肋骨骨折は治るのにどれくらいかかるんでしょう?
肋骨は骨折したことないですけど、2~3週間で治るんですね。しかも胸骨を骨折した場合、酷ければ心臓破裂も起きうるというのは怖いですね。
肋骨の骨折原因は、外部からの圧力か疲労骨折のどちらかということです。疲労骨折はともかく、歳を取るとちょっとしたことでも骨折するので気を付けましょう。
mokuji
どんな症状が出るか調べました|肋骨の骨折、痛いですよね…。
肋骨骨折の症状
肋骨骨折の症状は、主に「胸部の痛み」と「背部の痛み」です。肋骨というのは、当たり所によって簡単に折れてしまう骨といわれており、机のかどで胸を強打するなどの外的要因だけでなく、くしゃみをした拍子に折れてしまうこともあります。通勤時の満員電車で人に強く押されただけでも肋骨は折れてしまうことがあるほどなので、誰にでも肋骨を骨折する可能性はあるといえます。
肋骨を骨折してしまうと、咳をしたとき、笑ったとき、深呼吸をしたときには強い痛みをおぼえるようになります。日常生活で当たり前に行っていた動作をするだけで、肋骨周辺に強い痛みを感じてしまうわけですね。このような症状を感じたときは、肋骨骨折の可能性があります。
胸部の肋骨は肋軟骨
なお、肋骨というのは、背部では背骨、胸部では胸骨にくっついており、胸部を覆うようにしてついています。胸部の肋骨は軟骨で構成されていて、この部分は「肋軟骨」と呼ばれています。肋軟骨はレントゲンでは映りにくい部位のひとつで、初期段階でのひびなどの発見は難しいといわれています。
しかし、折れている部位が肋軟骨ではなく、肋骨部であれば肋骨の骨折により骨に反応が見えます。また、ひびであっても2〜3週間後には、肋骨の骨折がレントゲンで確認できるようになるでしょう。ですので、肋骨周辺に痛みを感じたら、まずはすぐに整形外科などの病院で診察してもらう。そして、そのタイミングでは異常が発見されなくても、肋骨の痛みが続くようであれば、数週間後に再度整形外科などの病院で診断してもらうことをオススメします。
引用元-肋骨骨折:骨折治療ガイド
- 肋骨骨折の主な症状:胸部の痛みと背部の痛み
- 肋骨:簡単に折れてしまう骨→外的要因、くしゃみをした拍子、人に強く押された
- 肋骨骨折:咳、笑い、深呼吸→強い痛み
- 肋骨:胸骨と背骨にくっついている→胸部は肋軟骨と呼ばれる
- 肋骨周辺に傷み→病院を受診→異常がなくても数週間後に再度受診する
肋骨の骨折って、レントゲンには出にくいんですね。罅だったりすると2~3週間しないと反応が出ないとなると、その間は痛いの我慢しないといけないということですか。其れもなんだかつらいですね。
正しい診療科を受診して正しく全治させよう。肋骨を骨折したときの受診先
骨折かもしれない場合は整形外科へ
肋骨が折れているかどうかは、レントゲンを撮ればすぐわかるからどこでもいいでしょと言われるかもしれません。
しかし、後述しますがレントゲンでの肋骨骨折の診断は実は難しいです。 また、内科でもレントゲンを含む一通りの対応はできますが、後述する肋骨骨折の治療に使うバストバンドがおいていなかったりします。
肋骨が折れているかもという状態であれば、骨折の専門である整形外科の受診が勧められます。
- レントゲンでの肋骨骨折の診断は難しい
- 内科でも一通りの対応可能→治療に使うバストバンドが無かったりする
- 肋骨が折れているかも→整形外科の受診をお勧め
骨折が疑われるときに内科に行ったところで、診断できないんじゃないでしょうか?それよりもちゃんと整形外科に行ったほうがいいと思いますよ。最悪、内科から紹介状持たされて整形外科に行き直すことになるのでは?
全治するまでにどれくらいかかる?肋骨の骨折、治療期間の目安
2〜3週間程度が目安
肋骨の疲労骨折の場合の完治までの治療期間の目安についてチェックしていきましょう。
症状の程度によっても当然治療期間は異なってきますが、小さなヒビ程度の疲労骨折の場合は、通常2〜3週間程度安静にしていると症状は緩和してきます。
骨は毎日のように新陳代謝され造成されておりますが、小さな傷口やひびであってもやはり数週間単位の治療期間が必要となるのです。
加齢と共に骨の生成能力が減少していく
但し骨の新陳代謝は骨芽細胞と破骨細胞の働きによって毎日作り変えられてはいるものの、加齢と共にこの割合は変化し、徐々に骨の生成能力が減少していくことが確認されております。
その為、子供の回復期間と大人、そして高齢者の回復期間は個人差はありますが異なるのが通常で、加齢と共に治療期間が長くなる傾向にあることは覚えておく必要があるでしょう。
※個人差はあるが治療期間は年齢によって異なる
尚、スポーツ選手の場合は1ヶ月程度の治療期間を得てから、リハビリを実践しながら徐々に競技へ復帰していくのが基本です。
- 小さな罅程度の疲労骨折→2~3週間安静で症状は緩和
- 骨:毎日新陳代謝→小さな傷・罅でも2~3週間かかる→加齢で骨の生成能力現減少
- スポーツ選手→1か月治療→リハビリ→競技に復帰
うちの親、冬にコンビニに入ろうとして、凍った地面で滑り、手すりにぶつかって肋骨にひびが入りました。結局なんだかんだと1年かかりましたね。毎週病院まで送っていきましたよ。気を付けましょう。
きちんと全治させる為に…肋骨骨折とはどんな外傷かを知ろう|肋骨の骨折には様々な原因が?!
