アコギの演奏は手が小さい人でも不向きではない!練習法がポイント

アコギは手が小さい人には不向き?考え方と練習のポイント

手が小さいという理由で、自分にはアコギの演奏は向かないと思っていませんか。手が小さくてもプロとして活躍しているアコギの演奏者はたくさんいます。

実際に、演奏の仕方を工夫することで、手が小さくてもアコギを上手に演奏することができます。

手が小さくても上手にアコギを演奏するためのコツについてまとめました。

向いていない?手が小さい人はアコギを演奏するには

演奏に必要なのは手の大きさだけではない

「自分は手が小さいのでギターには向いていない」という人がいます。

手が小さい人はギターに向かない。一体誰がそんなことを言い出したのでしょう。

百科事典のギターの項に「指の長さが何cm以上の人用の楽器」と書いてありますか?

ギターの裏側に「手の小さい者は弾くべからず」という札でも貼ってありましたか?

ありませんよね。

少なくとも本気でギターに、音楽に取り組んでいる人は、そんなことはない、という真実を知っています。

ギターというと、何かと手や指の動きばかりが注目されます。

確かにその比重が大きいことは否定しませんが、演奏というのは全身のあらゆる感覚を駆使して行われるものです。

手の大きさで不向きとは決まらない楽器

手の大きさというのは、ギター演奏にまつわるたくさんの要素の内のたった1つに過ぎません。

ギターというのは手の大きさだけで向き・不向きが決まってしまうほど薄っぺらい楽器ではないんです。

手が小さい人には、手が小さいなりの工夫や努力が必要なことは事実です。

しかし同様に、手が大きい人には、大きいなりの工夫と努力がやはり要るのです。

指の形も、座高の高さも、太ももの太さも、爪の形や固さも人それぞれ。

ギタリストに限った話ではありませんね。

引用元-#002 手が小さい人は本当にギターに向かないのか? | サイタアコースティックギター教室ブログ

  • ギターでは指のテクニックに注目が集まる
  • 演奏は体全身で行なうもので
  • ギターは手の大きさだけに左右されない
  • 手が小さくても、大きくても演奏には努力が必要

手が小さくてもカッコよく演奏している人がたくさんいる

ギタリストと聞くと、指の細かい動きを想像しますよね。私自身も、楽器演奏では指が長いほうが得だと思っていました。ですが、実際には手が小さくても、カッコよくギターを弾く人はいっぱいいるんですね。

アコギを演奏するためには?手の小さい人の壁!

自己流のGコード

【手の小さな人の壁を乗り越える】

恐らく手の小さな人が最初に感じる壁は、Gコードではないかと思います。

こちら。

薬指で6弦、小指で1弦、これがどうしても届かない。

(実際には、小指の付け根の位置、小指の曲げ方、手のひらの使い方など、いくつかを改善すると押さえられることが多いのですが、それはまたの機会に)

届かないなら、別の押さえ方をすればいいですね。

これならどうでしょう。

6弦は中指で、1弦は小指で。

これでGコードも問題ないです。

もしこれも無理なら、6弦を人差し指、1弦を小指で押さえて、5弦を人差し指の腹でミュートしちゃえばいいんです。

5弦鳴ってなくたって、立派なGコードなんですから。

形に捕らわれず演奏しよう

【考え方を変えよう】

ジャズの有名なギタリストで、ジャンゴ・ラインハルトという人がいます。

彼は火事でやけどを負い、左手の薬指と小指が使えなくなります。

そこから独自の奏法を身につけ、ハンディキャップを克服したそうです。

コードが押さえられなければ、押さえる指を工夫したり、鳴らせない部分をミュートすればいいんです。

指が届かないフレーズがあるなら、ポジションを変化させたり親指を工夫したり、なんならフレーズを少し変化させちゃえばいいんです。

教本に書いてある押さえ方や基本スタイルなんて、どんどん自分流に変化させて考えてみてください。

形ばかりに捕らわれず、音に耳を傾けてみてください。

音楽は自由なんですから。

引用元-手が小さい人 上達のコツ | ぶるーすぼろギター教室 講師のつぶやき

  • 手が小さい人の最初の課題は、弦に指が届かないこと
  • 指に障害があってもギターを弾くことができる
  • 自分独自の演奏法を身に着ける

基本にとらわれすぎず、生き生きと演奏しよう

ギターを習う時に基本の形を勉強しますよね。基本の形は確かに大切なものですが、重要なのは楽しく演奏することです。基本にとらわれて、窮屈な演奏をするよりも、いきいきとした演奏をする方が聞く人をひきつけますよね。

アコギ練習の前に研究しよう☆手の小さいプロギタリストの演奏法を参考!

お手本は手の小さいプロ

世界には、手の小さなプロのギタリストはたくさんいます。

女性のギタリストだってたくさんいますよね。

たとえば、日本のポップス界には中島みゆきさんや矢井田瞳さん、クラシックなら村冶佳織さんなどがが思い浮かびます。

手の小さい方は、手の大きなギタリストの真似をするのではなく、こういった手の小さいギタリストの演奏の仕方をよく研究することが大切なのです。

手が小さいなら小さいなりに、その人に適した演奏スタイルを工夫していけば、必ずアコースティックギターの腕は、上達します。

手が小さくてもアコギは弾ける

残念ながら、成人してからは、手を大きくすることはできません。

(アコギを弾き続けていれば少しは大きくなるかもしれませんが…)

ならば、その手の大きさに適したスタイルを確立していくことが、アコースティックギター上達の近道と言えるでしょう。

小さいからといって、アコースティックギターの上達を諦めているのであれば、それは非常に勿体ないことです。。。

自分のサイズにあった、スタイルをぜひ見つけて、究めていきましょう!

