せっかく育てていたアゲハの幼虫が蛾だったとわかったら、ショックですよね。
実際のところ、アゲハは幼虫の時の大きさや、食べているものの違いによって見分けることができます。
今回は、アゲハを簡単に育てるための方法と、アゲハの幼虫の見分け方、どのように成虫になるのかについてまとめました。
見分け方を教えて!『アゲハの幼虫』と『蛾の幼虫』について
蝶と蛾の幼虫やサナギでの見分け方
さて、幼虫や蛹(サナギ)の見分け方は、どうなんでしょうか?
これは残念ながら、それぞれ違うため、図鑑や詳しい方にその都度聞くしかありません。
ですが、よく言われることとして、
○5cm以上ある幼虫は、蛾の可能性が多い
○大量に発生する
桜の木とかに白い毛虫が大量発生していたりしますよね。
引用元-蝶と蛾の違いと見分け方!幼虫編と成虫編で解説 | 出産育児子育てお役立ちコミュニティアゲハチョウの幼虫は緑色で一箇所に大量に発生したりはしません。
正確に見分けるための手段
正確に見分けたい場合は、
○スマホで写真を撮る
○Yahoo知恵袋に「この幼虫の種類を教えてください!」と投稿
することが、手っ取り早いと思います。その他に、蝶と蛾の違いを調べる方法の王道といえば図鑑ですよね。
子供に聞かれた時の対応策として一冊あると便利です。
引用元-蝶と蛾の違いと見分け方!幼虫編と成虫編で解説 | 出産育児子育てお役立ちコミュニティ
- 大きさが5センチ以上の場合は蛾かもしれない
- アゲハチョウの幼虫は緑色をしており、同じ場所にたくさんいない
- ネットで質問すると正確に見分けれる
幼虫の大きさや発生している量によって、アゲハチョウか蛾かを見分けることができます。アゲハチョウの幼虫は少数で、かつ大きさも小さいものが多いです。気になる幼虫がいたら、本やネットなどで特徴を見比べて判断してみてくださいね。
食べる植物でわかる!アゲハの幼虫の見分ける方法☆
アゲハやクロアゲハの幼虫は何を食べるの?
アゲハ,キアゲハ,クロアゲハの幼虫です。
それぞれの食草は,キアゲハはセリ、ニンジンなどセリ科の植物で,
アゲハ、クロアゲハはミカン,カラタチなどミカン科の植物です。同じミカン科の植物にいて,姿かたちも良く似ているのですが,三番目にあるように,角を出したときに,黄色い角を出すのが正真正銘アゲハの幼虫で,この角が赤いやつはクロアゲハで,大人になれば全然違うのにね。
ところでご質問の食草の範囲ですが,ミカン科といっても,何でも言いわけではないらしく,柑橘系の実のなるもの(みかん,ユズ,レモン,ライム,夏みかん9等の他,カラタチ,サンショウなどがよいようです。
引用元-アゲハの幼虫がみかんの葉っぱ以外に食べる物ってありますか?(どこ… – Yahoo!知恵袋
キアゲハは何を食べるの?
ちなみにキアゲハはセリ,ミツバ,パセリ,イタリアンパセリだそうです。
大食漢なので,本気で育てるとなると,パセリやミツバなど買える食草で育つキアゲハのほうが育てやすいです。
日頃実がなっているときに,どの辺ににみかんやユズの木があるかを把握しておいて,枝をもらってくるなどの工夫が必要となります。
引用元-アゲハの幼虫がみかんの葉っぱ以外に食べる物ってありますか?(どこ… – Yahoo!知恵袋
- アゲハやクロアゲハは柑橘系の葉っぱを食べる
- 角の色でアゲハとクロアゲハを見分けることができる
- キアゲハはパセリなどの食草を食べる
アゲハの幼虫は種類によって食べるものが異なるので、家で飼う場合は、種類によって異なる餌を準備しましょう。ミカンなどの葉を食べるのが、アゲハやクロアゲハ。それに対して、キアゲハはパセリなどを食べます。
簡単に育てることが出来る☆ アゲハの幼虫の見分けたら…
アゲハの幼虫を育てる時の注意点
自宅に 柑橘類があるならその葉の上で育てるのが一番簡単です。
子どもの自由研究で観察するなら、虫かごに入れてそれぞれの脱皮までに葉っぱを何枚食べるかの記録をつけると素敵な観察日記が出来上がると思います
屋外飼育の場合、やどり蜂に寄生されて死んでしまうものも出てきます。(いわゆる天敵)
どうしてもそれを避ける場合は、植木鉢ごと柑橘類を屋内に取り込むしかありません
(幼虫の糞が床に散らばります)緑色の終齢幼虫にまで育ったら、あと10日ほどで蛹になります。
標準的な成長日数
蛹になるまでの時間ですが季節・気温によっても異なりますがほぼ下記のような日数になります。
卵→(孵化)→ 1齢幼虫(1日間)→(脱皮) →2齢幼虫(3日間)→(脱皮)→3齢幼虫(5日間)→(脱皮) →4齢幼虫(5日間)→(脱皮)→ 5齢幼虫(終齢幼虫)(9日間)→(蛹化)→蛹(12日間)→(羽化)→成虫
植木につけて観察していた個体も 1週間を過ぎたらそろそろ虫かごにでも入れて 餌を与える様にしていくと籠の中で 蛹化します。
