音楽にはすごい力があります。
ここでは音楽の不安解消をしてくれる力についてまとめました。
クラシック音楽から現代アーティストの曲まで、不安を解消してくれる曲ベスト10や、不安解消のメカニズム、効果的な聴き方についてまとめています。
ヒーリング音楽について。音楽を聴くことで不安が解消されるのはどうして?
脳波は変わる
脳は、電気的に動作して情報を処理してます。
脳波は、以下のような4種類に分類されています。
- ベータ波(14〜30Hz)
- アルファ波(8〜13Hz)
- シータ波(4〜7Hz)
- デルタ波(0.5〜3Hz)
脳波はそれぞれ、脳波の波形、周波数、意識の状態とともに違っています。
人間は、主に目覚めているとき五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の働きで、意識は緊張している状態にあります。つまりベータ波の状態にあることが多いのです。
しかし、心身ともに極めてリラックスした状態になると、脳波はベータ波からアルファ波へと変わっていくのです。 脳内がアルファ波状態のときに「創造力・集中力・記憶力・学習能力」などが高まります。
脳波と意識の関係
脳波 脳波形 周波数 意識の状態 ベータ波 (β波) 14〜30ヘルツ 心配事・緊張しているとき、仕事をテキパキと処理しているとき アルファ波 (α波) 8〜13ヘルツ 瞑想・集中、何かに没頭しているとき(精神的安定) シータ波 (θ波) 4〜7ヘルツ まどろみと意識の間、リラックス状態のとき デルタ波 (δ波) 0.5〜3ヘルツ 無意識・熟睡中 ヒーリング音楽は周波数が8〜13ヘルツの中で編曲されており、脳波がベータ波からアルファ波へ移り変わる時、つまり人間が最もリラックスできる状態へと導いてくれるのです。
引用元-癒しHotスペース
- 人間は目覚めている時は緊張状態にあるが、心身共にリラックスしている時はベータ波からアルファ波へと変わる
- アルファ波の時には「創造力・集中力・記憶力・学習能力」が高まる
- ヒーリング音楽は周波数がベータ波からアルファ波へ移り変わる時の状態で編曲され、もっともリラックスしている状態に人間を導いてくれる
例えばソファに座ってゆったりしながら単語帳を見る方が、リラックスできて記憶力も高まるのだそうです。そのリラックス状態を作り出すのがヒーリング音楽なのですね。確かに聞いていると、眠いような、それでいてどこか覚醒しているようなそんな不思議な状態になりますよね。
ヒーリング音楽に『クラシック』がおすすめ☆その理由とは?【不安を解消する方法】
右脳を刺激する
クラシック音楽は、右脳を刺激することで左脳を休ませる効果があります。
人間の脳は、左脳(言語脳)と右脳(非言語脳)にわかれていて、日常生活では左脳ばかりを使っています。
そのため左脳は大変疲れますので、休ませなければ脳の効率が低下します。
そして、左脳を休ませるためには右脳を刺激してあげることが必要になってくるのです。そこで音楽は右脳を使うということから、右脳が刺激され、その結果左脳が休まるということになります。
でも、音楽が右脳を使うのなら、クラシックじゃなくてもいいんじゃないの?と思いますよね。
しかし、邦楽だとなまじ歌詞の意味を追ってしまうので、つい左脳が反応してしまい、左脳を休めることが難しいのです。
アルファ波を誘発する
クラシック音楽はアルファ波を誘発させて精神を落ち着かせます。
アルファ波とは、人がリラックスして精神が安定している状態のときにのみ出る脳波です。
この脳波は、「1/fゆらぎ」という周波数の物理現象(川のせせらぎや海の波のリズムなど)によって生まれます。
クラシック音楽はその「1/fゆらぎ」を多く持つ音楽なので、アルファ波を誘発させ高いリラクゼーション効果をもたらすのです。
引用元-美肌マニア
- クラシック音楽を聞くことで、右脳を働かせることで左脳を休めることになる
- 邦楽であれば歌詞の意味を追ってしまうので、左脳が休まらない
- クラシック音楽は人がリラックスして精神が安定している時にのみ出るアルファ波を誘発することで精神を落ち着かせる
- アルファ波は「1/fゆらぎ」という周波数によって起こるが、クラシック音楽は「1/fゆらぎ」を多く持っている
たとえば、人の心拍の間隔やろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ方、小川のせせらぎの音などは全て「1/fゆらぎ」を持っているそうです。どこかリラックスできるものばかりですよね。クラシック音楽も同じ揺らぎを持っているのでリラックス出来るのですね。
世界の音楽10選をご紹介☆科学が証明した!不安解消に効果的
