風邪のときの食事は、うどんなどの消化が良いものを選ぶようにしましょう。
うどんが風邪に効果的な理由や、風邪を引いたときのおすすめのうどんの食べ方をご紹介します。
風邪の症状別の注意したい食事のポイントも、是非参考にしてみてくださいね。
mokuji
おすすめのメニューはうどん!?風邪をひいた時の食事について!
うどんなどの炭水化物は消化に良い
風邪の時こそ栄養があるものを食べる!
ということは分かりましたが、なぜ、「うどん」がおすすめなのでしょう?
風邪の時に病院に行くと「消化の良いものを召し上がってください」と言われることが多いです。
消化の良い食事とは、胃にとどまっている時間が少ないので、胃への負担が少ないということです。
つまり、胃に血液が集中することなく、血液に含まれる白血球が身体のあちこちで風邪のウイルスと闘ってくれるということにつながるのです。
三大栄養素であるタンパク質・炭水化物・脂質の中で、胃にとどまる時間が少ないのは、炭水化物なのです。
胃腸が弱っているときは、炭水化物中心の食事が理想
うどんやおかゆなどは脂質が少なく、炭水化物が主な食事になるので、消化が良く、胃の働きが弱っているときには理想的な食事と言えるでしょう。
さらにいえば、うどんに含まれるグルテンは消化酵素の働きを助けるので消化に余計なパワーを使わずに済み、身体が風邪のウイルスと闘うことに専念できるという訳です。
- 風邪のときは栄養があるものを食べると◎
- うどんなどの炭水化物は消化が良いので、風邪のときにオススメ
- 胃腸が弱っているときは、炭水化物中心の食事がオススメ
我が家でも娘が風邪を引いたときは、食べられるようならうどんを食べさせるようにしています。消化がより良くなるよう、いつもよりもやわらかめに茹で、具は乗せないことが多いです。
風邪に効果的な理由は!?うどんは消化が良い食べ物だから負担が少ない?
消化に良い食事とはどんなもの?
風邪をひいた時やおなかが痛くて医療機関を受診すると、「消化の良いものを召し上がってください」と言われることが多いと思います。消化の良いお食事とは、胃にとどまっている時間が少なく、胃への負担が少ない食事のことです。
3大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質の中で、消化するのに一番時間がかかるのは脂質です。脂肪の多いお肉(バラ肉など)やお魚(トロなど)は避け、揚げ物(天ぷらやフライ、唐揚げなど)のように油を多用する調理法もやめましょう。
胃にとどまる時間が最も短いのは炭水化物です。うどんやおかゆなど脂肪が少なく、炭水化物が主な食事は消化が良いので、胃の働きが弱っているときには理想的です。
消化に時間がかかる食事
キノコ、海藻、根菜類など食物繊維の多い食品は消化に時間がかかるため、胃の負担が大きくなります。刺激の強い香辛料や塩分の多いものも胃液の分泌を増やし、胃の粘膜を荒らします。薄味にすることも胃への負担を減らす大切なポイントです。冷たいものも胃の動きを遅くするので良くありません。
ゆっくりよくかむことで消化酵素を含む唾液が多く分泌され、消化が良くなるので、食べ方にも注意しましょう
- 消化に良い食べ物とは、胃への負担が少ない炭水化物など
- 消化に時間がかかるキノコや、刺激が強い香辛料は控える
- よく噛んで食べることで、より消化が良くなる
消化の良いうどんですが、消化に時間がかかるものをトッピングとして乗せたり、濃い味付けにしたりすると、胃への負担が大きくなってしまいます。やさしい味付けを心がけ、よく噛んで食べるように意識しましょう。
うどんの効果的な食事法について!風邪を引いた時におすすめの食べ方は??
■よく煮込む
風邪の時に食べる食事は、最低限の栄養を摂取して滋養をつけるためです。
その為、コシのあるうどんよりもしっかりと煮込んで食べやすくしたうどんの方が適しています。
うどんが消化に良くないと言われてしまうゆえんは、のどごしの良いうどんをかまずに飲み込んでしまった場合を指します。
普通にかんで飲み込めば、他の食材よりも適しているのは言うまでもありません。
■風邪に最強のうどん
風邪の時は菌で体力が奪われています。
熱が出ている時は体外に熱が放出されているので、体内を温める必要があります。
温かく煮込んだうどんのなかでも、保温性の高いあんかけ風のうどんが最後まで熱々の状態で食べられるのでお勧めです。
滋養の高い卵や保温性を高めるしょうがや疲労回復効果のあるねぎをプラスすれば、体力が早く回復して菌を体外に排出できるようになります。引用元-うどんは風邪の時に食べても良い?
