ステンレスとアルミの違いや錆びの原因、対処法などをわかりやすくまとめました。
両方の素材の違いや、対処法を学んで錆び対策に活かしましょう。ステンレスは絶対錆びないと思っていませんか?メンテナンス方法もご紹介します。
これを読んで、正しい知識をつけましょう。
錆びにくいのは『ステンレス』と『アルミ』…どっち?
一般的に錆びやすい素材は?
一般的な見た目での錆が変色してモコモコした物が出る事を言うならば…
ステンレスは殆ど錆びません。
錆びたとして、その錆び方は鉄と大差は無いものの規模がとても小さく済みます。アルミニウムは錆びやすい方で白い粉を噴きながら中まで進行していきます。
どちらも空気中の酸素との反応で自己皮膜を形成できる金属なので、ただ置いてあるだけであればそれ以上の進行はし難い物です。
また、一般に流通しているそれらは殆どが合金であり、使用目的に応じた添加物が違います。
ソレにより大きく特性が変わる事もあり、ステンレスであっても赤茶色に錆びてしまう物も在ります。
”貰い錆”と”電蝕”もあります。
錆びにくいステンレスでも、錆びる環境は存在します。
引用元-ステンレスとアルミとだったらどっちが錆びにくいですか? – 一般… – Yahoo!知恵袋
錆びにくい素材を選ぼう
アルミニウムって実は表面は錆びているんです、、酸化アルミニウムはとても安定しています、、ステンレスは錆びにくい金属と言う意味で、絶対に錆びないわけではなく、こちらは、質がいいものはまず錆びません、、アルミは錆びではなく腐食すると言う感じです、、総合的に見るとステンレスの方がいいと思います、、
引用元-ステンレスとアルミとだったらどっちが錆びにくいですか? – 一般… – Yahoo!知恵袋
- ステンレスは錆びにくい
- アルミはどちらかというと錆びやすい
- 錆びは環境による
錆びにくいステンレスでも質や環境によっては錆びてしまう?
一般的にステンレスのほうが錆びにくいと言われてますが、どういう違いがあるのでしょうか?素材の違いや、環境によって錆びの進行具合も違うようです。それぞれの違いを知る事でより素材を選びやすくなるのではないかと思います。
どうしてだろう…『ステンレス』や『アルミ』が錆びにくいのか
ステンレスってどういう金属?
台所の流しや包丁、電車の車体や工場で使う装置など、さびては困るところにはばひろく使われているステンレスとは、いったいどんな金属なんだろう・・・。
ステンレスは鉄にニッケルとクロムを加えた合金で、正しくはステンレス・スチールまたは、ステンレス鋼といい、「さびない鋼(はがね)」という意味の名前なんだ。
これにはいろいろの種類があるんだけれど、鉄に18%のクロムと8%のニッケルを加えた、18-8ステンレス鋼と、鉄に13%のクロムだけを加えた13クロム鋼とよばれるものが、よく使われている代表的なものなんだ。
ステンレスが錆びにくいはなんで?
ところで、ステンレスはなぜさびにくいんだろう・・・。
その理由は、じつはさびにあるんだ。ステンレスはさびないのではなく、表面にできる目に見えないほどのうすいさびの膜が、内部をそれ以上さびさせないように保護しているというわけなんだ。つまり、さびがさび止(ど)めの役目をして、ステンレスをさびにくいものにしているということなんだね。
金属をさびから守るには、その原因となる空気中の酸素や水分を金属に直接ふれさせないようにすればよいわけで、それにはペンキや油をぬったり、トタンやブリキのようにメッキをするなど、いろいろの方法があるけれど、ステンレスのように、さびの性質を利用してさびを防ぐのも、その方法のひとつなんだね。
このような性質のさびはステンレスのほかにも、アルミニウム、鉄(黒さび)、亜鉛、鉛などでも見られ、これらの金属をさびにくくするのに利用されているんだ。
引用元-解説:さびる なぜステンレスはさびにくいの?
- ステンレスは「さびない鋼」という意味
- ステンレスは、錆びを逆に利用している
- 表面に錆びの膜をはることで、内部まで錆びが広がらない
全く錆びないというわけではなく、錆び自体を活用して錆びにくくされているんですね。
ステンレスは絶対に錆びないというわけではないという事ですね。さびの性質を利用して錆びを防ぐなんて面白いアイディアですね。私は素材のうえからペンキなどを塗ってしまう事が多かったのですが、それも一つの錆び予防になりますね。
ステンレスが錆びる原因とは|ステンレスはアルミで錆びてしまう?