ランキング10
10位 ルーデュソレイユ「ウィーキャンフライ」(iTunes、Google play)
9位 モーツァルト「フィガロの結婚」
8位 アデル「サムワン・ライク・ユー」
7位 オールセインツ「ピュア・ショアーズ」
6位 バルセロナ「プリーズ・ドントゴー」
引用元-livedoor NEWS
5位 コールドプレイ「ストロベリーソング」
4位 エンヤ「ウォーターマーク」(iTunes、Google play)
3位 DJ Shah「メロマニアック」(iTunes、Google play)
2位 エアストリーム「エレクトラ」(iTunes、Google play)
1位 マルコーニ・ユニオン「ウエイトレス」(公式HP)
「フィガロの結婚」のような古典だけでなく、コールドプレイやアデルといった現代アーティストもふくんだ幅広いラインナップになっています。
1位〜10位までの曲を連続で聞けば、誰もが問答無用のリラックス感を味わえるでしょう。
引用元-livedoor NEWS
「ウェイトレス」で不安解消
なかでも1位に選ばれた「ウェイトレス」は、イギリスのアンビエントバンドが、英音楽療法協会の監修を受けて作った究極のヒーリングミュージックです。
この曲のポイントは、60BPMのゆったりしたテンポで始まり、終盤に向けて少しずつ50BPMまで下がっていくところ。
実験データによれば、「ウェイトレス」を聞いた参加者は不安のレベルが65%も減少し、ついでに安静時の心拍数も35%下がったとか。
これは、マッサージやエステ、スパといった定番のリラックス法をも上回る数値です。
引用元-livedoor NEWS
- 不安を解消できる音楽ベスト10には「フィガロの結婚」のような古典から現代アーティストまで含んでいる
- 1位に選ばれた「ウェイトレス」という曲は、英音楽療法協会の監修を受けてイギリスのアンビエントバンドが作った、究極のヒーリングミュージックである
- 不安のレベルが65%も減少し、ついでに安静時の心拍数も35%下がったという実験データがある
実は私はフィガロの結婚以外知らない曲ばかりなのですが、案外知らないうちに耳にしてそうですね。エステに行くとよくヒーリングミュージックが有線放送で掛けられていますが、その中のラインナップにも加わっているのかもしれません。
効果が高まる音楽の聴き方とは?不安を解消させるために
どのように聴くのか
1日にどのくらい聴くといいんですか?
1日30分〜1時間以内の時間で、最初は毎日聴きます。その後、インターバルをおいてまた毎日聴き、その後、週に何日かは聴かない日をつくる、というようにある期間集中して聴くことでセラピー効果が高まるのです。
引用元-All About
結構、丹念に聴いたほうがいいのですね。
個人差はありますが、本当に癒し効果を得たいなら、100〜200時間は集中して聴く期間が必要があるといわれています。
大切なのは、リラックスした状態で聴くこと。雑誌や本を読みながら聴いてもいいです。お気に入りの椅子でくつろぎながら、または横になって聴いてもいいでしょう。
引用元-All About
音楽は違うもののほうがいいのでしょうか?
音楽に飽きてしまうと効果も落ちてしまうので、3〜4枚のCDを組み合わせるといいですね。「心地よい」と思えなければ意味がないので、いくら癒し系音楽とはいえ、好きじゃない音楽を無理して聴く必要はありません。また、音量は小さめでも十分効果があります。
引用元-All About
リラックス効果を高めるポイント
音楽でリラックス効果を高めるためにはポイントがいくつかあります。
■コーヒーや紅茶など飲み物を飲みながら聴く。
■アロマを焚いて聴く。
■音楽療法用のCDの場合はヘッドフォンを使った方が良い。
■音楽を聴くだけではなく、演奏したり歌ったりする。引用元-メディシル
- 1日に30分〜1時間以内の時間で最初は毎日聴くようにし、その後インターバルを作っていき、ある期間集中して聴くとセラピー効果が高まる
- 本当に癒し効果を得たいのであれば、リラックスしながら100〜200時間は集中して聴く期間が必要である
- 心地よいと思える3〜4枚のCDを組み合わせて聞く
- 飲み物を飲みながら、アロマを焚いてヘッドフォンを使って聞く
- 演奏したり歌ったりした方がよい
その時に一瞬でリラックス状態を作るのも難しく、リラックスするにもある程度の努力は必要なようです。200時間も集中して聞くとなると、結構難しいのではないかと感じます。リラックスすることで何か生み出されるものはあるかもしれませんね。
『音楽の力』は凄い!手術時には医師・患者も聴く事で不安と痛みまで軽減!