肋骨・胸骨骨折とはどんな外傷か
肋骨骨折は、胸部外傷のなかで最も多くみられる損傷形態です。肋骨の折れるメカニズムには2種類あり、ひとつは外力が直接肋骨に作用してその部位が折れるもので(直達(ちょくたつ)外力)、もうひとつは外力が加わった部位から離れた場所で肋骨が折れるものです(介達(かいたつ)外力)
前者では肺損傷を、また後者では心・大血管損傷を合併する可能性が高いとされています。一般に、年少者では肋骨に弾性があるため肋骨骨折を起こしにくく、その反対に高齢者では肋骨がもろくなっているため、比較的小さな外力でも簡単に肋骨骨折を起こすことが知られています。
肋骨骨折がよく起きるのは第4〜8肋骨
左右に12対ある肋骨のうち、肋骨骨折の好発部位は第4〜8肋骨で、それより上部の肋骨骨折では胸郭(きょうかく)の出口付近の血管損傷を、またそれより下部の肋骨骨折では肝臓、脾臓(ひぞう)、腎臓などの腹腔内(ふくくうない)臓器損傷を、それぞれ合併しやすくなっています。
また、胸骨骨折は通常、相当大きな外力が前胸部に作用した場合にみられ、胸骨のすぐ裏側にある心臓が、胸骨骨折の際に圧挫(あつざ)され、心挫傷(しんざしょう)(外力による心臓の損傷)や心破裂を起こすことが知られています。胸骨骨折は一般に横骨折で、骨折部の尾側(びそく)骨片が頭側(とうそく)骨片の下に潜り込んでいることが多くみられます。
- 肋骨骨折→直達外力、介達外力による
- 直達外力→肺損傷、介達外力→心・大血管損傷を合併する可能性高い
- 年少者:肋骨に弾性:肋骨骨折起こしにくい、高齢者:肋骨が脆い→簡単に骨折
- 骨折しやすい部位:第4〜8肋骨
- 第4肋骨より上:胸郭出口付近の血管損傷、第8肋骨より下→腹腔内臓器損傷を併発
- 胸骨骨折→心挫傷、心破裂を起こす
肋骨は肺や心臓・肝臓等を保護しているので、外圧で骨折した場合に内臓に重大な損傷を起こすことがありうるんですね。よくある骨折は横からの圧迫(転んだとかぶつけたとか)ではないでしょうか。
Q:治療法が詳しく知りたいです。あばら骨が…痛い…
あばら骨の治療法
あばら骨の治療法は?
A:治療法&アドバイス|あばら骨、お大事に!
肋骨骨折ということなのでしょうか?
1本や2本の骨折で特に変形がなければバストバンドのみで固定し、自然に治るのを待つことになると思います。
肋骨が複数個所折れている場合
複数の連続する肋骨が複数箇所折れている場合、フレイルチェストという状態になり、入院の上呼吸管理が必要になることもあります。肋骨骨折に気胸や血胸を合併した場合は胸腔にチューブを入れる処置が必要になることもあります。
肋骨骨折そのものに対して手術が必要になるケースはあまりありません。
お大事にしてください。
- 肋骨骨折の治療→1~2本の骨折、変形無し→バストバンドで固定、自然治癒
- 複数の連続する肋骨骨折→フレイルチェスト:入院の上呼吸管理必要
- 気胸・血胸を併発→胸腔にチューブを入れる必要があることも
- 肋骨骨折そのものに対して手術→必要なケースない
肋骨の骨折よりも、その内側にある臓器の損傷が気になります。当然の事ながら胸骨の裏には心臓がありますし、肋骨が肺を抱え込む形になっています。肝臓だってありますよね。これらも損傷したら大変なことですよ。
よくある原因を挙げてみよう…肋骨を骨折してしまうのはなぜか
肋骨骨折の原因
肋骨骨折の原因には2つあります。外部からの衝撃によって折れる場合と、疲労骨折と言われる疲労の蓄積によって折れる場合とに分けられます。
外部からの衝撃で多いのは、強く胸部を打つ、交通事故などにあったなどです。これは、誰でも起こりうる原因です。
疲労骨折はスポーツ選手がなりやすい
一方の疲労が原因の肋骨骨折は、スポーツ選手などがなりやすいのが特徴です。スポーツ選手の中でも特に、野球選手やゴルフ選手に多く、いずれも上半身をよく動かすスポーツというところが共通しています。
スイングする時に、同じ部分に継続的な負荷が加わるということが原因だと考えられています。また、高齢者になると、骨粗鬆症や柔軟性の低下によって、くしゃみや咳をしただけでヒビが入ったり、骨が折れるケースもあります。
- 骨折の原因:外部からの衝撃による骨折、疲労骨折
- 外部からの衝撃:胸を強く打つ、交通事故
- 疲労骨折:スポーツ選手(野球・ゴルフ)→上半身をよく動かす
- スイング→同じところに繰り返し負荷がかかる
- 高齢者:骨粗鬆症や柔軟性低下→くしゃみや咳で罅・骨折も
高齢者の場合、転んだり何かにぶつかっただけでも骨折しますからね。家の親も冬の間に滑って手すりにぶつかり罅が入りました。骨粗鬆症だったので、治療に1年もかかりました。気を付けましょうね。
全治を目指すなら「バストバンド」が必須!肋骨骨折の治療アイテムを詳しく知ろう
バストバンド(胸部固定帯)の正しい巻き方?
