「大人の斜視」かも・・原因はストレス?急増中の眼精疲労は現代病

「大人の斜視」の原因はストレス!急増する眼精疲労の問題

目の病気の一つとして斜視があります。しかしその原因や症状について知っている人はどれくらいいるでしょう?

斜視は、大人になってから起こる可能性もあり、ストレスも原因の一つと言われています。

斜視の症状や治療法について調べてみました。
 

どんな病気?「大人の斜視」・・原因はストレス?

大人の斜視とは

斜視とは両眼の視線が合わなくなる病気です。
斜視は人口の約3%にみられるとする統計もあり、決して珍しい病気ではありません。

この斜視の患者さんの多くは、幼い子どものうちに症状が現れ、家族の方に連れられ眼科医のもとを訪れます。
しかし、なかには家族の方が目の異常に気がつかなかったり、あまり大したことはないと考えたりして、眼科医にかからないままになってしまう患者さんもおられます。

さらに、眼科医にかかっても眼鏡をかけて調子が良くなったり、斜視の手術をするとそれだけで治ってしまったと考え、治療や定期検診を中断される患者さんも多いようです。
大人の斜視にはこのような患者さんが多く含まれます。

引用元-日本眼科学会:目の病気 大人の斜視

斜視によるリスクとは?

大人になると視線を合わせるのに疲れを感じ、肩凝りや頭痛の原因になることがあります。
また、斜視の程度がひどいと外見から就職や結婚の際に不利に働く可能性があります。

さらに目を動かす神経や筋肉の異常で起こってくる場合には「ものが二重にだぶって見える」ことがあり、日常生活に支障を来すこともあります。

引用元-日本眼科学会:目の病気 大人の斜視

  • 自分が斜視と知らずに過ごしている人もいる
  • 頭痛、肩こり、ものが見えにくいなどの症状を引き起こすこともある

自分自身も隠れ斜視でした

外観で斜視だとハッキリ分かる方もいます。斜視とはそういうものかと大人になるまで思っていたのですが、自覚もなければ、他人にもほとんど分からない「隠れ斜視」の人は結構多いと聞いたことがあります。少々の違和感は見過してしまうので分かりにくいのでしょう。

大きな要因は目の酷使!?「大人の斜視」の原因はストレス

大人になってから斜視になる人が増えているという事実

大人になってからのいわゆる後天性の斜視の原因は、パソコンやスマートフォンが大きく関係していると考えられています。

インターネットの普及で私たちの生活はとても便利になりましたが、その一方で目の病気やトラブルが急増しています。

斜視というのは遺伝以外にないと思われていましたが、パソコンやスマートフォンなどの画面を長時間見続ける人は、自分が思っている以上に目を酷使しています。

目を酷使する人が全て斜視になるという事ではありません。
後天性斜視になる場合は自分が気づいていなかっただけで、斜視の要因を持っている可能性も高いと言われています。

ここの見極めは難しいのですが、パソコンやスマートフォンの使いすぎによる目の酷使が、大人になってからの斜視の引き金になるのも事実です。

インターネットは便利な反面依存性もあります。
ネットに依存してしまう傾向がある人は、目を酷使している可能性も高いので注意しましょう。

大人になってからの斜視が与える影響とは?

斜視にもいくつかの種類があるので、目がどの方向を向いてしまうかは人による違いもあります。

斜視である方の目が内側を向いてしまう内斜視が最も多いと言われていますが、外側を向いてしまう外斜視、上を向く上斜視、下に向く下斜視などもあります。

普段は異常が見られないのに、何らかの原因が重なると斜視が出る間欠性斜視もあります。

引用元-大人に多い後天的斜視は目の酷使が原因!PCやスマホは特に注意 | 健康生活

  • パソコンやスマホを長時間見ることも原因の一つと言われている
  • 斜視にはいくつかの種類がある

ちりも積もれば……

パソコンやスマホの利用も原因の一つなら、私はかなりのリスクにさらされていることになります。まぁ、現代人には珍しくないのでしょうが、多くの人が同じ状況だからというのは安心する要素とはなりません。大きなケガも不調もないというのが一番コワイかも。

問題は?ストレスが原因の「大人の斜視」は整容的問題だけではない?

整容的(美容的)問題

両目の視線が一致していないので、どこを見ているのか分からないとか、目線が合わない、見た目が悪いという整容的問題が一般の方では一番に思いつく事かと思います。

勿論重要な事ですが、もし斜視の問題点がこの事だけなら手術的にまっすぐにするのは比較的簡単なので、我々眼科医がやらなくても美容整形外科医でも良い訳ですが、それだけではないのが斜視の奥の深いところです。

引用元-斜視ではどんな不都合があるのか?

複視

両目で見た時に、ものがはっきり二つに見える状態を複視と言います。
斜視では目標物を見た場合に、右眼と左眼で見ているものが違う訳ですから、ものが二つあるように見えます。

これは主に大人が神経や筋肉の病気で急に斜視になった場合に生じる事で、大変不快で、このままではとても暮らしていけるものではありません。

引用元-斜視ではどんな不都合があるのか?