音楽の持つ力とは? ストレス軽減だけにとどまらず
音楽を流すことで、緊張感が漂う手術室の雰囲気を和らげ、医師や看護師のストレスを軽減できることは以前から知られていた。そこへ新たに、音楽が手術の技術的レベル向上にも良い影響を与えるという研究が、アメリカの美容外科学会誌に発表された。
テキサス大学医学部のシェルビー・R医師らによると、外科医が自分の好きな音楽を聴きながら手術をすると、縫合の腕前が上がり、手術のスピードも早くなるというのだ。
引用元-CIRCL
患者が手術中のBGMをリクエスト
「手術室では、BGMを流し、患者さまがリラックスできるよう配慮しています。手術中にお聴きになりたい音楽がございましたら、手術室スタッフにお知らせください(※1)」
静岡県の市立御前崎総合病院では、このように患者の不安を取り除くために手術中に音楽を流し、患者が音楽プレーヤーを持ち込むこともできる。
驚いたことに、手術中にBGMを流したり、患者が曲をリクエストできる病院は、珍しくないようだ。有線放送でも手術室にお薦めのチャンネルがあり、使用している病院もある。
音楽は術後の痛みを軽減させる!?
患者のために手術室で音楽を流すのは、患者の不安を和らげたり、リラックスさせるためだ。そのリラックス効果に加えて、手術のときに音楽を聴くと、手術後の痛みが軽減する効果があるという研究論文が発表された。
引用元-CIRCL
このように、手術時に音楽を聴くと、手術後の痛みや患者の不安を和らげ、鎮痛剤の使用を減らし、満足度を向上させることが明らかになった。副作用もなく、病院で手軽に、無理なく提供できる効果的な治療法と言えるのではないだろうか。
参考・引用
※1:市立御前崎総合病院 http://omaezaki-hospital.jp/category/ope/引用元-CIRCL
- 外科医が自分の好きな音楽を聴きながら手術をするとストレスを軽減させるだけでなく、手術の技術的レベル向上にも良い影響を与えるようだ
- 手術中に音楽を流し、患者が音楽プレーヤーを持ち込める病院もあるし、BGMを流したり、患者が曲をリクエストできる病院は相当数ある
- 手術室で音楽を流すことで手術後の痛みが軽減する効果があるという研究もある
歯医者さんで治療台に音楽が流れていたことはありましたが、手術中にも音楽を流すことが出来るのですね。そして気休めではなくきちんと効果を発揮しているのですね。出産時に音楽を聴ける参院もありますね。
『音楽』には絶大な効果がある!不安や痛みの他にも…
気分を変えることもできる
●気分
脳の感情を司るへんとう体が音楽のコードやトーンを素早く分析し、あなたが好きかどうか、いい感情を抱いてるかどうかを察知します。音楽の鼓動を認知し、いい気分神経伝達物質のドーパミンを放出させ、楽しさに震え上がったりさせます。●記憶
神経細胞により、例えば、悲しい曲を聞くと、元彼と別れた時の悲しい思いでやその時の気持ちを蘇らせます。悲しいことがあったら明るい曲を聴くといいでしょう。●知力
曲の複雑性を理解するには脳を使う必要があります。特に主要な考えの元になる脳の中部にある前頭葉が大きな役割を果たします。これがモーツアルトを聴くと頭脳に良いと言われる理由でしょう。
代謝にも効果あり
●ストレスと心拍数
甘い音楽を聴くとコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンの生成が抑えられます。スパなどでよく聴こえてくるヒーリングミュージックは心拍数を下げ、深い呼吸をするようになります。●代謝と免疫システム
リラックス効果のある音楽は成長ホルモンを増やし、健康的な代謝を促します。免疫システムに重要な炎症も抑えられます。引用元-マイナビウーマン
- 脳が音楽の鼓動を認知し、ドーパミンを放出させ、楽しさを感じさせる
- 悲しい曲を聴くと悲しい気持ちがよみがえるので、悲しい時には明るい曲を聞いた方がよい
- 曲の複雑さを理解するには脳を使う必要が出てくるので脳波に良い
- ヒーリングミュージックは心拍数を下げる効果があり、結果深い呼吸をするようになる
- リラックス効果のある音楽を聞くことによって成長ホルモンが増え、健康的な代謝が促進される
音楽を聞くことは人間にすごい効果をもたらしますね。ちなみに、本当に悲しい気分の時は無理して明るい曲を聞くよりも、まずは暗い曲で気分に同調させ、そこから徐々に明るい曲に切り替えていった方がよいそうですよ。