- 風邪のときはうどんをしっかりと煮込む方が◎
- あんかけ風うどんにネギや卵を追加するとより効果的
風邪のときに卵酒を飲む人も多いですよね。滋養が高い卵は、うどんとの相性も抜群!自宅に常備されていることがほとんどなので、風邪のときはぜひうどんに卵を加えてみてはいかがでしょうか?
おすすめメニューは「おかゆ・煮込みうどん・卵酒」風邪のひき始めに効果的!
おかゆ
おかゆは、ご飯よりもやわらかいので消化にもよく体も温まるのでお勧めの食べ物です。疲労回復に効果があるクエン酸の入った梅干しや殺菌作用に優れた長葱を入れると、より効果的です。
煮込みうどん
おかゆ同様、消化によく体が温まる食べ物として風邪の引き始めに効果があるのは、煮込みうどんです。本来、小麦を使った製品はすでに下痢や消化不良を起こしている状態には好ましくないのですが、風邪の引き始めであればまだ消化能力もそれほど落ちていないので、よいでしょう。野菜やたまごを一緒に煮こむとさらに栄養もアップして効果があると思います。
卵酒
卵酒は日本人にとってとても馴染み深い風邪の撃退方法だと思います。卵白に含まれるリゾチームという成分が、ウイルスを殺して、粘液の分泌を促す事で痰や鼻づまりを解消し、さらに日本酒が体を温めてくれます。
- おかゆは消化が良く、身体を温めてくれる
- 煮込みうどんは風邪の引きはじめにおすすめ
- 日本人にとって卵酒は、風邪撃退の定番
食欲がなくておかゆや煮込みうどんを食べられそうにないときは、卵酒を飲んでも良いですね。生姜をプラスしてもおいしく、より体を温める効果が期待できますよ。日本酒がなければ、梅酒などで作っても良いですね。
注意したい食事のポイント!風邪の症状ごとに効果のあるメニューをご紹介
咳が出るとき
Point 喉の通りの良いものを食べる
食事のポイント:固い食べ物や水気の多い食べ物は、喉を刺激するため、むせる原因になります。喉に通りやすく、とろりとした口当たりの良い食べ物が向いています。
例)茶碗蒸し、湯豆腐、ゼリー、ポタージュスープなど
鼻が詰まっているとき
Point 湯気の立っている温かいものを食べる
食事のポイント:湯気で鼻づまりを一時的に解消することができます。温かい料理にしたり、温かい汁物がよいでしょう。
例)雑炊、煮込みうどん、グラタン、しょうが湯など
熱があるとき
Point 水分を多くとる
生活のポイント:発熱すると、体の水分が失われやすいので、水分を多くとることが大切です。
食事のポイント:水分とビタミンCを同時にとれるフレッシュジュースや、発汗作用のあるネギを入れた汁物などで水分を補給します。体が熱をもっているため、卵豆腐、刺身、プリン、アイスクリームなどの冷たいものが食べやすいでしょう。
喉が痛いとき
Point1 なめらかで口当たりの良いものを食べる
Point2 香辛料を使わない
食事のポイント:喉を刺激しないなめらかで口当たりの良いものがお勧めです。喉を刺激するカレー粉、わさび、からしなどの香辛料はなるべく避けた方がいいでしょう。
例)野菜スープ、ヨーグルト、月見豆腐など
引用元-風邪の時の食事
- 咳が出るときは、のど越しが良いものが◎
- 鼻が詰まっているときは、湯気が立っている温かい料理で緩和される
- 熱があるときは脱水を防ぐため、水分補給を意識して行う
- 喉が痛いときは香辛料などの刺激物は控え、口当たりがなめらかなものがおすすめ
風邪の症状によって、食べやすい食事は異なります。また個人差も大きいため、そのとき食べやすいものを食べて栄養を摂るようにしましょう。どうしても食欲がないというときでも、水分補給だけは忘れないようにしてくださいね。