立体感(遠近感)がない

人間は左右の眼でものを見て、その左右で少しずつ違った形を頭の中で脳が処理をして立体感、奥行きを感じています。
ご自分で片目ずつつぶって交互にものを見てください。
左右の眼に写る像は微妙に形が違いますね。
これを一つのものとして立体的に感じるように脳が高度な処理をしています。この立体感(=立体視と言います)は、小さな子どもの頃から、しっかり両目でものを見て、訓練していくことで発達していく機能です。

視覚の発達段階の子供が斜視の状態でいて両目でものを見ていないと、この良好な立体視を得られなくなってしまいます。
大人になってからでは、どんなに訓練しても立体視は得られません。

引用元-斜視ではどんな不都合があるのか?

  • 見た目が悪くなるだけではない
  • 「複視」とは、物がダブって見える症状
  • 立体的な像の認識は、子供の頃からの訓練によって可能になる

知らず知らずのうちに訓練してたんですね

物が立体的に見えるのは、右目と左目の像が結ばれるからというのは随分前から知っていましたが、子供の頃から訓練しないとできないことだとは初耳でした。改めて、脳の機能のすごさを知ったような気もします。

治らない?ストレスが原因の斜視の治療法は?

<眼鏡による方法>

斜視には様々な種類がありますが、調節性内斜視は強い遠視が原因の斜視なので、遠視を眼鏡で矯正すれば目の位置を正しい位置に戻してあげることができます。
遠視の程度が強い場合は、視力の発達に影響を及ぼし弱視になってしまう可能性もあるため、眼鏡などで完全に遠視を矯正してあげることが調節性内斜視の第一の治療となります。

眼鏡で矯正をしてもまだ内斜視が残っている場合は、手術の適応となります。

<手術による方法>

調節性内斜視以外の斜視の治療の基本は手術です。
手術自体は短時間で終わるものが多く、点眼麻酔のみで行えるのですが、子供の場合は手術中に動いてしまう可能性があるため全身麻酔で行います。

手術では目を動かす役目をしている外眼筋の位置をズラしてあげることで、外眼筋の力を強めたり弱めたりし目の位置を改善させます。
手術には主に次の前転術と後転術があげられます。

■前転術

眼球の筋のついている部分を本来よりも前方にずらし、筋力を強める方法です。
また前転する代わりに筋肉を切って短縮する短縮法と呼ばれる方法もあります。

■後転術

眼球の筋のついている部分を本来よりも後方にズラし筋力を弱める方法です。

斜視手術は目の筋肉を触る手術になるため、目への負担は大きくなります。
例え手術をして目の位置がまっすぐになっても、定期検査は必ず必要になります。

引用元-斜視は大人になったら治らないと思っている方必見!斜視の治療法 | いしゃまち

  • 調節性内斜視は、まず眼鏡で矯正
  • 調節性内斜視以外は、手術での治療になることが多い

手術は最後の手段

矯正や手術で治る見込みがあるのなら、まだ救いはありますね。原因であるストレスを取り除くことが一番なのでしょうが。わざわざストレスをしょい込むことはないですが、ストレスゼロの生活も難しいかと。分かった時点で予防は行った方がよいですが。

原因は大きな病気の可能性も!「大人の斜視」はストレスだけではない

血管に原因が潜んでいる可能性も!

もともとは斜視がなかったのに、目を動かす神経や筋肉の異常で斜視が生じ、「ものが二重にだぶって見える」タイプのものがあります。

片目ずつで見ればひとつに見えているのに、両目だと常にものが2つに見えるので気づきます。
このように「ものが二重に見える」ときには、頭の中の血管が詰まったり、血管の瘤(動脈瘤)やできもの(脳腫瘍)ができている、全身の筋肉の病気だったりすることがあります。
目の検査だけでなく、血液検査や頭のMRIやCTなどの検査を行う必要もあります。

斜視以外の症状

太い血管が詰まったときや、脳幹などの大事なところの血管が詰まったときには、斜視だけでなくほかのところに麻痺がでてしまうこともあります。
動脈硬化や糖尿病などがある人は要注意です。

小さい血管が詰まって起こる斜視(外斜視や上斜視が多い)は、3カ月から半年ぐらいの間で8割以上自然に治ってしまいます。まずは経過観察が大切です。
ほかにも甲状腺の病気で目の周囲の筋肉に異常が出て斜視になることもあります。

引用元-斜視について その2|広辻眼科

  • 血管のつまり、動脈瘤、脳腫瘍が原因のケースもある
  • 血管由来の場合、他の部分に麻痺が起こることがある

斜視として現れることもあるんですね

血管由来の病気は、気づきにくく、大事になりやすいのでコワイですね。加齢とともに体のいろいろな機能が衰えてきますが、血管もその一つ。もろくなったり血流が悪くなることでさまざまな病気を呼ぶことになります。