もいるという調査結果もあり、社会人になって新しく職場の友達ができた人も多かった
- 友達とは会わなくても、連絡をとり、つながっていることが重要なのであり、さらに新しい出会いも大切にしていけば友達が増える可能性もある
結婚や出産などのタイミングで友情の棚卸がされると聞いたことがあります。自分と会わなくなった友達が自然に淘汰され、新しいステージに合うような友達が新たにできるという意味です。そう思えると恐れることはないですね。
本当はどうですか?「社会人になると友達が減る。」と聞いたけど…
付き合い方が変わる
学生時代のようにはいかなくなるでしょうね。
家族や友人より職場の人と一緒にいる時間の方が長くなってしまうのですから。
その分 親友とは違うかもしれませんが、しっかりとした話ができる大人の友人が少数ですができると思います。
私はそうでした。
友達は友達なんだけど…
同じ職場ならばともかく、休日も帰る時間もマチマチ、そして結婚となると、逢える時間もなくなるでしょ、だから、友達は友達なんだけど、なかなか都合がつかなくなる。
- 職場の人と一緒にいる時間の方が長くなるので、学生時代のような付き合いは出来なくなる
- その分少数ではあるがしっかりとした話ができる大人の友人が出来ると思う
- 友達は友達のままだが、会える時間が無くなり都合がつかなくなる
私も社会人になってからは、学生時代の友達とは年賀状だけのやり取りが増えています。SNSで頻繁にやり取りをしている人とはまだ近況を把握できているのですが、学生時代の友人には人生の節目のみ連絡している状態ですね。
友達が減っても、また仲良くなる?社会人になると生活が変わる
今一緒に遊べないのは仕方ないこと
歳をとれば、また仲良くなることもある……かも!?
意見を聞いたほとんどの人は、「生活が変われば、一緒に遊べなくなるのは仕方がないこと」と、うまく自身を適応させているようでした。「すごく寂しい」「自分だけが例外みたいで落ち込んでいる」という人もいましたが、その場合は、自分も周りと同様に「結婚」を急ぐのか、もしくは別の「充実」の道を探るか……という選択をすることになるのかもしれません。
またゆっくり会える時期が来るはず
印象的だったのが、子育て中の親友と、「歳をとったらまた頻繁に遊ぼう」と話している、という女性の意見。子どもが産まれて10〜15年程度は仕方なくても、きっとまたゆっくり会える時期が来るだろう、とのこと。確かにこの長寿の時代、子どもの手が離れてからの人生も、結構長くありそうなもの。「仲のよい友人と疎遠になって寂しい」と感じている人は、そんな風に考えてみるのもいいかもしれませんね。
無論、何が起こるかは分からない人生、その頃にはお互いを必要としなくなっているかもしれないし、今度は自分のほうがだいぶ遅れて子育てをしている、なんてこともあるかも(!?)しれませんが……)。
今を充実させよう
ちょっぴり寂しく感じることもある、「同世代の友人付き合いが少なくなる」という変化を、どう乗り越えるか。長い目で人生を見て、いつか「あんな頃もあったなぁ」と笑顔で振り返れるような、自分なりに充実した「今」を過ごしたいものですね。
- 生活が変われば、一緒に遊べなくなるのは仕方がないことであり、うまく自分を適応させている人が多い
- 子育て中の親友とは歳をとったらまた頻繁に遊ぼうと話している女性もおり、きっとまたゆっくり会える時期が来るだろうと思っておいても良いかもしれない
- 同世代の友人付き合いが少なくなっても、それも笑顔で振り返れるよう、自分なりに充実した「今」を過ごしていこう
私も出産してから子育てに追われてはいますが、そういう節目だからこそ会いに来てくれた学生時代からの友達が複数いました。旧交が深まりましたし、更にはいわゆるママ友と呼ばれる友達もたくさんできました。自分が毎日を楽しむことが大事だと思いました。