仕事で失敗してしまう事、それによって迷惑をかけてしまうことは、誰にでも起こりうることです。
失敗してしまったとき、自信を無くしたり投げ出したくなることもありますよね。
しかし、失敗した時こそが自分を成長させるチャンス!「前向きな失敗」について考えていきましょう。
誰でも経験はある!『迷惑』なんて気にしない?仕事での失敗エピソード
一人で頑張り過ぎ
■仕事で空回りして失敗してしまった主なエピソードは?
●方法の思い込み
・一人で仕事を抱え込み過ぎて、結局、どれも中途半端なまま終わらなかった(男性/22歳/食品・飲料)
・丁寧にメールを返していたら、そこまで気を使わなくていいから効率的にと言われた(女性/26歳/電機)
・プロジェクトで先回りして資料を作ったが結果的にいらなかった(女性/29歳/生保・損保)
・年長者の意見を聞かなくても、1人でやれると張り切って自力でやろうとしたが、結局、情報不足、技術不足で失敗した(男性/27歳/自動車関連)
引用元-フレッシャーズ
良かれと思ったことが…
●周囲から怒られた
・プレゼン時に資料を作り過ぎて、まとめろ!と怒られた(男性/26歳/農林・水産)
・翌日の仕事までやってしまい、上司に「それは明日でいいから」と言われた(女性/49歳/その他)
・上司への相談等をせずに勝手に進めてしまって上司に怒られた(男性/49歳/自動車関連)
・最初の営業で客との会話で間を作ってはいけないと思って、とりあえず饒舌ぶっていたら、後で上司にしゃべりすぎだと注意された。(男性/31歳/商社・卸)
引用元-フレッシャーズ
空回りして方向性が違う方に
●的外れ
・一生懸命やったが途中から間違えてやり直し(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・気合を入れて作ったポスターが、方向性が違うと言われた(男性/41歳/小売店)
・情報収集しすぎて逆に分からなくなった(男性/37歳/自動車関連)
引用元-フレッシャーズ
- 頑張り過ぎると、結果的には無駄になることもある
- 先回りしすぎには注意
- 一生懸命にやっても、間違えてしまうこともある
初めは誰でも上手くいかないんです。それは当然のこと。一番大切なことは、真剣に仕事と向き合う事、そして上司の意向や会社の考えをよく理解することだと思います。一人で暴走しないように、報連相は絶対です。
仕事で失敗のない人は気の毒に思う…。信用して『迷惑』を恐れずに!
本田宗一郎の名言
チャレンジしての失敗を恐れるな。何もしないことを恐れろ。失敗が人間を成長させると私考えている。失敗のない人なんて本当に気の毒に思う。困れ。困らなきゃ何もできない。自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である。
本田宗一郎
引用元-名言DB
常に目標達成をする人物とは?
様々な会社で、「目標必達」という言葉が使われている。従業員に発破をかけるために用いられていると思うが、ひとつの疑問が常にあった。
常に「目標達成している」人物を、信用していいのだろうか?
という疑問だ。
確かに経営者からすれば毎度のように目標を達成してくれる人物はありがたい存在である。給料を上げたり、ボーナスを気前よく振る舞ったりもしたくなるだろう。
が、
一方でこのような話もある。
常に目標を達成できる、ということは、「目標が低く設定されていたからだ」ということではないか?
ピータードラッカーの名言
ピーター・ドラッカーは著作「マネジメント」の中でこのように述べている。
”成果とは長期のものである。すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。
それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう。人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。
優れているほど新しいことを試みる。 ”引用元-Books&Apps
- 失敗してどう学んでいくかが大切
- 目標を常に達成している人が果たして信用できるのか
- 目標を低く設定しているだけではないのか
- 優れている人ほど多くの間違いをおかすもの
いつも失敗ばかりの自分にとっては、有難い言葉です。失敗をしなければ、嫌な思いは確かにしないし、プライドは傷つかずにすみます。でも、前進することはないんですよね。成功には痛みを伴うということでしょうか。
成功へ導くための第一歩に!仕事で失敗して迷惑をかけることによって
■1:調べるようになる
もし、あなたが仕事で大きな失敗をしたとしたら、どうするだろうか? おそらく、その原因を調べるのではないだろうか。
失敗から学ぶ、ということでもあるが、このプロセスが、その後の自分を大きく成長させるのである。この経験は、必ず後で生きてくるものになるのだ。
■2:恐怖に打ち克てるようになる