また、手の小さい方は、手の小さいギタリストが使用しているアコースティックギターを選ぶのもとても良いことですね。

自分に似た人の模倣をすることは、とても大切なことなんですね。

引用元-アコギ上達に手の大きさは関係ない

  • 手が小さくてもプロとして活躍している人がたくさんいる
  • 手が小さい演奏者を真似しよう
  • アコギを選ぶ際には手の小さい人が使っているものを選ぼう

手の大きさが同じくらいの人を真似て、演奏のヒントを得よう

アコースティックギターを上手に演奏したいと感じた時は、手の大きさが同じくらいの演奏者の真似をすればよいということがわかりますね。そうすれば、自分の苦手をどのように克服したらよいか、ヒントが得られるかもしれませんね。

アコギの練習方法をご紹介☆手が小さい人のポイント

指のしなやかさと動きが大切

指の柔軟性を養う

ギターを弾く時、フィンガリングする左手の柔軟性は非常に大切です。

柔らかく、しなやかに指を広げる。

これは女性クラシックギタリストが参考になります。

クラシックギターは、エレキギターやアコギよりも複雑で難解な指の動作をすることがよくあります。

パッと見、明らかに指が短い女性が指を大きく開いて何気なくギターを弾く。

指を柔らかく大きく開くことができるようになれば、指の短さをカバーすることができます。

引用元-「ギターを弾く時、指が届かなくて困っています」指が短い人のための4つの練習方法

押弦時の指のバタつきを抑える

指が届かないと、指を広げることばかりに意識が行きがちです。

ですが、押弦時の指のバタつきも注意しないといけません。

ちなみに、押弦とは「おうげん」と読みます。

フィンガリングする左手で、弦を押さえることを押弦と言います。

指をバタバタ動かさず、弦の上を這うように動かす。

モーションを限りなく小さくして、最短距離で次のポジションに移動する。

これは、スケール・音階を弾く時に、指の短さをカバーしてくれます。

引用元-「ギターを弾く時、指が届かなくて困っています」指が短い人のための4つの練習方法

手首の位置を変化させる

手首の位置をベストに保つ

手首の位置は非常に重要です。これが一番重要かもしれません。

手首の位置をずっと固定して弾く必要はありません。むしろ逆で、常に変化させること。

手首は前に出すのか?引っ込めるのか?右に少しひねるのか?左に少しひねるのか?手首の位置は押さえる弦、押さえるポジション、コード、スケールによって常に変化させるようにしましょう。

引用元-「ギターを弾く時、指が届かなくて困っています」指が短い人のための4つの練習方法

  • 指の柔らかさが重要
  • 指の柔らかさで、手の大きさをおぎなう
  • 次のポジションまでの動作を少なくする
  • 手首の位置を常に移動させよう

指の長さに左右されない技術の習得を行なおう

指の長さは生まれつきなので変えようがありません。ですが、指の柔軟性は訓練することで、変化します。自分が持っていないものに目を向けるのではなく、指が短くても習得できる技術などに目を向けて取り組んでいくことが大切ですね。

『Fコード』押さえ方のコツで弾ける!手が小さい人の『アコギの壁』

押さえ方を変えて演奏しよう

6弦1フレット親指型

1フレットを人差し指で全てセーハせずに、1・2弦を人差し指で二弦とも押さえます。

そして、残った6弦は親指でむぎゅっと押さえます。

セーハが苦手でやりたくない!ということだったり、コードチェンジする上でこちらのほうが便利だったりします。

パワーコード

ベースに似た低い構成音だけで鳴らすことができます。

よくエレキギターで、バンドでリズムをとっているようなフレーズのときに使います。かっこいい。

その他押さえ方

ほとんど使いませんが、コードの流れから様々な押さえ方に変えることがあります。

チューニングの仕方も1つではないので、それが変われば押さえ方も変わります。

引用元-”Fコード”が弾けない方へ。ちょっとしたコツで弾ける!ギター歴6年が徹底研究した結果をご紹介します。 | KOTAMU BOO

押さえる場所や順番を変える

フレット区切りの近くで押さえる

例えば、6弦1フレットを押さえるときは、2フレットに近い側のフレットの区切りの近くを押さえるようにします。

少しの力で押さえることができます。

また、綺麗に音も鳴ります。

逆に離れていると相当力を入れないと押さえることができません。

まずこれは必ずできているか確認しましょう。

押さえる順番を変えてみる

一番難しいからと人差し指のセーハから押さえている方も多いと思います。

一回考え方を変えて、中指(5弦2フレット)や薬指(4弦2フレット)から押さえてみると案外簡単にいけたりします。

ギターの傾き具合を変えてみる

指盤を見ながらだとどうしても、体のほうにギターが倒れがちですが、一回ギターを立てて鳴らしてみると弾けるかもしれません。

引用元-”Fコード”が弾けない方へ。ちょっとしたコツで弾ける!ギター歴6年が徹底研究した結果をご紹介します。 | KOTAMU BOO

  • 弦を押さえる場所で負担が変わる
  • 弦の押さえる順番を変えると簡単に演奏できる
  • ギターの角度も演奏しやすいように工夫する

演奏方法を工夫して、自分流を見つけよう

ギターを演奏する際、弦を抑える場所だけでなく、抑え方、順番、角度など、様々なことを工夫できると学ぶことができました。自分には無理とあきらめてしまう前に、ギターの演奏方法を工夫して、自分の自己流をぜひ見つけてください。