ステンレスでも錆びてしまう場合がある
ステンレスの表面に軟鋼・亜鉛・アルミニウムなどの異種金属が長時間接触または連結した状態で放置され、間に水分(湿気・結露等)を含むと、電池作用によりこれらの異種金属が腐食を起こし、鉄分が溶け出した錆が発生します。これはステンレス自身が錆びたのではなく「もらい錆」といいます。以上のことから異種金属との接触はできるだけ避ける必要があります。
ステンレス製品をいつまでも美しく保つには、定期的なメンテナンスが必要です。また、使用時には環境や条件に適した鋼種の選択が必要です。
ステンレスのメンテナンス方法
●軽度の汚れやしみ/中性洗剤や石鹸水を布やスポンジに含ませ、その後水洗いや水拭きをして、最後に乾いた布で仕上げをしてください。
●初期の錆び(もらい錆び程度)/市販の清掃薬品を用い、スポンジやタワシ等で除去してください。その場合、局部的に「ためし拭き」をして洗浄効果を確認後、満足な結果であれば全面の清掃をしてください。その後は十分な水洗いをして最後に乾いた布で拭いてください。
●赤錆び:市販ステンレス清掃薬剤の赤錆び用を使用するか硝酸の15%希釈液を使って、ステンレスタワシ等でこすり落としてください。この場合も十分な水洗いが必要となります。
引用元-株式会社スチール | おしえてステンレス!!
- アルミなどの別の金属と接触したまま放置すると錆びやすい
- ステンレンス自身が錆びたのではないので「もらい錆」という
- 定期的にメンテナンスをするようにしよう
ステンレスもきちんとメンテナンスをして錆びを防ごう!
さびにくいステンレスだけど、他の金属などと長時間接触していると錆びがうつってきてしまう事もあるんですね。本当ならステンレス単体で使用するのが良さそうですが、そういうわけにもいかない事もあります。メンテナンスをしっかりして錆びを防ぎたいですね。
違いとは?『ステンレス」と『アルミニウム』
アルミニウムの特徴とは
アルミニウム(Aluminium)とは原子番号13の元素であり、元素記号はAIである。略してアルミということもある。家庭用品やアルミ箔(はく)や、一円玉に用いらるなど、日常的になじみのある金属である。
アルミニウムは銅や鉄の比重の1/3と軽量で、優れた耐食性をもち錆びにくい。また非強度が大きく、低温になるほど強度が上がり、加工がしやすく、リサイクルもしやすいという特徴がある。
ステンレスの特徴とは
これに対してステンレス(Stainless Steel)とは鉄を主成分とし、クロムを10.5%以上含んだ錆びにくい(Stainless)合金鋼のことである。略してステンとも呼ばれる。
ステンレス鋼は錆防止のためのメッキや塗装をする必要がないため、屋外や湿気のある場所に多く用いられる。
ステンレスはアルミや銅、チタンよりも強度がある。またステンレスの種類によって磁性、非磁性を示す。例えば、アルミ鍋はステンレス製の鍋よりも熱伝導がよく軽いのが特徴である。一方、ステンレス鍋は熱持ちがよく傷や変形に強い特徴がある。
引用元-アルミニウムとステンレスの違い~アルミニウムとステンレスの違いを簡単解説
- アルミニウムは非強度が大きく加工しやすく、リサイクルしやすい
- ステンレスはアルミよりも強度があり屋外でも使える
それぞれ素材によって使う用途も変わってきますね!
ステンレスは錆びづらいという事に加え強度があるので安心して屋外に使用できますね。アルミは逆に加工がしやすく、リサイクルもしやすいので日用品などにもつかわれているんですね。間違った用途に使用してしまわないように覚えておきましょう。
実際は錆びる?!ステンレスは錆びにくい金属だけど…
ステンレスも実は錆びます
ステンレスは確かに錆びにくい金属ではありますが、 錆びにくいだけで実際には錆びます。
ステンレス製のクリンチング・ファスナーの錆びについては、 以下の注意が必要です。
塩分の多い場所では使用しない事
ステンレスは塩素には非常に弱いという特性を持っています。
塩素系の液に触れると、ステンレスは深刻なダメージを受けていきます。
海水・食塩にも弱く、長時間ステンレスに塩を置いておくことは厳禁です。
塩分や水分の多い場所で、ステンレス製のクリンチング・ファスナーを使って 錆びたから “ 不具合品を掴まれた ” と怒って来られる板金屋さんがおられます。
例えば、海岸近くの屋外設備として、 M3雄ねじのステンレス製のクリンチング・ファスナーを用いたとすれば、 これは、完全な設計ミスです。
半年も経たないうちに錆びだらけになります。
もらいさび
また、クリンチング・ファスナーに関わらず、ステンレス製の板金製品を 溶接などした時、鉄のブラシでゴシゴシとスパッタなどを落とすと、 ステンレスの 防錆効果ぼうせいこうか は、劇的に低下します。
これは、いわゆる “ もらい 錆さ び ” と呼ばれる現象で、 ステンレスのブラシを使用するようにする事で解決した例が沢山あります。
引用元-トラブル対策2 ステンレスは錆びます
- ステンレスは塩素系に弱い(錆びる)
- ステンレスは海水や食塩に弱い
- 鉄ブラシなどで表面をこするともらい錆びの原因に
もらい錆びに加えて塩素にも弱い!海辺の建設予定の場所では注意しましょう!
他の金属と接触するともらい錆びになりやすいステンレス。鉄ブラシでこするのも気づかぬうちにやってしまいそうなので注意ですね。メンテナンスする際の道具の素材にも気をつけて、より長くステンレスを使っていけるようにしたいですね。