気に入った場所がないと 動き回りなかなか蛹になりません。また、食べる葉の量が少ないと やはりなかなか蛹化しようとしません。
とにかくど~~ンと食べれるだけの量を与えて下さい。
ものすごい量を食べますけど、、(@_@)アオムシが止まり易い 木の枝等を入れておくとそこで蛹になります。
引用元-アゲハ蝶の卵の採取と幼虫の飼育法!蛹の管理と成虫の飼育! | 幸運と幸せを届ける七面鳥
- アゲハの天敵はやどり蜂で、屋外で育てると危険
- 終齢幼虫にまで育ったら、10日くらいで蛹になる
- 蛹になって2週間程度で、腸になる
- 食事が少なかったり、場所が気に入らないと蛹にならない
アゲハを家で飼う場合には、餌を十分用意しましょう。もともと、ミカンの木などに卵を産んでいる場合は、その木で育てたほうが餌が豊富かもしれません。ですが、屋外には敵も多いため、室内での飼育をお勧めします。
どのように成虫になる?アゲハの幼虫から
1~4齢幼虫
卵から出てきたばかりの1齢幼虫から4齢幼虫までは、鳥のフンに見える姿をしています。脱皮するたび少しずつ大きくなります。
脱皮前は食欲がなくなり、動かなくなります。脱皮前の4齢幼虫は、緑っぽくなっていきます。
5齢幼虫
おなじみの緑色の幼虫です。5齢幼虫はすぐにはらぺこになり、モリモリ食べ、フンもたくさんします。
あおむしになって5日から6日くらいでサナギになる準備を始めます。
前蛹(ぜんよう)
サナギになる前、幼虫はおなかの中の不要なものを全部出します。大量の下痢便をしたらサナギになる合図です。おなかをからっぽにして身軽になったら、サナギになる場所を求めて歩き始めます。
アゲハの幼虫は自分がいた植物でサナギになることはあまりありません。寄生虫に狙われる危険性があるので、かなり遠くまでサナギになる場所を探しに行きます。
さんざん歩き回って「ここにしよう」と思った場所で糸を張り、体をひっかけて前蛹になります。
この姿の時に衝撃を与えると死んでしまうので、前蛹になったらできるだけそっとしてあげましょう。
飼育箱の変なところでサナギになられたら困る、という場合は歩き回る子を割り箸と一緒に違う箱の中に入れておきます。幼虫は暗い場所の方が落ち着きます。
時々中を確認し、もう歩き回らず、割り箸につかまっているならOK、おとなしく箱にはりついているようなら、そっと外して、割り箸に乗せてあげましょう。
夜の間に前蛹になるので、寝る前にもう一度確認しましょう。割り箸につかまっているようなら、そのまま割り箸でサナギになります。
引用元-アゲハの幼虫を飼育しよう♪夏休みの自由研究に!(実際の写真あり) | 子育ては楽しい.com
- 卵からふかしたばかりの頃は非常に大きさが小さい
- 緑色の幼虫に成長すると食欲旺盛になる
- 蛹になる前に下痢便をする
- 前蛹の際は、静かに見守るようにする
蛹になる際には、気に入る場所を探して動き回ります。いったん蛹になってしまうと、ずっとその場所から離れられないのですから、自分の気に入った場所を妥協することなく探し求めている姿にも納得ですね。
卵を探そう!アゲハ蝶を幼虫から育てたいとき
じっくりと観察しよう
アゲハ蝶の中でも、最も代表的でよく見かけるのがナミアゲハです。
網で捕まえると、せっかくの羽を傷つけたりしますが、幼虫から育てると、きれいな状態を見ることができます。
羽化してすぐは、指に止まったりしてくれるので、じっくりと観察することができます。
卵の見つけ方
庭にミカンやカラタチの木を植えてあると、どこからともなくやってきて卵を産み付けます。
家にそんな木がなければ、鉢植えの山椒(さんしょう)で育てることができます。花屋さん(園芸店)で苗を売っているので買ってきましょう。
っと言っても、必ず産卵に来てくれるわけではありません。
そこで、苗を買ってくる時に、卵や幼虫が付いているものを探して来ます。
前もって花屋さんに、卵や幼虫が付いているものがあれば、残しておいてもらえるように頼んでおくのもいいでしょう。花屋さんにとっては、アゲハの幼虫は葉を食い荒らす“害虫”とも言えるので、よく知っているはずです。★ナミアゲハの好む葉
山椒の他、ミカン・カラタチ・グレープフルーツなどの柑橘(かんきつ)類レモンの葉も大好きです。
数匹以上育てる場合は、山椒の葉はすぐに食べ尽くされてしまいます。
- ナミアゲハは羽化してすぐには移動しない
- ミカンの木が家になければ、山椒の木で飼育する
- 花屋にとってアゲハ蝶の幼虫は害虫
私もアゲハに卵を産んで欲しくて、家に小さな山椒の木を植えたことがあります。狙い通り、アゲハが卵を産んでくれたのですが、小さな山椒の木だったため、あっというまに葉は無くなってしまいました。アゲハを買う時には十分なエサの確保も大切ですね。