肋骨骨折も4回目となると、ノウハウも蓄積してくるもの。受傷後10日、、、日中はかなり楽になって来た、クスクス笑いも可能になり微笑みも戻る今日この頃。もちろん、爆笑ネタにはノータッチが鉄則。
前述したように固定が困難な肋骨骨折の唯一といっていい程の鎮痛法は可動性のある胸郭の動きを抑えて、肋骨が動かないようにすること。そうすることで、折れた肋骨が呼吸筋に引かれてずれたり、離れたりする度合いが少なくなり痛みはかなり軽減する。
その目的で、お約束のように整形外科で処方されるのが、バストバンド(胸部固定帯)という幅広の帯である。商品名はリブバンドだったりバストバンドだったりいろいろだけれども、結局構造はみな同じ。バストバンドは厚手の伸縮性の無い固定用の部分と胸郭を適度なテンションで締め付けるための伸縮性のある部分からなっている。
バストバンドを装着する際の、非常に大切なコツ(基本原則)
腰痛に用いる腰のベルトやコルセットとは異なり、バストバンドを装着する際には、非常に大切なコツというか基本原則がある。 すなわち、胸郭をもっとも縮小させた状態で固定する必要があるのだ、そうする事で肋骨は最下位に納まり、それ以上斜め下をむく事はなくなるし、またバンドで上方へ跳ね上がる事も出来なくなる、これで固定が成り立つわけである。
以上の、機構を理解した上で、バストバンドの正しい装着法を端的にのべれば、以下のようになる。1、息を軽く吸う
2、息を最後まで吐く
3、もう一息頑張って吐く
4、その状態のまま患部を覆うようにバストバンドを巻く
このとき、患部には伸縮性のないパッド部分があたるようにする。これで、折れた肋骨はにっちもさっちも動きにくくなるのだ。
当然、胸郭の拡張、収縮を防いで肋骨を固定するので呼吸はしにくくなり、腹式呼吸の補助が必要になります。ただし、注意点として、あくまで疼痛の軽減を目的とするものなので過度な締め付けは避ける。
特に、心臓病や呼吸器疾患のある人(心不全、肺気腫や気管支炎など)は強くしめないように注意が必要なことは言うまでも無いだろう。上手に使えば、強い見方、、、でも、やっぱり、クシャミや就寝時の痛みは如何とも、、。
これまで沢山お世話になってきたリブバンド(肋骨固定帯)、製品によってその使用感や効果もまちまちです。上位肋骨を痛めた場合にはズレ落ちやすいバストバンドだけれども、こちらは肩バンド付きの優れものです。
しかも、最近 黒カラーが追加されて、付けていても目立たずスタイリッシュ。長期使用の際でも、肩ベルトのみの別売りもある良心設計。
- 固定困難な肋骨骨折:鎮痛法→胸郭の動きを抑え、肋骨が動かないようにする
- 整形外科から処方→バストバンド
- バストバンドを装着する際のコツ:息を限界まで吐く→患部をバストバンドで巻く
- 胸呼吸しにくくなる→腹式呼吸が必要
- 心臓病・呼吸器疾患(心不全、肺気腫・気管支炎など)→強く締め過ぎない様注意
- 上位肋骨を痛めた場合→ズレ落ちやすいバストバンド:肩バンド付も
鎮痛剤は処方されないんですか?鎮痛剤で痛みを押さえられれば楽でしょうに。幹部が動かないようにバストバンドを巻くと呼吸し辛くなるのは仕方がないですが、お年寄りなんかはかなり辛いんじゃないでしょうか。