誰しも失敗は怖いものである。失敗すると挫折したり、落ち込んだり、逃げ出したくなったりするだろう。しかし、そうしたことに時間をかけて打ち克てるようになれば、あなたのレベルは一段上がったことになるのだ。
経験した挫折経験が多いほど、きっとあなたはより強くなれるはずである。
■3:理由が分かるようになる
失敗には必ず、それ相応の理由がある。だからこそ、失敗するたびに“失敗した理由”を整理してみよう。
そうした試行錯誤を繰り返していくと、やがて、ちょっとやそっとのことでは失敗しなくなるだろう。
■4:逆境に強くなる
人は、誰しも失敗はしたくないだろう。失敗をして味わった苦境は、二度と味わいたくないと思うものだ。
だが、その経験こそが、次の成功をつかむための強い意志となるのである。失敗を繰り返したくないという意志が、次の仕事を必ず成功に導くであろう。
引用元-BizLady
- 失敗すると、人は調べるようになり、それが自分を成長させてくれる
- 挫折経験が多いほど、人は強くなれる
- 失敗には理由があるので、それを考え抜くこと
- 失敗したくないという気持ちが、失敗を繰り返さないことにつながる
失敗は本当に怖いです。しかし、この失敗したくないという気持ちが、物事を真剣にとらえることや慎重さに結びつくんですよね。でもこれは一度失敗した人でなければ分からない気持ち。失敗をしたら、ステップアップのチャンスだと思うと良いですね。
働く大人の体験談のご紹介☆仕事の失敗から学び、成長したこと
■何事も経験 恐れず挑戦
「本当に何も分からなかった。今はそんな自分が懐かしい」(40代男性)。仕事ができる先輩にもそんな時代はあった。法政大学教授の宮城まり子さんは「失敗を恐れずどんどん挑戦しよう」と“失敗のすすめ”を説く。
電話が怖くて「できる限りとらないようにした」(60代男性)のでは状況は変わらない。経験してこそ何かを得て成長する。部下を抱えるようになれば、仕事の能力に加え、人間的な魅力も必要になる。「失敗を乗り越えてきた人は厚みや包容力が備わり、部下をひき付ける」(宮城さん)。
そして「会社は新入社員の今ではなく、未来に期待している」と社員研修を手掛ける新規開拓(東京都千代田区)社長の朝倉千恵子さんはいう。入社後数年は大いに挑戦できる機会と捉えたい。
失敗は成功のもと
やっちゃった…から成長したことも
・見習い期間に仮配属された人事部で全員の氏名印が入った箱をひっくり返した。部署ごとの役職順に並べることになったおかげで名前が覚えられた(40代男性)
・電話で社名と自分の名前をごちゃ混ぜに伝えたのを笑われ、電話の取り次ぎ方を練習。積極的に電話をとるうちに自信がつき、会社訪問にも生かせた(60代男性)
・携帯の電池が切れ、目覚まし時計がならず、気がついたら11時半。慌てて会社に電話をしたらみんなが心配していた。猛反省し、以来遅刻はしていない(30代女性)引用元-NIKKEI STYLE
- 失敗してこそ、人は成長できる
- 新入社員は、今ではなく未来に期待をされている
- 失敗が自分のプラスになった
電話が怖い…、私にも経験があります。社名を噛んでしまうのが怖くて、電話はなるべく取りたくなかったです。でも、気が付くと大丈夫になっているんですよね。嫌だと思う気持ちが自分を成長させてくれるのだと思います。
全力で取り組んで起きた失敗のみ許される!
どんな仕事でも全力投球で頑張る
「いつも一生懸命だと、たまにミスしても応援してあげたくなる」(30代女性)というように、常日頃から仕事を頑張っている後輩女子なら、「たまには仕方がない」と先輩から見逃してもらえることもあるようです。
ただし、ミスを連発していると「単に仕事ができない子」と見なされ、見放されてしまうので注意しましょう。
引用元-オトメスゴレン
失敗するのも良い経験、と最初から開き直らない
失敗は確かに良い経験になりますが、最初から「失敗すると良い経験だから」といって行動してはいけません。
失敗するつもりで起こした失敗と、絶対に成功するつもりで起こした失敗では、当然、後者の方が強く心に残るものです。
成功するつもりであれば、準備に手間暇もかかるでしょう。それで失敗すれば、失う物も多いでしょう。しかしだからこそ、二度と繰り返すまい、と思えます。
3割打つバッターは「3割打てればいいや」とは考えず、全打席打つつもりでいるはずです。
そして打てなかった経験を悔しいと思い、次は絶対に打とうと思うからこそ、成長し、高い目標が達成できるのではないでしょうか。
失敗を良い経験にするのは、あくまで事後処理です。行動する前から失敗するつもりでいることは、失敗を良い経験にするためにも、できるだけ避けるべきでしょう。
引用元-sogilog
- 一生懸命にやった結果の失敗なら許される
- 成功するつもりでした失敗と、失敗するつもりでした失敗は大きく違う
- 何事も全力投球ですべき
中途半端な失敗は、身にならないということですね。失敗した悔しい思いは、一生懸命努力した人だけが味わえるもの。中途半端な頑張りでは、悔しい気持ちも中途半端になってしまうのですね。